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パナソニック LUMIX S 26mm F8 レンズレビュー完全版

このページではパナソニック「LUMIX S 26mm F8」のレビューを掲載しています。

LUMIX S 26mm F8のレビュー一覧

管理人の評価

ポイント 評価 コメント
価格 安くはない
サイズ 非常にコンパクト
重量 非常に軽量
操作性 MFリングのみ
AF性能 非対応
解像性能 価格とサイズを考慮すると良好
ボケ 許容範囲内
色収差 問題無し
歪曲収差 やや目立つが補正可能
コマ収差・非点収差 ほぼ問題なし
周辺減光 無限遠側でわずかに目立つ
逆光耐性 とても良好だが光条は発生できない
満足度 操作性を妥協できれば良好なパンケーキレンズ

評価:

操作性と価格を妥協できれば良好なパンケーキレンズ

欠点を色々と挙げることが出来ますが、しばらく使っていると慣れてしまう問題が多い。光学的には優れているため、手になじんでしまえば使い勝手の良いコンパクトな26mmレンズとして活躍できると思います。

それでも価格を肯定的に評価することはできず、LUMIX S9に無料で付いてくるキャンペーン用レンズと割り切って入手するのがおススメ。このレンズを3万円で購入するのであれば、(価格は倍ですが)「24mm F3.5 DG DN」を検討するのも一つの手。

I could list many drawbacks, but there are many problems that you will get used to after using it for a while. Optically, it is excellent, and once you get used to it in your hands, it will serve as an easy-to-use, compact 26mm lens.

Still, the price cannot be evaluated positively, and we recommend that you get this lens separately as a campaign lens that comes free with the LUMIX S9. If you are willing to pay 30,000 yen for this lens, one option is to consider the 24mm F3.5 DG DN (although the price is double).

まえがき

LUMIX S9と共に正式発表されたフルサイズ対応の広角単焦点レンズ。一般的な交換レンズとは異なり、MF限定で絞りはF8に固定されています。いわゆる「ボディキャップレンズ」のような仕様ですが、搭載している26mm F8の光学系は5群5枚で、そのうち一枚にUEDレンズを採用した本格的な設計となっています。

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  • 仕様表
  • 最新情報まとめ
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  • 発売日:2024年6月20日
  • 予約開始日:2024年5月29日10時
  • 希望小売価格:3万1900円
  • フォーマット:フルサイズ
  • マウント:Leica L
  • 焦点距離:26mm
  • 絞り値:F8固定
  • 絞り羽根:-
  • レンズ構成:5群5枚
  • 最短撮影距離:0.24.9
  • 最大撮影倍率:0.14倍
  • フィルター径:-
  • サイズ:φ67.1×18.1mm
  • 重量:58g
  • 防塵防滴:-
  • AF:MF限定
  • 手ぶれ補正:-

価格のチェック

小売店での売り出し価格は2万8710円で、ボディキャップレンズとしては決して安くない値付け。他社なら手頃な価格のF1.8・F2.8 AFレンズを購入可能な価格です。LUMIX S9の購入特典として入手する人も少なくないかと思いますが、果たしてレンズ単体3万円弱で購入する価値があるのかどうか気になるところ。

レンズレビュー

外観・操作性

箱・付属品

ぱっと見は他のLUMIX Sシリーズと同じ。黒を基調として赤ラインのシンプルなデザイン。箱のサイズはテレコンバージョンレンズのように小さく、交換レンズが入っているとは思えないほど。レンズ本体の他に付属品は非常に少なく、レンズリアキャップと説明書・保証書のみ。注意点としてレンズ前面を保護するキャップはありません。

外観

レンズマウントやフォーカスリングを含めて、全体的にプラスチック製。高級感のある作りではありませんが、同じくプラスチック感の強いLUMIX S9とは一体感があります。製造国とシリアルナンバーはマウント面に記載。中国製。

非常にシンプルな外装。焦点距離のロゴとマウント指標以外は加工無しでプリントされたもの。

ハンズオン

総プラスチックパーツと言うこともあり、レンズは58gと非常に軽量。ボディキャップレンズと言っても差し障りないくらいには軽いです。正直なところ質感もボディキャップ並。

前玉・後玉

最前面についているのは保護ガラスと思われ、鏡筒内に光学系を収納。前方にフィルターなどを装着することはできません。保護ガラスが傷ついてしまっては本末転倒となってしまいそうですが、保護ガラスの素材は不明。レンズ収納時や運搬時は前方を保護しておきたいところ。オリンパスのボディキャップレンズ(5000-8000円)のように、フォーカスリングを過回転させるとレンズガードが展開する設計だと良かったです。

