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Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8 レンズレビューVol.2 解像チャート編

「Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8」のレビュー第二回 解像チャート編を公開。

製品提供について

このレビューは焦点工房より無償提供(2か月)された製品を使用しています。
金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。

簡易的なまとめ

至近距離では他社よりも周辺・隅のパフォーマンスが低下します。あくまでも最短撮影距離付近の話なので、少し離れて撮影すると問題無しと感じる場合が多いはず。とはいえ、テスト条件下では競合他社よりもパフォーマンス低下が目立ちます。

ただし、撮影距離や焦点距離に関係なく、ズーム中央は非常に優れた結果が得られました。被写体を中央や中央付近に配置する限り、F2.8からパンチのある解像感が得られることでしょう。

At very close range, performance in the periphery and corners is lower than that of competing models. Since this is strictly limited to shooting at or near the minimum focusing distance, you’ll likely find that there’s no issue if you shoot from a slightly greater distance. That said, under test conditions, the drop in performance compared to competitors is noticeable.
However, regardless of shooting distance or focal length, the center of the zoom range produced excellent results. As long as you position the subject in the center or near the center, you’ll likely achieve impressive resolution starting at f/2.8.

Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8のレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:
  • 交換レンズ:
  • パール光学工業株式会社
    「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル(外せない)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)
  • 24mmは最短撮影距離が長く、定型チャートを所定の倍率で撮影できません。このため28mmよりテストを開始。

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

28mm

中央は非常にシャープですが、周辺や隅に向かって性能が大幅に低下します。像面湾曲の影響があるので、ピントを合わせる位置によって結果が変動。ただし、周辺や隅にピントを合わせたとしても良好な結果は期待できません。

安定した結果を得るためには、少なくともF8やF11まで絞りたいところ。

今回の結果はあくまでも「至近距離でのパフォーマンス」であって、一般的な撮影距離でのテスト結果と乖離している場合があります。とはいえ、本製品は至近距離におけるパフォーマンス低下が他社よりも少し目立つ印象あり。

数値確認
Center Mid Corner
F2.8 4552
F4.0 4520
F5.6 4486
F8.0 4258 3041 2126
F11 4178 2930 2835
F16 4242 3529 3097
F22 3999 3337 3256

35mm

引き続き、中央はF2.8から優れた結果が得られます。周辺や隅は絞り開放の結果こそ悪いものの、少し絞ると改善。F8-11まで絞れば、十分に実用的な結果となりました。

数値確認
Center Mid Corner
F2.8 4238
F4.0 4744 2225
F5.6 4725 2838 2193
F8.0 4691 3823 2958
F11 4728 3873 3614
F16 4372 3762 3358
F22 3780 3491 3030

50mm

中央は望遠端でも優れた結果。周辺もまずまず良好ですが、F8まで絞ることで中央に近い結果となります。隅はF2.-4で甘いものの、F5.6-8で急速に改善します。

数値確認
Center Mid Corner
F2.8 4318 2930
F4.0 4825 3282
F5.6 4825 3746 2923
F8.0 4824 4728 4110
F11 4825 4490 4160
F16 4527 4085 3996
F22 3641 3611 3227

競合製品比較

ソニー「FE 24-50mm F2.8 G」と比較。
Thypockと比べると、近距離でも周辺や隅の性能がまずまず良好。どの焦点距離でも数値が得られるくらいには結像が安定しています。

まとめ

至近距離では他社よりも周辺・隅のパフォーマンスが低下します。あくまでも最短撮影距離付近の話なので、少し離れて撮影すると問題無しと感じる場合が多いはず。とはいえ、テスト条件下では競合他社よりもパフォーマンス低下が目立ちます。

ただし、撮影距離や焦点距離に関係なく、ズーム中央は非常に優れた結果が得られました。被写体を中央や中央付近に配置する限り、F2.8からパンチのある解像感が得られることでしょう。

購入早見表

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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