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2019年9月26日付けでニコンの気になる特許出願が公開されています。ミラーレス用APS-C専用レンズの特許出願は珍しいですねえ。どうやらVR(=光学手ぶれ補正)搭載のようですが…。
- 【公開番号】特開2019-164377(P2019-164377A)
- 【公開日】2019年9月26日
- 【発明の名称】変倍光学系及び光学機器
- 【出願日】2019年6月4日
- 【出願人】
【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン- 【課題】小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系及び光学機器を提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 24.70-82.45 24.70-82.45 24.70-82.45 F値 2.88-4.12 2.88-4.18 2.88-4.17 半画角 41.2-14.4 41.2-14.4 41.2-14.4 像高 19.55-21.63 19.53-21.63 19.51-21.63 BF 25.126-43.854 19.550-18.000 18.993 レンズ全長 143.097-175.036 143.097-175.269 143.096-175.621 実施例7 実施例8 実施例9 焦点距離 16.48-58.20 16.48-58.20 16.48-58.22 F値 2.85-3.99 2.88-4.60 2.88-4.12 半画角 40.8-13.6 40.8-13.8 40.8-13.8 像高 12.66-14.25 12.51-13.93 12.53-13.92 BF 13.112-39.181 13.038-33.683 13.038 レンズ全長 13.112-39.181 13.038-33.683 106.299-144.292 スポンサーリンク
バックフォーカスを考慮するとミラーレス用のフルサイズ・APS-C対応標準ズームレンズと言ったところでしょうか。手ぶれ補正「VR」を組み込んでいる点でこれまでの特許と異なりますね。既にニコンはボディ内手ぶれ補正を搭載しているため、レンズ側に光学手ぶれ補正を搭載する意味合いは少ないと思いますが…。
また、ニコンとしては珍しいAPS-C用ミラーレスレンズの特許出願でもあります。既に「Nikon Z50」というカメラの登場が噂されていますが、ボディ側に手ぶれ補正ユニットを搭載していないのであれば「VR」搭載レンズであるのも頷けますね。ソニーや富士フイルム、キヤノンと言ったAPS-Cミラーレスメーカーでもボディ内手ぶれ補正を搭載しているモデルは限られています。
少し気になったのは対応するセンサーフォーマットを考慮した時、広角側で像高が不足していること。ここ最近登場したキヤノン「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」も(補正抜きのRAWだと)広角端の四隅がケラレるので、同じように画像処理を前提としたレンズなのかもしれません。
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