保護ガラスの内側にある光学系はフォーカシングによって前後に移動します。

レンズマウントは前述したとおりプラスチック製。金属製ほど強度は無さそうですが、小型軽量な本レンズなら特に問題無さそうに見えます。電子接点を備えており、カメラ側にレンズ情報の伝達が可能。これにより、ボディ側手振れ補正が適切に動作し、撮影した写真にはレンズ名の情報が正確に付与されます。その一方、距離エンコーダーは非搭載なのか、MFアシストでピント距離をライブビューに表示することはできません。また、自動拡大にも非対応。

フォーカスリング

鏡筒前方に備わっているフォーカスリングを操作することで、繰り出し式フォーカスが0.25mから∞の間で移動。∞側はオーバーインが大きいため、何も見ずに操作するとピントが合っていない遠景写真を量産してしまうかもしれません。

装着例

LUMIX S5IIに装着。ほとんど重量を感じさせない、非常に軽量でコンパクトなレンズ。フォーカスリングを適切に操作できますが、やはり自動アシストや拡大、ピント距離表示には非対応。

 

MF

フォーカススピード

最短撮影距離から無限遠までの回転角は約45度と非常に狭い。ピント全域を素早く操作することが出来ます。ピントの山を正確に狙うにはストロークが短すぎると感じるものの、「26mm F8」は被写界深度が深く、過度に心配する必要はありませんでした。

ブリージング

ブリージングとはピント位置によって画角が変化することを指します。画角の変化が大きいと、フォーカシングで画角が広がったり狭くなったりするので気が散ったり、AFが不安定化する原因となります。出来ればフォーカシングブリージングは無い方が良い。今回はブリージングの影響を確認するために、レンズを最小絞りまで絞り、最短撮影距離・無限遠で撮影した結果が以下の通り。

広角レンズの繰り出し式フォーカスと言うこともあり、ピント位置によって画角が大きく変化します。

精度

前述したようにストロークが短く、ピントの山に素早く合わせにくくなっています。さらに、無限遠側はオーバーインフが大きく、気軽にハードストップを利用できないのは残念。

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:LUMIX S5II
  • 交換レンズ:LUMIX S 26mm F8
  • パール光学工業株式会社
    【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

テスト結果

中央

F8絞り固定ですが、ハイレゾモードでチャートテストの限界まで解像しています。少なくとも2400万画素のLUMIX S5IIやS9では十分な性能を備えています。

周辺

中央と同程度の非常に良好な結果が得られます。近距離では若干の像面湾曲が見られるため、ピントを合わせてたい箇所でピント合わせをするのがおススメ。

四隅

中央や周辺と比べると性能が少し低下するものの、コンパクトな広角レンズとしては十分な性能。

数値確認

中央 周辺
通常 3935 3260 3153
ハイレゾ 4519 4649 測定不能

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2024年6月24日 晴れ 無風
  • カメラ:LUMIX S5II
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:NEEWER ギア雲台
  • 露出:絞り優先AE ISO 100
  • ドライブ:三脚ハイレゾモード ディレイ5秒 96MP
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・レンズ補正オフ
    ・ノイズ補正オフ

中央

F値を操作することはできませんが、良好な解像性能・コントラストです。

周辺

中央と比べると若干ソフトで、よく見ると手前にピントの山があるように見えます。解像チャートテストで見た像面湾曲は遠景でもわずかに影響があるのかもしれません。どちらにせよ、全体的にシャープで大きな問題は無し。

四隅

中央や周辺と比べて、細部のコントラストが低下しているものの、画質の顕著な落ち込みはありません。コンパクトで低価格な26mmレンズとしては良好な結果と周辺減光の影響は避けられませんが、ボディ側の補正で問題なし。

像面湾曲

像面湾曲とは?

ピント面が分かりやすいように加工しています。

中央から四隅かけて、ピントが合う撮影距離が異なることを指しています。例えば、1mの撮影距離において、中央にピントが合っていたとしてもフレームの端では1mの前後に移動している場合に像面湾曲の可能性あり。

最近のレンズで目立つ像面湾曲を残したレンズは少ないものの、近距離では収差が増大して目立つ場合があります。と言っても、近距離でフラット平面の被写体を撮影する機会は少ないと思われ、像面湾曲が残っていたとしても心配する必要はありません。

ただし、無限遠でも影響がある場合は注意が必要。風景など、パンフォーカスを狙いたい場合に、意図せずピンボケが発生してしまう可能性あり。この収差は改善する方法が無いため、F値を大きくして被写界深度を広げるしか問題の回避手段がありません。

参考:ニコン 収差とは

実写で確認

フレーム中央から隅まで被写界深度内に収まっているように見えます。大きな問題はありません。

倍率色収差

倍率色収差とは?

