SONYレンズ レンズ 機材レビュー 管理人レビュー

ソニーFE 20mm F1.8 G 交換レンズ徹底レビュー【外観・AF編】

このページではソニーのミラーレス用交換レンズ「FE 20mm F1.8 G」のレビューを公開。連載4回目はレンズの外観や操作性、α7 IIIに装着した際のAF動作をチェックしています。

レンズのおさらい

主な特徴

  • メーカー:ソニー
  • 商品ページ
  • 仕様表
  • 発売日:2020年3月13日
  • 対応マウント:ソニーEマウント
  • 2020年3月現在でソニー製レンズで最も広い画角をカバーする単焦点レンズ
  • 久しぶりの「G」単焦点レンズ
  • フッ素コーティング
  • XDリニアモーター
  • 絞りリング+デクリック機構
  • フォーカスホールドボタン
  • 67mmフィルター対応
  • 防塵防滴仕様

α7シリーズ開始からかなり長い時間かかりましたが、ようやく超広角単焦点レンズが登場しました。2020年に登場したソニー製フルサイズ対応Eマウントで最も画角の広い単焦点レンズです。

FE用としては珍しい「G」シリーズの単焦点レンズであり、「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」に次いで2本目となります。無印「FE 28mm F2」「FE 35mm F1.8」と異なり、絞りリングやフッ素コーティング、しっかりとした防塵防滴仕様などで差別化されています。その一方、価格設定は10万円を超えているので注意。

20mmの広角レンズながら撮影倍率が「0.20?0.22倍」と高く、優れた接写性能を発揮します。F1.8の大口径と組み合わせることで20mmながら大きいボケを楽しむことが出来そうですね。

フォーカス駆動にはGMシリーズと同じ「XDリニアモーター」を使用しており、非常に高速で静かなオートフォーカスが期待できます。ただしブリージングはそれなりに目立つので動画撮影時は気を付けたほうが良いでしょう。

防塵防滴仕様の明るい超広角レンズとしてはレンズサイズが小さく、そして軽量デザイン。取り回しの良い広角単焦点となっています。タムロン「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F050」と比べて遥かに高価ですが、予算があればコチラがおススメ。

FE 20mm F1.8 G
ソニー直営オンラインストア icon
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
e-BEST   ノジマ PayPay
直営店?icon キタムラで中古品を探す

箱・付属品

従来通りオレンジ色の箱。「G」シリーズのマークが特徴的ですね。
箱のサイズは19.5×11.5×10.5cm。レンズサイズと同じくコンパクトな外箱です。

側面にはレンズの特徴を示す表記があります。
「Nano ARコーティング」「AAレンズ」「EDレンズ」「XDリニアモータ」「絞りリング/クイックスイッチ」「防塵防滴」「フッ素コーティング」「リニア応答性フォーカスリング」「レンズフード&ケース」。
フォースリングのタイプが書いてあるのは面白いなと思いました。動画撮影やMFを重視するスチールでは重要なポイントと言えそうですね。

特にこれと言って書くことも無いので先へ進みましょう。

内容

  • FE20mm F1.8 G本体
  • レンズフード ALC-SH162
  • レンズケース
  • 前後キャップ
  • 説明書
  • 保証書

外観

全体的なデザインはGシリーズらしいものとなっています。
外装は主にシボ塗装の施されたプラスチック製。無印FE・ZAレンズのような金属外装ではありませんが、頑丈で高級感のある仕上がりです。

フォーカスリング・絞りリング(クリックスイッチ)・フォーカスホールドボタン・AF/MFスイッチを備えています。この画角の単焦点レンズで必要なコントロールは全て備えていると言っても過言では無いでしょう。

ハンズオン

サイズ「73.5×84.7mm」、重量「373g」と20mm F1.8のレンズとしてはコンパクトです。似たようなパラメータのレンズと比較すると…。

ソニーFE20mm F1.8 Gが最軽量であることが分かります。携帯性が非常に良好な20mmと言えるでしょう。実際、手に取ってみると非常に軽く、長時間の手持ち撮影が苦にならないと感じます。

レンズフード

超広角用の小さなレンズフードが同梱しています。もちろん無いよりあったほうが良く、前玉保護の観点からもレンズフードを装着しておくべきでしょう。特にこのレンズは接写性能が高い(前玉を被写体にぶつけやすい)ので装着しておくことをおススメします。

