このページでは登場が期待されているフジフイルムのミラーレスカメラ「FUJIFILM X-Pro3」に関する噂・最新情報を収集しています。
最新情報
- FUJIFILM X-Pro4は2024年に登場しない? 2024年2月19日
- 富士フイルム X-Pro3・X-E4・X-T4用アクセサリが生産完了 2023年4月28日
- フジフイルム X-Pro3が販売終了 2023年1月13日
- 一部の地域でFUJIFILM X-Pro3が販売終了となっている? 2022年12月22日
- 富士フイルムがミラーレスカメラ9台のファームウェアアップデートを公開 2022年11月30日
- 米国でX-Pro3のモニターが壊れやすい件について集団訴訟 2022年11月22日
- 富士フイルムがXLRマイクアダプターに対応するファームウェアを公開 2022年3月30日
- 富士フイルムがmacOS使用時の不具合に対応するファームウェアアップデート第二弾を公開開始 2022年2月28日
- 富士フイルムがSDXCカードとmacOS使用時の不具合を告知 2022年2月3日
- 富士フイルムがGFX・Xシリーズの最新ファームウェアを公開 2021年10月7日
データベース
比較記事
レビュー
参考サイト
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- プレスリリース
- デジカメwatch
・説明会報告 - ePHOTOzine
(抄訳記事) - Lesnumeriques
- PhotographyBlog
(抄訳記事) - Photons to Photos
- IMAGING RESOURCE
購入早見表
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海外の評価
IMAGING RESOURCE
Hiddenモニターは要注意
- X-T3やX-T30と同じく、高解像センサーと高性能プロセッサーを搭載し、大幅に改善したAFシステムを実装している。動画機能はX-T3やX-T30より見劣っているが、X-Pro2よりは進化している。
- 全体的なサイズ・形状・重量はほぼ同じだが、上下プレートにチタンを採用している。
- グリップは最小限だが手持ちのX100Fより遥かに快適で安全だ。
- コントロールレイアウトは従来通りだが、いくつかのボタンが無くなっている。X-Pro2のボタン配置を体が覚えているのでX-Pro3に慣れるまで時間がかかりそうだ。
- ジョイスティックを搭載しているのは大変喜ばしい。その代わりに4方向ボタンが無くなってしまったのは残念だ。メニュー画面でも小さなジョイスティックを使わねばならず、不正確で面倒だ。同時にカスタマイズ可能なボタンが4つ消えてしまったことになる。
- ここ最近の富士フイルム機はボタンの代わりに「タッチFn」を搭載している。通常の背面モニターであれば問題無く利用できるが、モニターが裏返っているX-Pro3で操作するのは馬鹿げている。これが富士フイルムのスタンダードにならないことを願っている。グリップのスペースに余裕があるのだからボタンは残して欲しかった。
- 裏返しとなった背面モニタはX-Pro3で最も顕著なデザイン変更部分だ。モニターを隠すことで撮影ごとに結果を確認し辛くなっている。ライカM-D Typ262と似たアプローチだが、ライカほど急進的なデザインでは無い。
- メニュー画面を操作する時にファインダーを使うのは面倒だ。いちいちチルトモニターを展開して操作することになる。
- 外側のサブモニターも有用性が限られている。露出設定を確認できるのは確かに便利だが、バックライトを備えていないので暗い場所で確認することが出来ない。屋外でも明るい環境では見えづらい。
- 電子ファインダーはサイズが大きくなり、液晶からOLEDに切り替わっている。シャープでレスポンスが良く、遅延は全く見られない。
- 光学ファインダーは半押し時のみフォーカス枠が表示されるので使いにくい。
- 現在、日付がリセットされるバグと電源投入時に再び言語を選択選択させるメニューが表示されるバグを確認している。
- 全体的な画質は富士フイルム最新世代と同じパフォーマンスだ。高感度でもノイズを良く抑えており、豊富なディテールを持つ描写だ。
- オートフォーカスはX-Pro2と比べて大きく改善している。使用するレンズにもよるが、XF35mm F2との組み合わせで高速かつ正確に動作した。
Mobile01