主にフレームの周辺部から隅に現れる色ずれ。軸上色収差と異なり、絞りによる改善効果が小さいので、光学設計の段階で補正する必要があります。ただし、カメラ本体に内蔵された画像処理エンジンを使用して、色収差をデジタル補正することが可能。これにより、光学的な補正だけでは難しい色収差の補正が可能で、最近では色収差補正の優先度を下げ、他の収差を重点的に補正するレンズも登場しています。特にミラーレスシステムでは後処理に依存する傾向あり。

参考:ニコン 収差とは

実写で確認

Adobe Lightroom Classic CCにて、レンズ補正オフの状態で問題ありません。

軸上色収差

軸上色収差とは?

軸上色収差とはピント面の前後に発生する色ずれ。ピントの手前側は主にパープルフリンジとして、ピントの奥側でボケにグリーンの不自然な色付きがあれば、その主な原因が軸上色収差と考えられます。F1.4やF1.8のような大口径レンズで発生しやすく、そのような場合は絞りを閉じて改善する必要があります。現像ソフトによる補正は可能ですが、倍率色収差と比べると処理が難しく、できれば光学的に収差を抑えておきたいところ。ただし、大口径レンズで軸上色収差を抑える場合は製品価格が高くなる傾向があります。軸上色収差を完璧に補正しているレンズは絞り開放からピント面のコントラストが高く、パンチのある解像感を期待できます。

参考:ニコン 収差とは

実写で確認

軸上色収差は綺麗に補正されています。極端な状況でも目立つ色づきはありません。

歪曲収差

歪曲収差とは?

歪曲収差とは、平面上で直線的に写るはずが直線とならずに歪んでしまうこと。特に直線が多い人工物や水平線が見えるような場合に目立ちやすく、魚眼効果のような「樽型歪曲」と中央がしぼんで見えてしまう「糸巻き型歪曲」に分かれています。

参考:ニコン 収差とは

比較的補正が簡単な収差ですが、「陣笠状」など特殊な歪みかたをする歪曲は手動での補正が難しい。この場合はレンズに合わせた補正用プロファイルが必要となります。

実写で確認

極端ではないものの、やや目立つ樽型歪曲が発生。これをボディ側で修正すると、四隅を引き延ばしながら歪曲収差を補正していることが分かります。

コマ収差

コマ収差・非点収差とは?

コマ収差・非点収差とは主にフレーム四隅で点像が点像として写らないこと。例えば、夜景の人工灯や星、イルミネーションなど。日中でも木漏れ日など、明るい点光源で影響を受ける場合あり。この問題は後処理が出来ないため、光学的に補正する必要あり。

参考:ニコン 収差とは

絞ることで改善するものの、夜景や天体撮影など、シャッタースピードが重要となる状況では絞ることが出来ず、光学的な補正が重要となる場合もあります。

実写で確認

フレーム隅の端で点光源の極わずかな変形があるのみ。大きな問題は無いように見えます。

前後ボケ

綺麗なボケ・騒がしいボケとは?

ボケの評価は主観的となりがちですが、個人的には「滲むように柔らかくボケる」描写が綺麗と評価し、逆に「急にボケ始めたり、ボケの輪郭が硬い」描写は好ましくない(もしくは個性的な描写)と定義しています。ただし、感じ方は人それぞれなので、ひょっとしたら逆のほうが好ましいという人もいることでしょう。参考までに「滲むボケ」「輪郭の硬いボケ」のサンプルが以下のとおり。描写傾向の違いは主に球面収差の補正状態によるもの、前後どちらかのボケが柔らかい場合はもう片方のボケが硬くなる傾向があります。

前ボケ

ニュートラル寄りで少し滑らかな描写。色収差による色づきはありません。「26mm F8」というパラメータでボケを大きくできるレンズではありませんが、描写に大きな問題は無し。

後ボケ

ニュートラル寄りで少し硬めの描写。「26mm F8」で前ボケが重要となるシーンはほとんど無いと思われ、心配する必要はありません。

玉ボケ

口径食・球面収差の影響

口径食が強いと、フレーム四隅のボケが楕円状に変形したり、部分的に欠けてしまいます。この問題を解消するには絞りを閉じるしか方法がありません。しかし、絞るとボケが小さくなったり、絞り羽根の形状が見えてしまう場合もあるので状況に応じて口径食を妥協する必要あり。

