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隅は甘いが良好な性能のレンズ|7Artisans AF 35mm F1.8

Sony Alpha Blogが七工匠「7Artisans AF 35mm F1.8」のレビューを公開。シグマやMeikeほどではないとしつつ、良好な中央解像や色収差補正を評価。

Sony Alpha Blog:7 Artisans 35mm F1.8

  • 外観:造りは非常に良好で、高品質な仕上がり。
  • 構造:レンズのファームウェアはUSB-Cポート経由でアップデート可能であり、拡張性が高い設計。
  • 携帯性:F1.8の大口径レンズとしてはかなり大きく、重量もある。携帯性は高くない。
  • 操作性:AF/MF切替ボタンとクリックレス絞りリングを備える。クリックレス絞りリングは動画撮影時に特に有用で、滑らかな操作が可能。
  • AF:AFは適度に高速であり、精度もおおむね80%程度と実用的であるが、時折ピントが外れることがある。連続撮影では被写体追従が良好。
    レビュー後に公開された新しいファームウェアにより、フォーカス精度が改善され、以前の問題はほぼ解消された。
  • MF:フォーカスブリージングは少なく、動画撮影にも適している。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:中央部は開放で良好、絞るにつれて向上し、F5.6で非常に優れたシャープネスを示す。四隅は平均的で、F4で良好となる。全体として平均的な性能。
  • 像面湾曲
  • ボケ:玉ボケは形が良く美しい。ただし最短撮影距離が約40cmと長いため、ボケ量は限定的で玉ボケも小さい。背景ボケは開放では柔らかいが、F2.8ではやや硬く見えることがある。
  • 軸上色収差:存在するが軽微。
  • 倍率色収差:低いが、場合によってはわずかに目立つ。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:歪みは中程度で、補正なしでは多少目立つ。
  • 周辺減光:F2で強く現れるが、F5.6まで絞ると解消する。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:フレア耐性は良好で、逆光下でもコントラストの低下が少ない。
  • 光条:F16で光条が確認できる。
  • 作例集
  • 総評:標準的で堅実な35mm F1.8レンズ。サイズと重量はやや大きいが、造りはしっかりしており、絞りリングの操作感も優秀。中央のシャープネスは良好で、F4以降でさらに描写力を発揮し、色再現性も非常に高い。色収差や歪曲はよく抑えられている。改善点としては、背景ボケの柔らかさと四隅のシャープさが挙げられる。
  • 競合について:シグマ35mm F2 DG DNとサムヤン35mm F1.8はいずれもソニーFE 35mm F1.8より優れた選択肢。肌色の描写が自然で、背景ボケもより柔らかい。サムヤンはわずかにシャープだが、シグマはボケの美しさと自然な色再現性で勝るため、全体的にバランスが良い。ただしシグマは価格がサムヤンより約50%高いが、ビルドクオリティははるかに優れる。
  • 備考

2025年夏に登場した七工匠の単焦点レンズで85mm・50mm・24mmに続く4本目のフルサイズ向けの製品。今のところ国内での取り扱いは限定的ながら、5万円台で入手可能。このクラスとしては安いほうですが、ソニー純正やシグマをはじめ、競合他社が多く存在するジャンルのため、よく考えてから購入を決めたいところ。

Sony Alpha Blogのレビューによると、シグマやMeikeほどの光学性能ではないとしつつ、良好な中央解像や色収差補正を評価。レンズサイズが大きいものの、コスパを重視する場合は一つの選択肢となりそうです。

七工匠 7Artisans AF 35mm F1.8 最新情報まとめ

7Artisans AF 35mm F1.8
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レンズの仕様

レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 35mm
レンズ構成 8群11枚
非球面レンズ 2枚
高屈折率レンズ 2枚
EDレンズ 1枚
開放絞り F1.8
最小絞り F16
絞り羽根 11枚
最短撮影距離 0.4m
最大撮影倍率 不明
フィルター径 62mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング
サイズ φ72×92mm
重量 426g
防塵防滴
AF STM
絞りリング あり
その他のコントロール Fnボタン
AF/MFスイッチ
付属品 レンズフード

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