魅力的な新フィルムシュミレーション
- OVFとEVFの切替にはカメラ前部のスイッチを操作する。以前にX-Pro2やX100シリーズをテストしたことがあり、この位置のスイッチレバーの存在に気が付くまで時間がかかったことを覚えている。
- このカメラはボディにチタンパーツを利用している。チタンは熱伝導率が低く、熱の発生源が無かったフィルム時代ならまだしも、電子部品が熱を発するデジタルカメラでどのように対策するのか気になっていた。X-Pro3のチタンパーツはトッププレートとボトムプレートのみであり、ボディ内部は従来通りマグネシウム合金を利用している。
- ボディカラーは「ブラック」「デュラテクト ブラック」「デュラテクト シルバー」をラインアップしている。デュラテクトとはCITIZENの表面硬化技術である。同じ体積のステンレス鋼と比べて5倍以上硬くなり、傷や腐食にとても強くなる。正直なところ、ブラックと比べてカッコいい見た目以外でそれほど違いは無い。
- HDMI端子やヘッドホン端子は存在しない。
- 背面モニターは裏返しとなり、通常はモニターを確認することが出来なくなっている。表面にはフィルムシュミレーションやカメラ設定を簡易的に表示できる機能しかない。我々はこのアプローチを特に評価していないが、彼らが何したくてこのようなデザインにしたかは理解できる。
- 新しいフィルムシュミレーション「Classic Neg」は私にとって馴染みのあるものだ。「Fujicolor SUPERIA X-TRA 400」をご存じないだろうか?私がよく使っていたフィルムである。「Classic Neg」は「SUPERIA X-TRA」シリーズの色に基づいている。
- オートフォーカスは前モデルX-Pro2の273点から、425点(横25×縦17)まで増えている。引き続きジョイスティックを搭載しているので直感的な操作が可能だ。
- 瞳検出はフレームが合っていないことがある。ただし、基本的には正確に動作する。
- 低照度AFの性能は良好と言えないが、フォーカス速度は十分と考えられる。
- シャープネスの強度は最大値に設定してもあまり攻撃的な描写とはならない。
- 以前まではブラケットのみだったが、ついにHDR機能を搭載した。
個人的にシャッターを切ってからすぐに結果を確認できないデザインを許容するのは難しい。実際のところ、富士フイルムのコンセプト通りの撮影体験をしてみたいと思う。ただ、「背面モニターを見る・見ない」の選択はユーザーに委ねて欲しかった。
新しいフィルムシュミレーション「Classic Neg」は本当に心を奪われた仕上がり設定だ。富士フイルムが他のカメラにもファームウェアアップデートで実装することを願っている。
PhotographyBlog
非常にニッチなカメラ
- チタン製の上下プレートはアルミニウム合金より遥かに優れた作りだ。それに見た目ほど重くない。
- 一見するとX-Pro2と非常によく似ているが、よく見てみると急進的な背面モニタに変更していることが分かる。
- ボタンがX-Pro2より少なくなっている。
- さらに内部的は最新の2600万画素センサー・X-Processor 4、AFシステムに一新されている。
- 大きな違いがあるものの、本質的には従来通りのEVF/OVFハイブリッドファインダーだ。
- EVFは369万ドットの高解像度、高コントラストのOLEDパネルを使用している。フレームレートは100fpsだ。さらに約200fps相当の残像感低減モードを備えている。
- X-Pro2と比べて歪みの少ないファインダーを搭載している。17mmと長いアイポイントで水平視野27度と広い光学系で眼鏡着用者には嬉しい仕様だ。
- X-Pro2はスロットインの拡大レンズを備えていたが、X-Pro3は0.52倍固定となっている。
- 背面モニタは基本的に裏返しとなり隠れているためファインダーを多用しなければならない仕組みとなっている。モニタを確認するためにはチルトモニタを下へ展開しなければならない。ウェストレベルやハイアングルの撮影をするときには本当に便利だ。セルフィーには対応していないうえ、三脚装着時には干渉するので注意が必要である。
- タッチパネルに対応しているが、モニタが裏返しとなっているので使い辛い。なんとも皮肉な結果だ。メニューの操作も扱い辛い。
- AF-Cにも対応している瞳AFを使用可能だ。ソニーほど粘り強く無いが、動作の速い被写体での成功率は向上している。
- Bluetoothを搭載しているので写真の自動転送やGPS情報の埋め込みが可能だ。