口径食の影響が少ないと、絞り開放から四隅まで円形に近いボケを得ることが可能。できれば口径食の小さいレンズが好ましいものの、解消するには根本的にレンズサイズを大きくする必要があります。携帯性やコストとのバランスを取る必要があり、どこかで妥協が必要。

球面収差の補正が完璧では無い場合、前後のボケ描写に差が発生します(前後ボケのレビューで示した通り)。この場合はどちらかが滲みを伴う滑らかな描写になり、反対側で2線ボケのような硬い描写となってしまいます。

実写で確認

縁取りがあり綺麗な描写とは言えません。しかし、ボケが小さいため、これが悪目立ちすることはほとんどないでしょう。

ボケ実写

至近距離

縁取りが僅かにあるものの、色収差は良好に補正。悪目立ちする要素が少なく、決して美しい描写ではないものの、無難な使い勝手。絞りがないため、これ以上の調整は不可能。

近距離

至近距離と同じ傾向が続きます。

中距離

撮影距離が長くなっても同じ。ボケが小さいので、被写体を背景から分離するのは難しい。

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

実写で確認

最短撮影距離は補正無しでも全く問題ありませんが、無限遠では四隅にわずかな減光効果が発生します。特に問題となるような度合いではありませんが、気になる場合はレンズ補正を適用しておくと良いでしょう。

逆光耐性・光条

中央

コーティングと5群5枚のシンプルなレンズ構成が功を奏しているのかフレア・ゴーストは良く抑えられています。

光源を隅に置いた場合に問題は全くありません。

光条

そもそも絞りが無いので光条が発生しません。

まとめ

良かったところ

ココがおすすめ

  • LUMIX Sシリーズで最も安価
  • 小型軽量
  • 電子接点あり
  • 全体的に良好な解像性能
  • 像面湾曲の問題無し
  • 軸上色収差の問題無し
  • 倍率色収差の問題無し
  • コマ収差の影響がほとんどない
  • ニュートラルなボケ
  • 逆光耐性に問題無し

純正レンズとしては珍しいMFレンズですが、光学性能そのものは実に優等生的(F8のF値を考慮すると当然と言えば当然かもしれませんが…)。これと言って大きな欠点は無く、レンズの操作性やパラメータに問題がなければ快適に利用できる画質を備えています。ハイレゾを最大限活かせる解像性能とは言えないものの。中央から広い範囲でまずまず良好な結果が得られるはず。

悪かったところ

ココに注意

  • MFパンケーキ・外装の作りを考慮すると高価
  • フィルター装着不可(ただし保護ガラスあり)
  • ピント距離指標がない
  • オーバーインフが過剰
  • フォーカスブリージングが目立つ
  • 無補正時の歪曲収差
  • 開放F値が大きすぎる
  • 絞りが無い
  • 光条が作れない

光学性能は良しとして、問題はレンズの作り。プラスチック外装・プラスチックマウント・ピント指標のないフォーカスリングなどなど、気になる部分が多い。外装の安っぽさは許容するとして、ゾーンフォーカスにしても、もう少しピント位置の表示があると良かったです。また、無限遠以降のオーバーインフが過剰で、校正する手間を省いてコストカットを実現しているのかと勘ぐってしまうところ。

あとは価格設定と開放F値のバランス。他社は同価格帯か少し高い値付けで「RF28mm F2.8 STM」「NIKKOR Z 28mm f/2.8」など、F2.8のAFレンズをリリースしています。そのあたりを考慮すると、3万円超の価格設定は高いと言わざるを得ません。

結論

欠点を色々と挙げることが出来ますが、しばらく使っていると慣れてしまう問題が多い。光学的には優れているため、手になじんでしまえば使い勝手の良いコンパクトな26mmレンズとして活躍できると思います。それでも価格を肯定的に評価することはできず、LUMIX S9に無料で付いてくるキャンペーン用レンズと割り切って入手するのがおススメ。このレンズを3万円で購入するのであれば、(価格は倍ですが)「24mm F3.5 DG DN」を検討するのも一つの手。

購入を悩んでいる人

直接競合する製品は存在しません。電子接点無しのMFレンズでも良いなら選択肢は豊富ですが、26mmの電子接点付きパンケーキレンズとしては唯一無二。(NIKKOR Z 26mm f/2.8はマウントが異なるのでLマウントに装着不可)

24mm F3.5 DG DN

販売価格は26mm F8の倍ですが、AF対応でF値は2段以上明るい。総金属製のビルドクオリティや絞りリングなどのコントロールも考慮すると価格差以上の価値はあると思います。光学性能は良好で、接写時は球面収差の増大で滲むような柔らかいボケが特徴的。基本的に上位互換。

購入早見表

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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