このページでは一眼カメラ用交換レンズ「FE 24-70mm F2.8 GM」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2017.3.7:The Digital Pictureを参考サイトに追加。倍率・軸上色収差をはじめ、諸収差を目視で確認できます。
- 2017.1.8:Photozoneのレビューを追加、やや辛口ですね。確かにサイトが指摘する玉ボケにはアスフェリカルな紋様が出てしまっていますね。
データベース
レビュー
購入早見表
FE 24-70mm F2.8 GM | |||
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
名称 | FE 24-70mm F2.8 GM | |
---|---|---|
型名 | SEL2470GM | |
レンズマウント | ソニー Eマウント | |
対応撮像画面サイズ | ●35mmフルサイズ | |
焦点距離(mm) | 24-70 | |
焦点距離イメージ(mm) *1 | 36-105 | |
レンズ構成 (群-枚) | 13-18 | |
画角 (APS-C) *1 | 61°-23° | |
画角 (35mm判) | 84°-34° | |
開放絞り (F値) | 2.8 | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 9 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.38 | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.24 | |
フィルター径 (mm) | 82 | |
手ブレ補正 | - (ボディ側対応) | |
テレコンバーター (1.4x) | 非対応 | |
テレコンバーター (2.0x) | 非対応 | |
フードタイプ | 花形バヨネット式 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 87.6 x 136 | |
質量 約 (g) | 886 | |
付属品 | ||
フード (型名) | ALC-SH141 | |
レンズフロントキャップ | ◯ALC-F82S | |
レンズリヤキャップ | ◯ALC-R1EM | |
ケース | ソフトキャリングケース |
超高画素時代の寵児「GMシリーズ」誕生
概要
ついに登場したソニーαEマウント用の大口径標準ズーム。
α7RIIを筆頭にした「超高画素機」に対応するべく「Gシリーズ」の上位にあたる「GMaster シリーズ」となる。
非球面レンズを3枚(内、超高度非球面レンズを含む)に特殊低分散ガラスを2枚使用しているゴージャスなレンズは、徹底して諸収差を補正して色にじみを抑制している。これでカリッカリな解像度じゃないわけがない。是非ともα7RIIとセットで使いたいところ。
焦点距離全域において、安定した描写性能は開放から非常に良好。最大撮影倍率は0.24倍とこのクラスのレンズとしては一般的な倍率なので、テレ端では小さい被写体を引き寄せやすいがワイ端ではやや不満が出るかもしれない。
小三元のツアイスブランド『Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS』と比べると、価格・重量はひと回り違う。光学性能優先の為、ミラーレス一眼カメラのレンズとしては重量度外視のヘビー級に仕上がっている。α7シリーズに装着するとフロントヘビーとなるので、お世辞にもバランスが良いとは言えない。
光学性能を追求する為かレンズ内の光学手ぶれ補正は非搭載だ。といっても、α7IIシリーズからはボディ内の手ぶれ補正を利用する事が出来るので、そう困ることは無いだろう。ボディ内手ぶれ補正が無いα7シリーズで使う場合には注意が必要だ。
海外の評価
CAMERA LABS
外観・操作性・AF
- 2016年に登場した初期頃のGMシリーズだ。
- サイズは88×136mmだ。シグマは88×125mm、タムロンは73×118mmである。
- 重量は886gだ。シグマは827g、タムロンは540gである。
- 70mmにおける撮影倍率はシグマやタムロンと同程度だが、24mm時の撮影倍率はシグマが有利だ。
- フォーカス操作は非リニアでタムロンと似ている。動画撮影滑らかなMFは非常に難しい。シグマはほぼリニアな操作である。
- 2200ドルと非常に高価だが、他社の純正ミラーレスレンズよりも低価格だ。ただし、シグマやタムロンはより安い。