レンズフードはプラスチック製で内側には反射防止用のマットブラックな塗装が施されています。装着はバヨネット式ですが、ロックする仕組みはありません。

前玉・後玉

フィルターは67mm径に対応。ニコンのNIKKOR ZやAF-S 20mm F1.8の77mm径よりもかなり小さく、トキナーFiRiN 20mmの62mm径より少し大きいタイプを使用します。

フィルター径のサイズは「FE 24mm F1.4 GM」や「FE 85mm F1.8」、そしてタムロン「Di IIIシリーズ」と同じです。他にも複数のツアイスBatisシリーズにも対応しているので使い回しやすいフィルター径ですね。

レンズマウントは金属製。周辺には防塵防滴用のゴム製シールが施されています。無印FEレンズは防塵防滴に配慮した設計でもレンズマウント周囲にゴムシールはありません。耐候性はGシリーズらしい仕様と言えるでしょう。

レンズを固定しているビスは4本。後玉はフレアカッターの背後で固定されています。

フォーカスリング

約20mm幅のフォーカスリングは滑らかに動作します。滑らかですが個人的には抵抗が弱く、少し揺るぎると感じます。MFだと少し触れて誤操作の元となりそう。

フォーカスリングはリニアなレスポンスで動作します。接写から無限遠までの回転量はおよそ180度。精密操作には十分なストロークと言えますが、素早い操作には少し不向きと感じるかも。フォーカスリングは緩いものの、長いストロークで近距離のピント合わせが苦になることはありませんでした。

そもそも論として、AFの精度がとても良好なのでMF操作の必要性は低いはず。

絞りリング

絞リングの幅は約1cm、滑り止めの山がある部分は5mmほど。
F値の操作は1/3段ごとに動作、F22からさらに左側へ回すと「A」ポジションとなりカメラ側での制御が可能となります。

リングの抵抗は強く、緩いフォーカスリングと比べると誤操作は絶対的に少ないはず。無段階調整時も正確に操作できる抵抗量だと思います。

無段階調整は動画で最も滑らかな動作となり、静止画で使うと絞り羽根の動作がぎこちなくなります(まあ、静止画の際に滑らかである必要はありませんが…)。

ソニーα7 IIIはカメラ側制御でF値の操作にタイムラグがあるので絞りリングの存在は大きい。個人的には富士フイルムより積極的に絞りリングを搭載して欲しいメーカーなのです。

α7 III装着例

α7 IIIとの組み合わせは良好。フロントヘビーになることなく、バランスが取れています。片手での手持ち撮影も簡単。

レンズ・グリップ間のクリアランスは良好。厚手のグローブを装着しない限り窮屈と感じることは無いはず。

オートフォーカス

フォーカス駆動は「XDリニアモーター」を使用。静音性が高く、高速フォーカスが期待できます。「電光石火」というには少し速さが足りないものの、非常に高速なオートフォーカスであることは間違いありません。

AF-Sは初動から力強いフォーカス速度を発揮し、合焦へ至るまでにピントの迷いが少なく正確に動作します。タムロン20mm F2.8と比べると明らかに動作が速く快適と感じました。

AF-CはAF-Sほど高速ではありませんが、滑らかで自然な動作となります。ピント位置までの動作がさらに正確となり、無駄なハンチング動作はまったくありません。

フォーカスブリージングは少し目立ちます。近距離で画角が少し広くなり、無限遠で少し狭くなります。

ちなみにリニアモーターのため、電源をオフにすると磁力が無くなりレンズ内でカコカコと音がします。壊れないとは思いますが、むやみやたらにレンズを振るのはおススメしません。

雑感

満足度:95点

単焦点レンズに必要なコントロールを全て備えつつ、小型軽量に上手くまとめられたレンズです。他社もこのレンズデザインを見習ってほしいところ。ただし、フォーカスリングは若干緩すぎると感じるので、個人的にはもう少し抵抗感があると良かったです。

外装はプラスチックですが、クオリティや耐久性の面で不安と感じることはありません。耐候性もしっかりとしています。

オートフォーカスはXDリニアモーターを使用しており静かで高速、そして正確に動作します。ブリージングは皆無ではありませんが、周辺まで安定したフォーカス精度を実現しています。

全体的に見て、「無印」とは一線を画す操作性と機能性を備えたレンズです。安いレンズではありませんが、機能的で便利なレンズと感じるはずです。

新品・中古を探す

FE 20mm F1.8 G
ソニー直営オンラインストア icon
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
e-BEST   ノジマ PayPay
直営店?icon キタムラで中古品を探す

関連記事

サイト案内情報

ソニーレンズ関連記事

Facebook

Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。

「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。

-SONYレンズ, レンズ, 機材レビュー, 管理人レビュー
-