2022年7月8日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。反射光学系、いわゆるミラーレンズでAFに対応するための仕組みに関する特許のようですね。
概要
- 【公開番号】P2022103610
- 【発明の名称】レンズ装置、撮像装置、レンズ装置の制御方法、およびプログ
- 【出願日】2020-12-28
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】反射光学系を用いた場合に正確なデフォーカス量を検出可能なレンズ装置を提供する。
- 【0005】
しかしながら、特許文献1、2に開示された構成では、反射望遠レンズ(反射光学系)において光束の中央部が遮蔽される場合に、AF光束のケラレ方の変化に応じた像信号の補正および変換係数の算出が行われず、焦点検出誤差が生じてしまう。- 【0006】
そこで本発明は、反射光学系を用いた場合に正確なデフォーカス量を検出可能なレンズ装置、撮像装置、レンズ装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
ここ最近はキヤノンのミラーレンズに関する特許出願がいくつか公開されています。過去には手ぶれ補正と絞りを搭載した光学系や1200mmや2000mmをカバーする非常に焦点距離が長いミラーレンズの特許出願が公開などが存在。今回の特許出願はAFミラーレンズを実現するための布石のようですね。
2022年3月23日に公開された特許出願の光学系は、確かにフォーカスレンズ群が小さく、従来のモーター駆動で動作できそうなサイズに抑えられています。特許出願の存在で将来の新製品が確定するわけではありませんが、ひょっとしたら、AFミラーレンズのリリースを検討しているのかもしれませんね。
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