- 防塵防滴仕様のレンズだ。シグマも同様だが、タムロンはマウントのみシーリングが施されている。
- フォーカス精度に問題は無いが、近側からのAFだとシャープネスが平均6%低下する。
- ズームリングのストロークは約75度だ。24mm幅のゴム製リングで動作は固いため指一本での操作は難しい。
- フォーカスリングの幅は18mmだ。とても滑らかだが、誤操作しやすい。
- フォーカスブリージングは極僅かだ。
画質
- 軸上色収差は僅かだ。実写でもコントラストの高い領域で僅かに色ずれが見られる程度である。
- シャープネス
・APS-C領域内でとてもシャープだ。35mmから70mmにかけて少しソフトとなる。
・24mmの四隅は悪く無いものの、非点収差の兆候が見られる。
・50mmはAPS-C領域の隅がソフトだ。
・70mmはソフトな描写だ。四隅に向かっていくらか像面湾曲の影響も見られる。 - シャープネス(シグマ・タムロン比較)
・24mmでは中央がシグマより少しシャープだ。
・28mmはシグマ・タムロンとよくているが、中央はシグマとタムロンが少し良好だ。
・35mmはAPS-C領域でシグマ・タムロンと同等だ。四隅はソニーが遥かに良好だ。
・50mmはタムロンが最もシャープだ。
・70mmはタムロンが最もシャープでソニーが最もソフトだ。 - 遠景解像
・24?35mmは全体的にとてもシャープだ。四隅におけるパフォーマンス低下はあまり気にならない。
・50mmに到達するとAPS-C領域がソフトとなるが、四隅は高解像を維持している。
・70mmは全体的ソフトだ。中央でもコントラストが低下している。 - 遠景解像(シグマ・タムロン比較)
・24mmはシグマと同等だ。
・28mmは3本とも同じだ。
・35mmはAPS-C領域でシグマと同等だが、四隅はソニーが良好だ。タムロンはAPS-C領域で少しソフトとなる。
・50mmはほぼ同等に見えるが、ソニーはAPS-C領域で少しソフト、四隅はより良好だ。
・70mmはAPS-C領域でシグマが最もシャープに見える。 - 周辺減光は24mmで約1EVの減光が発生する。
- 歪曲収差は24mmで明らかな陣笠状の樽型歪曲だ。70mmでは糸巻き型となる。
- コマ収差はシグマと同じく良好に補正されている。タムロンはコマ収差補正が少し悪い。70mmにおける補正はシグマ・タムロンと同程度だ。
- 玉ねぎボケはシグマが最も良好な状態だ。ソニーはタムロンほど玉ねぎボケが強くない。
- 前後のボケはソニーが最も柔らかい。
- 接写時のパフォーマンスはシグマより遥かに良好、タムロンより僅かに優れている。
- 逆光時はフレアやゴーストが多数発生する。パフォーマンスはシグマと同等だ。
- 光条の描写はタムロンと同等、シグマよりも優れている。
- 28-75mm F/2.8 Di III RXD
・APS-C領域で驚くほどシャープなレンズだが四隅はソニーよりソフトとなる。
・小型軽量・低価格なので、予算が限られている人にとって選択肢となる。
・ソニーと比べるとボケが硬く、24mmの広い画角をカバーしていない。 - 24-70mm F2.8 DG DN
・ロックスイッチやFnボタンなどソニーと同等の機能を備えている。
・さらにマウント交換サービスに対応している。
・ソニーと比べて低価格だが、APS-C領域がシャープで軸ジュ色収差の影響が無く、逆光耐性も良好だ。
・オートフォーカスは信頼できる。
・被写体に近寄るほど描写がソフトになる点には注意が必要だ。
・ベストな選択肢とは言えないが、明らかにおススメできるレンズである。
高い光学性能とハイエンドらしい機能性がセットとなった大口径標準ズームレンズだ。とてもシャープで高コントラスト、良好なボケと色収差補正はGMシリーズの評判を確立するのに役立った。
今はタムロンとシグマが参入し、特に望遠端はソニーと同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮している。そろそろリニューアルの頃合いだと思うが、それでもFE24-70mm F2.8 GMはおススメできるレンズだ。
長所:F2.8ズーム・APS-C領域でシャープ・軸上色収差が小さい・低照度におけるシャドウの描写・24mm以外でバリフォーカルの傾向が目立たない
短所:70mmで明らかにソフト・AF性能はシャープネスを最適化していない可能性がある
CAMERA LABS:Sony FE 24-70mm f2.8 GM review
Mobie01 ミラーレス6社の24-70mm F2.8 徹底比較
無反 24-70mm f/2.8 大集評!Canon / Nikon / Panasonic / Sigma / Sony / Tamron 頂尖對決!
