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キヤノンのマルチロールダイヤルに関する特許出願

2023年1月20日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。特許ではリアダイヤルに押し込み式ボタンのギミックを付け加える面白い構造のようです。

概要

  • 【公開番号】P2023009898
  • 【公開日】2023-01-20
  • 【発明の名称】マルチロールダイヤル
  • 【出願日】2021-07-08
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】 回転操作中の誤操作を防止する複合操作が可能な回転操作部材を提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    従来、ダイヤルなどの回転揺動式操作部材を有する電子機器において、回転操作部材の回転動作と揺動操作の複合操作が可能な構成が提案されてきた。
  • 【0005】
    しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、回転操作と揺動動作を生み出す手段が複数必要になってしまうほか、回転操作中に誤って揺動操作してしまう懸念がある。
  • 【0006】
    そこで、本発明の目的は、回転動作と揺動動作を共通の部材で行いつつ、回転操作中の誤操作を防止する回転揺動式操作部材を提供することである。
  • 【発明の効果】
    【0009】
    本発明によれば誤操作を防止しつつ、回転と揺動操作が可能な、即時性に優れた複合操作部材を提供することができる。

今回の特許ではリアダイヤルを垂直方向に押し込むことでボタンのように機能する構造が示されています。これが実際にカメラへ搭載する機能となるのか不明ですが、多機能化するカメラの操作部が増えるのは歓迎できそう。EOS R7やR10でマルチコントローラー(ジョイスティックではないほう)に機能を割り当てることが出来るようになりましたが、背面ホイールを搭載するフルサイズカメラは登録できるボタンが少なかったりします。もちろん複合的なコントロールはしばしば誤操作の元となりますが(例えば富士フイルムカメラのダイヤル)、今回の特許はそのあたりも考慮した構造となるようです。

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