- DCI 4K 30pなどに対応しているが、X-T3のような400Mbpsのビットレートや10bit記録には対応していない。
- (訳注:HDMI端子に関する記述があるものの、誤記である可能性が高いので省略しています)
- ISO感度の操作はカメラ上部のダイヤルを操作するが、低照度では操作し辛い。
- ISO80からISO6400までノイズの無いJPEG出力だ。ISO12800でもノイズは少ないが、ISO25600や51200ではノイズが目立ち、彩度が僅かに低下する。
- RAWファイルも優れており、ISO80?12800まで実用的な画質を維持している。
X-Pro2と比べてさらにニッチなカメラとなっている。裏返しの背面モニターは好みが分れると思うが、富士フイルムがX-Pro3を誰にアピールしたいのかは明確になっている。ファインダーで撮影することを好み、モニタで小まめに確認するのが嫌いならX-Pro3を気に入るだろう。
とは言え、X-Pro2のようにファインダー倍率を変えることが出来ないのは本当に残念だ。特に望遠レンズの使用が難しくなっている。
フィルムライクな撮影体験を楽しめるが、大部分の人はX-T3のほうが適している。X-Pro3のデザインが商業的に意味があったのかどうか判断するには時間が必要だ。
ePHOTOzine
個性的なカメラ
- 2600万画素のX-Trans 4 APS-C CMOSセンサーを搭載し、解像度のみならず低照度性能も向上している。
- マグネシウム合金と上下にチタン製プレートを採用した防塵防滴ボディだ。チタンはステンレスより軽く、腐食性が低いと言われている。さらにデュラテクト版は傷に強い。
- 重量は497g、サイズは140.5×82.8×46.1mmだ。防塵防滴仕様は70カ所のシーリングが施されている。
- ゴム製のフロントグリップと背面のサムレストは見た目こそ小さいものの、しっかりとカメラを保持することが出来る。
- HDMIポートは無くなった。これにより動画ユーザーへの訴求力が低下している。
- 光学/電子ファインダーは従来より鮮明で歪みが少ない。アイポイントは17mmとなり、より大きな画角を備えた新設計の光学系だ。電子ファインダーは369万ドットと高解像になり、コントラストが高く明るいOLEDパネルを使用している。
- 光学ファインダーは16mmなど超広角レンズの使用には適していない。そんな時な電子ファインダーに切り替えるのがおススメだ。
- 背面モニターは裏返しとなり、通常は隠れた状態だ。ただし、モニタ表面にサブモニタを配置している。サブモニターにはカメラ情報を表示できる。撮影後にモニタですぐ結果を確認しようとする癖を矯正するためだ。頻繁に撮影結果の確認やメニュー画面を利用している人はX-Pro3の操作性に苛立ちを覚える可能性がある。
- サブモニタでQボタンを利用できると便利だったが、残念ながら裏返しモニタかEVFで操作する必要がある。慣れるまで時間がかかるかもしれない。バックライトを備えていないので、暗所では視認性が低下する。
- 裏返しモニタを利用する場合はチルトモニタを下方向へ展開する必要がある。しかし、三脚に固定していると干渉する可能性がある。
- 富士フイルムの優れた色再現はX-Pro3も例外ではない。画質はX-T3やX-T30と同等だ。
- ノイズ耐性は優れている。高感度ISOでもノイズレベルは低く、ディテールと彩度を維持している。
- 富士フイルムは新しいフィルムシュミレーションと追加された撮影機能などがX-T3やX-T30へ導入する可能性があると述べている。
- DCI 4Kや4K UHDを連続15分で撮影可能だ。ボディ内手ぶれ補正を搭載していないのは痛いが、広角レンズだとそれほど気にならない。
- X-Pro3のフォームファクタで光学ファインダーを備えているカメラはほとんど存在しない。存在するとしても3750ポンド以上の来間Mシリーズくらいだ。このカメラは1699ポンドだが、他のカメラと直接比較するのは難しい。
優れたイメージセンサーとプロセッサーを備え、優れた画質とオートフォーカス、そして連写性能を実現している。しかし、万人向けではない個性的な撮影体験を目指したカメラだ。
長所:2600万画素CMOCS・優れたノイズ耐性・優れた色再現と新フィルムシュミレーション・個性的な背面モニタ・ハイクオリティで高解像なハイブリッドファインダー・高速連写・頑丈な防塵防滴ボディ・4K UHD/DCI 4K