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レンズの紹介
- RF24-70mm F2.8L IS USM
・光学手ぶれ補正を搭載した唯一のレンズ
・コントロールリング搭載
・対応カメラの解像性能が最も低い(EOS R:3000万画素) - NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
・驚くべきシャープネス
・情報表示パネル
・コントロールリング搭載
・Fnボタン搭載 - FE 24-70mm F2.8 GM
・ミラーレス用24-70mm F2.8としては最古
・最も解像度の高い6100万画素のカメラと組み合わせ可能 - LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
・側面にボタン無し
・クラッチ式のフォーカスリング
・最も大きなレンズ - 24-70mm F2.8 DG DN
・ソニーGMの半値 - 28-75mm F/2.8 Di III RXD
・軽量
・28mm始まり
C | N | P | Si | So | T | |
マウント | RF | Z | L | FE | ||
ボディ | R | Z 7 | S1R | α7R III | ||
画素数 | 30.3MP | 45.7MP | 47.3MP | 42.4MP | ||
焦点距離 | 24-70mm | 28-75mm | ||||
絞り値 | F2.8-F22 | |||||
レンズ構成 | 15群21枚 | 15群17枚 | 16群18枚 | 15群19枚 | 13群18枚 | 12群15枚 |
特殊レンズ | ASPHx3 UDx3 |
ASPHx2 EDx2 |
ASPHx3 UHRx1 EDx4 |
FLDx6 SLDx2 ASPHx3 |
XASPHx1 SEDx1 EDx1 |
MASPHx1 HASPHx2 LDx1 XLDx1 |
絞り羽根 | 9 | 9 | 11 | 11 | 9 | 9 |
倍率 | 0.3 | 0.22 | 0.25 | 0.34 | 0.24 | 0.34 |
最短 | 21cm | 38cm | 37cm | 18cm | 38cm | 19cm |
駆動 | NanoUSM | STM | LM+STM | STM | DDSSM | STM |
MF切替 | スイッチ | スイッチ | クラッチ | スイッチ | スイッチ | なし |
ズームロック | あり | なし | なし | あり | あり | なし |
絞り操作 | 可能 | 可能 | 非対応 | |||
手ぶれ補正 | 5段 | なし | ||||
フィルター | 82mm | 67mm | ||||
直径 | 8.9cm | 8.9cm | 9.1cm | 8.8cm | 8.8cm | 7.3cm |
全長 | 12.6cm | 12.6cm | 14cm | 12.3cm | 13.6cm | 11.7cm |
重量 | 900g | 805g | 935g | 835g | 886g | 550g |
カメラ+ | 1560g | 1480g | 1833g | 1492g | 1543g | 1207g |
オートフォーカス
- 広角側のフォーカス速度はキヤノン>ソニー>ニコン>シグマ>タムロンだ。パナソニックは近距離の被写体に全く反応しなかった。これを解決するにはピンポイントAFを使用する必要がある。
キヤノン | ニコン | パナソニック |
シグマ | ソニー | タムロン |
- 望遠側のフォーカス速度はキヤノン>パナソニック>ソニー>ニコン>シグマ>タムロンだ。基本的にキヤノンが最も高速で瞬間的な動作である。パナソニックもキヤノンに匹敵するくらい高速だが、コントラストAFの挙動が混じるはずだ。
- ソニーα7R IIIでテストした3本の中ではソニーGMが最も高速で違いはハッキリとしている。シグマは少し遅く、タムロンは明らかにフォーカスブリージングが混じっている。
- ニコンは近距離の被写体が苦手だが、フォーカス速度は中程度だ。
キヤノン | ニコン | パナソニック |
