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TTArtisan AF 17mm F1.8 C レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編

「TTArtisan AF 17mm F1.8 C」のレビュー第六回 周辺減光・逆光編を公開しました。

おことわり

PERGEARより無償貸与の製品を使用しています。
レビューにあたり金銭の授受や内容への指示は全くないことを冒頭に明記させていただきます。

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簡易的なまとめ

周辺減光が絞り開放で目立つため、無補正の場合は適性露出で少し暗く写ります。少しプラスに補正するか、適切な測光方式を選ぶ必要あり。ただし、F4付近まで絞ると問題ありません。レンズプロファイルによる補正も可能性ですが、カメラによって過補正となる場合があります。

テスト撮影ではゴーストやフレアが目立ちましたが、実写で苦戦することはそう多くありません。少なくとも屋外日中では6本の光条をフレームに入れやすい面白いレンズと感じました。

Vignetting is noticeable at wide-open apertures, so without correction, images will appear slightly underexposed even at the correct exposure setting. You’ll need to apply a slight positive exposure compensation or select an appropriate metering mode. However, this issue disappears when the aperture is stopped down to around f/4. Correction using lens profiles is also an option, but depending on the camera, this may result in overcorrection.

While ghosting and flare were noticeable in test shots, they rarely pose a problem in actual photography. At the very least, I found it to be an interesting lens that makes it easy to capture six sun rays within the frame during daylight hours outdoors.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

TTArtisan AF 17mm F1.8 Cのレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

周辺減光とは、画面の中央に比べて四隅や周辺部分が暗く写る現象。英語では「ビネッティング(Vignetting)」とも呼ばれる。

本来は画面全体が同じ明るさで写るのが理想ですが、レンズの構造上、周辺部へ届く光の量が中央より少なくなることがあります。その結果、写真の四隅がわずかに暗くなり、特に青空や白い壁など均一な被写体を撮影すると目立ちやすい。

周辺減光は広角レンズや大口径レンズで発生しやすく、開放F値付近で最も強く現れることが多い。レンズを1〜2段ほど絞ると改善する場合が多く、近年のミラーレスカメラではソフトウェア補正によって自動的に軽減。

一般的には欠点として扱われるものの、必ずしも悪い現象とは限りません。画面の四隅が暗くなることで視線が中央へ集まりやすくなり、ポートレートやスナップ写真では雰囲気作りに役立つ場合もあります。そのため、あえて補正せずに利用する写真家もいるくらい。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)で補うため、センサー由来のノイズが発生する原因となる点には注意。特に夜景や星空の撮影などで高感度ISOを使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

最短撮影距離

F1.8で少し強めの減光効果が発生。F2.8まで絞ると少し改善しますが、完全に抑えたい場合はF4.0くらいまで絞る必要があります。カメラ側のプロファイルを利用可能でしたが、過補正でうまくいきません。補正オフ推奨。

無限遠

近距離よりも強めの減光が発生します。F2.8まではかなり目立ちますが、近距離と同じくF4.0まで絞ると解消します。

逆光耐性

逆光耐性とは

逆光耐性とは、太陽や強い照明が画面内、または画面のすぐ外にある状況で、画質をどれだけ維持できるかを示す性能。

逆光下では、レンズ内で光が反射・散乱することで「フレア」や「ゴースト」が発生。フレアは写真全体が白っぽくなってコントラストが低下する現象で、ゴーストは光源の形をした模様や色付きの像が画面内に現れる現象。

逆光耐性が高いレンズは、強い光源が画面内にあってもコントラストや色の再現性を維持しやすく、フレアやゴーストの発生も少ない。近年のレンズでは特殊コーティングの採用により大幅改善。

ただし、逆光耐性が優れていても完全にフレアやゴーストをなくすことは難しい。特に超広角レンズやズームレンズでは光学設計上の制約から発生しやすい場合があります。

レンズレビューで「逆光耐性が優秀」と評価される場合、太陽を画面に入れた撮影でも画質の低下が少なく、安定した描写が期待できることを意味しています。

中央

TTArtisanらしく、完璧な逆光耐性からは程遠い。絞り開放付近ではフレアやゴーストの影響が強く、絞るとゴーストが増加します。初期のAFレンズと比べると改善していますが、他の中国レンズメーカーよりもやや悪い。

光源を隅に移動するとフレアの影響は緩和します。絞ってもゴーストの発生は抑えられていますが、主張の強い光条が発生。

光条

光条とは

光条とは、太陽や街灯などの強い点光源から放射状に伸びる光の筋のこと。英語では「サンスター(Sunstar)」とも呼ばれる。

光条は主にレンズを絞ったときに発生しやすく、絞り羽根の枚数や形状によって見え方が変化。例えば、夜景の街灯が星のように見えるのは光条の効果によるもの。

光条がシャープで均一なレンズは、風景写真や夜景写真を好む撮影者から高く評価されます。一方、光条が太かったり不揃いだったりすると、見栄えがやや不自然。

一般的に開放F値では光条はほとんど目立たず、F8〜F16程度まで絞ると現れやすくなる。ただし、絞りすぎると回折の影響で解像感が低下するため、光条の強さと画質のバランスを考慮する必要があります。

レンズレビューで「美しい光条が得られる」と評価される場合、夜景やイルミネーション撮影で点光源を印象的に表現しやすいことを意味しています。逆に「光条が不規則」と評価される場合、光の筋の長さや形が揃わず、やや雑然とした印象になることを示しています。

実写で確認

6枚偶数羽根の絞りを採用しており、絞ると6本の光条が発生します。F5.6付近から明瞭な光条ですが、先端は分散。絞っても分散傾向が続き、先細りするのはF16の最小絞りのみ。

まとめ

周辺減光が絞り開放で目立つため、無補正の場合は適性露出で少し暗く写ります。少しプラスに補正するか、適切な測光方式を選ぶ必要あり。ただし、F4付近まで絞ると問題ありません。レンズプロファイルによる補正も可能性ですが、カメラによって過補正となる場合があります。

テスト撮影ではゴーストやフレアが目立ちましたが、実写で苦戦することはそう多くありません。少なくとも屋外日中では6本の光条をフレームに入れやすい面白いレンズと感じました。

購入早見表

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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