「VILTROX AF 85mm F1.4 Pro」のレビュー第三弾 遠景解像編を公開。絞り開放からベストとは言えないものの、十分な解像性能を発揮。さらにF4くらいまで絞ると、全体的に優れた結果を得ることが出来ました。
製品提供について
このレビューは映像嵐株式会社より無償提供(2週間)された製品を使用しています。
金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。2週間と短い試用期間、購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。
簡易的なまとめ
F1.4の絞り開放から良好な結果が得られます。絞ればさらに改善しますが、F1.4でも十分な結果が得られるはず。もしも風景撮影などでベストな結果を得たいのであれば、少なくともF4-5.6まで絞るのがおススメ。
You can achieve good results with an aperture of F1.4. Stopping down will improve the results further, but F1.4 should be sufficient. If you want to achieve the best results for landscape photography, we recommend stopping down to at least F4-5.6.
VILTROX AF 85mm F1.4 Proのレビュー一覧
- VILTROX AF 85mm F1.4 Pro レンズレビューVol.3 遠景解像編
- VILTROX AF 85mm F1.4 Pro レンズレビューVol.2 解像チャート編
- VILTROX AF 85mm F1.4 Pro レンズレビューVol.1 外観・操作・AF編
遠景解像力
テスト環境
- 撮影日:2025.5.30 晴れ 微風
- カメラ:α7R V ILCE-7RM5
- 三脚:Leofoto LS-365C
- 雲台:BF BFA-01
- 露出:ISO 100 絞り優先AE
- RAW:Adobe Lightroom Classic 現像
・シャープネスオフ
・レンズ補正オフ
・ノイズ補正オフ
中央
F1.4の絞り開放では球面収差の影響が僅かに残存しているように見えます。しかし、6100万画素でも細部まで良好。F2まで絞ると残存収差が収束、優れた結果になる。F2.8-4でピークに到達。
周辺
解像性能は中央と比べて若干低下するものの、近距離解像チャートのような画質低下はありません。F4まで絞ると細部まで非常に良好。
四隅
よく見ると細部が甘いものの、F1.4の絞り開放から良好な結果。中央から隅に向かって、画質の大きな落ち込みはありません。ただし、ベストを尽くすのであれば、F4まで絞ると良いでしょう。
まとめ
F1.4の絞り開放から良好な結果が得られます。絞ればさらに改善しますが、F1.4でも十分な結果が得られるはず。もしも風景撮影などでベストな結果を得たいのであれば、少なくともF4-5.6まで絞るのがおススメ。
シグマほどシャープではないものの、F1.4で雰囲気のある風景写真を撮りたい場合はこちらのほうが適しているかもしれません。
購入早見表
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