ソニー | シグマ | タムロン |
シャープネス
- 理想的にはカメラの解像性能を揃えたほうが良いのだが、それは難しい。フランジバックが最も短いNikon Zマウントに取り付けることが出来るかもしれないが、今のところマウントアダプターはとても少ない。
- 【広角端】F2.8四隅を見比べてみると、ソニーがとてもシャープで他社を明らかに上回っているように見える。さらにシグマのパフォーマンスはソニーと肉薄している。比較してパナソニックは少し甘い。
- 【広角端】キヤノンは3030万画素しかないので、今後登場する高画素機で伸びる可能性がある。今のところF2.8とF8の四隅に違いは見られない。
- 【広角端】パナソニックとタムロンはF2.8とF8の違いが大きい。
- 【広角端】シグマとニコンのF8はほぼ互角だ。
- 【望遠端】シグマの中央解像は強力だ。ソニーとタムロンの絞り開放はフレーム全域が僅かにぼやけている。しかしソニーは絞るとシグマと同等になる。
- 【望遠端】キヤノン・ニコン・パナソニックのパフォーマンスは拮抗している。
ポートレート
- 同じ照明条件・露出設定・仕上がり設定(標準)・色温度に設定したが、色には違いが発生している。レンズ透過率も異なるので露出に影響しているようだ。
- キヤノンは僅かに明るく、パナソニックは明らかに0.3-0.7EVほど暗く写る。
- 異なるボディとレンズで臨床的に検証するのは難しかった。
ボケ
70mm F2.8・撮影距離1.5mで撮り比べたが見分けるのはとても難しい。
パープルフリンジ(色収差)
どのレンズも良好な補正状態だ。ハイエンドらしい性能である。
逆光耐性
(同じ配置に光源を配置した場合)タムロンがとても優れており、シグマとニコンは中程度だ。フレアはキヤノンが最も目立つ。
口径食・玉ボケ
- 【広角 大ボケ】接写性能が大きく異なるのでレンズによってボケ量に違いが発生する。口径食の違いは見られない。
- 【広角 小ボケ】シグマが最も良好に見える。他のレンズはドッコイだ。この場合、キヤノンとタムロンは玉ねぎボケが目に付く。
- 【望遠 大ボケ】口径食の違いは目立たないが、最も影響が大きいのはニコンだ。逆に最も口径食の影響が少ないレンズはパナソニックである。
- 【望遠 小ボケ】やはりニコンは口径食の影響が強い。タムロンは玉ボケの縁取りが最も目立つ。
周辺減光
- 【広角 F2.8】で減光が目立つのはニコンとシグマ、キヤノンだ。ソニーとタムロンは軽微、そしてパナソニックはほとんど発生しない。
- 【望遠 F2.8】キヤノン・パナソニック・ソニーは周辺減光がほとんど発生しない。シグマとタムロンは僅かだが、ニコンは目立つ。
歪曲収差
- 【広角 補正済】パナソニックの24mmは歪曲補正時に大きくクロップされている。他社と比べると26mm程度の画角だ。歪曲補正そのものは各社良好だ。
- 【広角 未補正】パナソニックは未補正の状態にできないので空白だ。キヤノンが最も穏やかとなり、次いでソニーが続く。シグマとニコンはとても似ているが、ニコンはフレーム端での歪曲が強い。
- 【望遠 補正済】どのレンズも直線だ。
- 【望遠 未補正】引き続きキヤノンの補正状態が最も良好だ。次いでシグマ、ソニー、ニコンと続く。
光条
- キヤノンが最も均質的で美しい。ニコンは少し形状に違いが見られる。
- ソニーの光条が最も短い。
C | N | P | Si | So | T | |
絞り羽根 | 9 | 9 | 11 | 11 | 9 | 9 |
光条 | 18 | 18 | 不明瞭 | 22 | 不明瞭 | 18 |
形状 | 細 | 細 分散 |
細 | 分散 | 細 | 細 |
*訳注:シグマとソニーの形状が逆になっている可能性あり
フォーカスブリージング
- シグマが少し奇妙に見えるが、これはファームウェアアップデートで改善されている。
- 【広角】キヤノンのフォーカスブリージングは明らかだ。逆にパナソニックは極僅かである。ニコン・ソニー・シグマは同等、タムロンは僅かに目立つ。
- 【望遠】キヤノンは広角と打って変わって完璧だ。パナソニックも非常に良好である。次いでシグマとソニー、ニコンとタムロンが最も目立つ。
総評
- RF24-70mm F2.8L IS USM
