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VILTROX AF 35mm F1.2 LAB レンズレビューVol.2 遠景解像編

「VILTROX AF 35mm F1.2 LAB」のレビュー第二弾 遠景解像編を公開。F1.2から優れた結果が得られ、少し絞るとフレーム隅まで優れた結果を得ることができました。

製品提供について

このレビューは映像嵐株式会社より無償提供された製品を使用しています。
金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。

簡易的なまとめ

さすがに絞り開放はソフトな画質だろうと予想していたのですが…、F1.2から遠景の撮影に実用的な結果に驚きました。F2.8-F4まで絞ると、さらに優れた結果を得ることが可能。ざっと見た限りではコマ収差の影響も小さく、夜景のような撮影シーンで真価を発揮すると思われます。

As you might expect, I was expecting the maximum aperture to produce soft images, but I was surprised by the practical results I got when shooting distant scenery at F1.2. You can get even better results by stopping down to F2.8-F4. From what I could see, the impact of coma aberration was also small, so I think this lens really comes into its own in shooting night scenes.

VILTROX AF 35mm F1.2 LABのレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2025.4.13 くもり 微風
  • カメラ:α7R V
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:BA BAFANG BCA-01
  • 露出:ISO 100 絞り優先AE
  • RAW:Adobe Lightroom Classic
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズ補正オフ
    ・レンズ補正オフ

中央

F1.2の絞り開放から、球面収差や色収差が良く補正されています。(F1.2のサンプルがやや明るめなのは、NDフィルター無しで1/8000秒では適正露出に出来なかったため)

さらにF2.0まで絞ると細部のコントラストが改善、非常にシャープな結果を得ることが出来ます。F2.8でさらに改善しますが、見比べないと分からない程度。

周辺

中央と同じくF1.2から非常に良好。中央から画質低下の兆候はありません。F4まで絞ると細部まで際立つ結果を得ることが可能。

四隅

フレーム隅でも顕著な画質低下はありません。倍率色収差の影響も少なく、コントラストが少し低下したかな?くらい。絞ることで画質は徐々に改善し、F2.8-F4付近でピークに達します。この際の画質はとても良好で、中央と見比べても遜色ありません。

まとめ

さすがに絞り開放はソフトな画質だろうと予想していたのですが…、F1.2から遠景の撮影に実用的な結果に驚きました。F2.8-F4まで絞ると、さらに優れた結果を得ることが可能。ざっと見た限りではコマ収差の影響も小さく、夜景のような撮影シーンで真価を発揮すると思われます。
(コマ収差に関しては後日レビューします)

6100万画素でも大きな問題が見られないため、2400万画素や3000万画素、4500万画素センサーのカメラでは十分すぎるほどのパフォーマンス。VILTROX LABシリーズは同社の最高級ラインで間違いない。

購入早見表

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VILTROX AF 35mm F1.2 LAB
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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