DPReviewが「キヤノンオーストラリアがEOS R5 Cの一部ロットをリコールしている」と発信。どうやら初期ロットでAFの問題がある模様。この問題について対象ロットを限定しているのか今のところ不明。
DPReview:Canon Australia recalling 'very small number' of EOS R5C units due to autofocus issues
キヤノンオーストラリアは、動画撮影時にオートフォーカスを使用するとピントが合いにくくなる製造上の不具合があるとされるEOS R5Cの初期ロットのリコールを同社ウェブサイトに掲載した。
キヤノンオーストラリアは「この問題が確認される前に、ごく少数のロットが顧客の手に渡ったと認識している」とし「2022年3月21日以前にEOS R5Cユニットを受け取り、この問題が発生している購入者は、購入した小売店からカメラの返品手続きをして欲しい」と呼びかけている。なお、キヤノンは本問題の対象となる製造番号の範囲を特に定めていないようだ。お手元にEOS R5 Cをお持ちの方は注意した方が良いだろう。
なお、他地域での対応の有無についてはキヤノン株式会社の回答待ちだ。
以下はキヤノンオーストラリアにおけるリコールのお知らせ内容である。デジタルシネマカメラ「EOS R5 C」を最近購入されたお客様へ
デジタルシネマカメラ「EOS R5 C」の一部において、下記の軽微な不具合が発生する可能性があることが判明しましたので、お知らせいたします。本製品をご使用のお客様には、ご迷惑とご心配をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。今後、お客様に安心してお使いいただけるよう、品質管理を徹底してまいります。
問題点
オートフォーカスの製造上の不具合により、動画モードにおいてピントが合ったり外れたりを繰り返すことがあります。製品情報
デジタルシネマカメラ「EOS R5 C」の一部。弊社の対応
この問題が確認される前に、ごく少数のユニットがお客様に届けられたと認識しています。2022年3月21日以前に本体をお受け取りになったお客様には、ご購入いただいた販売店にご連絡いただき、カメラの返品・交換のお手続きをお願いいたします。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。EOS R5 Cを楽しみにお待ちいただいているお客様には、商品の発送が遅れることが予想されますので、ご了承ください。
とのこと。
国内でもEOS R5 CのAFに関する不具合の報告を目にしますが、どうやらキヤノンも認識している模様。ファームウェアアップデートで改善するのか不明、リコールとなるとファームウェア以外の部分にも問題があるのでしょうか?EOS R5・R6でも(Ver1.50ファームウェアで)AFに関する不具合が発生していますが関連性があるのか気になるところ。
今のところ日本のウェブサイトにてEOS R5 Cの不具合に関する告知は何もありませんが、キヤノンオーストラリアの動きと連動して何らかのアクションがあるかもしれませんね。今後の動向に注目したいと思います。
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