・バランスが最もよく、大部分のパフォーマンスが中?高水準となっている。
・オートフォーカスは最も高速で正確だ。
・シャープネスの最終評価は高画素機の登場を待つ必要がある。しかし、F2.8とF8の違いは僅かでとても良好だと思われる。
・色収差の問題は無いが、逆光耐性は競合と比べて最も悪い。
・歪曲収差の補正状態は最も良好だが、広角側のフォーカスブリージングは目立つ。逆に望遠側のフォーカスブリージングは完璧である。
・大部分がトップクラスのパフォーマンスであり、これ以上のレンズを投入するのは難しいだろう。 - NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
・一眼レフ用のショッキングなレンズ重量と比べると軽量だ。ミラーレス用24-70mm F2.8の中でも最軽量である。
・正直なところフォーカス速度は特に速いと感じない。カメラ側の性能もあるだろうが…。
・シャープネスは絞り開放からとても良好だが、ライバルも似たようなパフォーマンスである。
・比較的口径食が強く、周辺減光も目立つ。さらに歪曲収差の影響もあるので自動補正はオンにしておきたい。
・コントロールリングやファンクションボタン、情報表示パネルの組み合わせは便利と感じるだろう。 - FE 24-70mm F2.8 GM
・フォーカス速度は高速だ。
・広角側のシャープネスは最も強力であり、絞り開放からF8とほぼ同じパフォーマンスである。ただし、望遠側の絞り開放は少し甘い。
・高度非球面レンズを使用しているが、実写では玉ねぎボケを確認することが出来る。これは好みの問題だろう。
・全体的に平均以上のパフォーマンスを備えているが、少し「退屈」な印象を受ける。とは言え、4年の間使われてきた実績のあるレンズに違いない。 - LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
・フォーカス速度は非常に高速だ。コントラストAFながらキヤノンに次ぐ速さである。コントラストAFらしい挙動があるかもしれないが、速すぎて知覚できない。
・最も高画素機と言うこともあり、シャープネスの評価は厳しめとなる(24mm F2.8の四隅)。解像性能を合わせるととても優れた評価になると思う。
・口径食の影響が無い特殊なレンズだ。周辺減光もほとんど無い(ただし、補正をオフにする項目がない)。
・逆光耐性のパフォーマンスは抜群だ。
・フォーカスブリージングは広角・望遠どちらも優れている。動画撮影に適したレンズと言える。
・光透過率が低く、他のレンズと比べて少し暗く写る。
・このクラスとしては最も重く大きなレンズだ。ボディも加味すると1833gに達する。脱線するが、ボディサイズを許容できるのであれば本当に良いカメラである。
・全体的に私がとても気に入っているレンズだ。 - 24-70mm F2.8 DG DN
・コストパフォーマンスが非常に高い。Eマウントユーザー待望のレンズであり、きたいを裏切らない仕上がりである。
・フォーカス速度は比較的遅いが、中程度の速度は確保されている。
・シャープネスは本当に強力だ。特に望遠端は絞り開放から問題無い。
・広角側のシャープネスはライバルと同等のパフォーマンスが確保されている。この性能をライバルの半値で実現しているのは拍手喝采だ。
・最短撮影距離や撮影倍率がトップクラスの仕様だ。
・光学的な歪曲収差やフォーカスブリージングが目に付く。絞り開放時の周辺減光にも注意が必要だ。自動補正は積極的に活用しよう。
・光学的な補正状態を重視するのであれば追加投資でGMを買うべきだ。 - 28-75mm F/2.8 Di III RXD
・とにかく安い・軽い、そして安い。ただし、これにはいくらか妥協が必要だ。
・フォーカス速度はライバルと比べてとても遅く、フォーカスブリージングも目立つ。
・シャープネスや口径食、周辺減光のパフォーマンスは平均的だ。
・アマチュアフォトグラファーはこのくらいのレンズが丁度良い。私がビジネス抜きにレンズを買うとしたら第一候補となる。
Mobie01:無反 24-70mm f/2.8 大集評!Canon / Nikon / Panasonic / Sigma / Sony / Tamron 頂尖對決!
Admiringlight
- FE24-70mm F2.8 GMは控えめにいてっも大きなレンズだ。キヤノンのEF24-70mm F2.8L IIよりも大きく重い、そしてニコン24-70mm F2.8Gと同サイズだ。
- 標準ズームに明るさを求めるプロフェッショナルであればシステムの一部でしかないかもしれない。しかし、この重量は時として扱い辛く、気になるものだ。ハンドリングは良好だが1日中使うと疲れる。
- とても頑丈なレンズの造りだ。高品質なプラスチックと金属パーツで組み立てられている。
- ズームすると2インチほど伸びるががたつきは無い。ズームリング・フォーカスリングはともに良く減衰されている。
- 防塵防滴は以前のレンズと違いマウント部にもガスケットが備わっている。残念ながらマウント面と接触しないほど短く役に立たない。
- オートフォーカスはほとんどの状況でとても高速・正確に被写体を捕捉する。
- 広角から望遠まで隅から隅までシャープなレンズを作るのは難しいことだろう。しかし、24-70mm F2.8 GMはそんなレンズの一つである。絞り開放からフレーム全域でシャープであり、少し絞ると極端な四隅も非常にシャープとなる。これは見事な光学設計だ。近接・無限遠・絞り開放どれも良好だ。
- ボケは大部分の被写体でとても良好だ。
- 絞り値全域・ズームレンジ全域で素晴らしいコントラストを示す。一貫して鮮明であり、とても気持ちの良いパンチのあるコントラストだ。
- ツアイスほどでは無いが発色は豊かで自然で中性的である。
- 倍率色収差は焦点距離全域で確認できなかった。
- 歪曲収差は標準的な傾向だ。広角側で樽型、望遠側で糸巻き型となる。どちらも目に見える量だがレンズ内蔵のプロファイルで補正は簡単だ。
- 逆光耐性は素晴らしい。
- 周辺減光はこのレンズにおける欠点の一つだ。焦点距離全域で目立つ減光が発生し、絞っても完全には無くならない。
長所:優れたハンドリングと防塵防滴・ほとんどの絞り値で高速かつ静音のオートフォーカス・接写性能・全ての焦点距離と絞り値でとてもシャープ・素敵なボケ・優れた発色とコントラスト・色収差がとても小さい・良好な逆光耐性
短所:大きく重い・マウント部のガスケットで密閉されない・小絞りでピントミスが発生・歪曲・周辺減光・価格
とても高価で大きく重いレンズだが、優れたクオリティのハイスピード標準ズームだ。価格に見合う価値を見出すのは難しいかもしれないが、大口径ズームが必要な人にとってこれ以上のレンズを見つけるのは難しいかもしれない。
Sony Alpha Blog
ソニーEマウントにおいて24-70mm F2.8の欠如は常に私を悩ませていた。数年前にアダプタ経由で「EF24-70mm F2.8L II USM」を試してみたが、オートフォーカスの信頼性からプロの環境で使えるものではなかった。しかし、幸いにも今GMバッジを付けたレンズを持っている。
耐候性の高い鏡筒、ズームロックリング、フォーカスロックボタン、フェルト付きのフード、DDSSMを備えたこのレンズにがっかりすることはない。オートフォーカスは高速かつ正確だ。
特にポートレートので瞳AFが効果的に機能する。
標準ズームレンズは一般的にいくつかの欠点を持っている。24mmでは樽型の歪曲が、35mm以降では糸巻き型の歪曲となり、70mmを除く全ての焦点距離で絞り開放時に周辺減光が発生する。幸いにもこれらはLightroomのレンズプロファイルで補正可能だ。
全体的に見ると、FE24-70mm F2.8 GMは単焦点にも似たシャープネスと素敵なボケであり、色収差には悩まされないレンズだ。α7・α9ユーザーがハイパフォーマンスのズームレンズを探しているならば、私はこのレンズを強くおススメする。
- 外装は高品質なプラスチックと金属パーツから成るこのレンズは確かに良くできていると感じるものだ。
- DDSSMのおかげでオートフォーカスは滑らかかつ正確に動作する。私の大好きな瞳AFもバッチリだ。
- ポートレートから建築、風景に至るまで、一般的な撮影で常に使うレンズとなった。ピント面はシャープでボケは滑らか、玉ねぎボケの傾向は無い。
- 色収差は私が実施したどのテストでも兆候は見られなかった。
- 歪曲:
24mm:中程度の樽型歪曲が発生する。カメラ内補正を適用するか、RAWのレンズプロファイルを使用するのが最善だ。
35mm:歪曲はポートレートで気にならないが、建築や風景撮影では修正する必要がある。
50mm:35mmと同じく糸巻き型の歪曲が発生し、35mmよりも悪い結果だ。間違いなく修正することをおススメする。
70mm:僅かな糸巻き型だ。- シャープネス:
24mm:中央はF2.8からシャープでF11から回折の影響を受ける。四隅で最適なシャープネスを得るにはF8まで絞る必要がある。F2.8でも悪くはないが、周辺減光が発生している。
35mm:中央はF4でシャープとなるが、F2.8との差は極僅かだ。F11まで優れた性能が維持される。四隅は絞り開放で周辺減光が発生しているがF4げ解消する。F4で四隅は有用な性能を発揮するが、予想していたほどF2.8から向上しない。
50mm:中央は開放から優れているが、F5.6まで絞るとシャープさは増しF11まで一定だ。四隅はF2.8で周辺減光があり、F4で解消しシャープネスが僅かに増加する。
70mm:中央はF2.8でかなりソフトだ。F4で綺麗になりF11までとてもシャープとなる。四隅は開放から減光が無く、F4まで絞ると有益なシャープさとなる。
競合レンズ
Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
本レンズと比較して重量が半分となる426gと機動性に富む小三元ズーム。
周辺部と望遠の描写がやや甘く、GMと比べると明らかに劣る部分がある。とは言っても防塵防滴に配慮した設計と機動力で汎用性は高い。
FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS
最も安価なFEマウントの標準ズーム。
色収差や解像力はGMやF4に劣るものの、レンズ重量は295gと最も軽い。しっかりとした光学性能は単焦点に任せて、普段使いには軽くて安価な標準ズームに任せるというならアリな選択肢。
とは言え、解像力を引き出すα7RIIにとってはやや役不足なレンズではある。
24-105mm F4 DG OS HSM|Art
MC-11を装着する事で使用可能となる選択肢。
光学性能は競合する純正レンズとドッコイで際立った性能ではないものの、EFマウントないしSAマウントと併用するつもりならアリ。
デカい上に、価格も純正と差が少ないのでFEマウントでMC-11まで買って使う必然性はない。
サイト案内情報
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PENTAX 645マウント | レンズ一覧表 | ||
SONY Eマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
SONY Aマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
FUJIFILM Xマウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
マイクロフォーサーズ マウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
フォーサーズ マウント | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
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