短所:HDMIポートなし・隠れたモニターにより操作が遅くなる可能性あり・手ぶれ補正なし・サブモニタはバックライトなし・三脚とチルトモニタが干渉する
DPReview
万人におススメできないニッチなカメラ
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- 好みが分れるカメラだ。チタン製ボディ、個性的な背面チルトモニター、光学ファインダーを備えたストリートフォト向けカメラだが、万人受けするのはX-T3である。
- 画質は優れており、パフォーマンスはX-Pro3が想定しているジャンルには必要以上の性能だ。
- レンジファインダーカメラとしては安価な選択肢だ。しかし、光学ファインダーはX-Pro2の頃から退化している。拡大機能を失い、近距離から遠景へピント移動する際に不便となってしまった。
- 魅力的なカメラに違いないが万人受けしないカメラであり、「ゴールド」賞と評価することは出来ない。
DPReview:Fujifilm X-Pro3 review: living in the moment, not a screen in sight
Digital Camera World
デュラテクトは指紋が付きやすい
- 見た目が良く、手に取った際の質感はさらに良好だ。そのうえ、心地よい感触のダイヤルで正確に操作が可能となっている。
- デュラテクト版では無いブラックモデルもしっかりとしたクオリティだが、デュラテクト版は別格だ。しかし、デュラテクト版の欠点は指紋が非常に付きやすい。古い真鍮製カメラで指紋が付きやすいように、デュラテクトコーティングされたX-Pro3も同様だ。
- 防塵防滴仕様なので悪天候でも撮影の継続が可能だ。
- 従来のX-Proユーザーならば馴染みやすい操作性だが、それ以外の人にとっては非常に異質なカメラと感じるだろう。
- 画質問題は無いく、4K動画もシャープで綺麗だ。ただし、連続撮影時間が15分と短いのは残念である。ボディ内手ぶれ補正も無いので三脚かジンバルが必要となってくる。
- 背面モニタが使い辛いので「撮影画像を確認したくなる衝動」から解放された。21世紀のカメラとしては不合理で非生産的なデザインだが、素晴らしい撮影体験を楽しむことが出来るようになった。
撮影するのが楽しくなるカメラだ。新しく、そして古くもある個性的な手法で写真活動に取り組むことが出来る。電子ファインダーを使うことで確実で信頼性の高い撮影体験を得ることはできるが、このカメラの本質はそこでは無い。
X-Pro3が成そうとしていることを本当に愛していると同時に、「バリアングルモニタでひっくり返すデザインでも良かったのでは?」と冷めた目で見る部分もある。
長所:撮影画像を確認したくなる衝動が抑えられる・美しい画質・スタイリッシュでタフなボディ
短所:レンジファインダーには慣れが必要・4K動画に制限がある・指紋が付きやすい
DPReview ハンズオン
一風変わったレトロなカメラ
- カメラ背面にはステータスLCDが配置され、フィルムシュミレーションや撮影情報を確認することが出来る。
- フィルムシュミレーションに応じてフィルムパッケージが表示される仕組みには懐かしさを覚える。フィルムカメラの背面にフィルムのラベルを切って差し込む行為のデジタル版だ。
- ステータスLCDは低解像にも関わらず、まずまず見やすい。しかし、バックライトが無いので周囲の光源が必要となる。
- 電源をオフにしてもステータスLCDに「空き容量」「露出補正」「バッテリー残量」が表示できる。
- チルトモニタを下方へ展開すると、裏側に162万ドットのモニタが現れる。タッチパネルに対応し、とてもシャープなモニタだ。ただし、下方チルトは使い辛く、不便である。富士フイルムがファインダーでの撮影を念頭に置いているのは明らかだ。
- X-Proシリーズ独特のハイブリッドビューファインダーは再設計されている。
・光学ファインダーは電子オーバーレイを備えた逆ガリレオ式光学系だが、光学系はすべて一新され、0.52倍のファインダー倍率を備えている。残念ながら倍率を変更するオプションは存在しない。75mm相当以上で撮影するのは難しい。
・光学ファインダー使用時、無限遠時に相当するフォーカスポイントの表示が無くなっている。
・電子ファインダーは0.5型369万ドットの優れたクオリティだ。 - 4方向ボタンとEVF/LCD切替ボタンが無くなった。
- AE-L/AF-Lやリアダイヤルの押し込み、Qボタン上の無表示ボタン、シャッターボタン横の無表示ボタン、フロントの無表示ボタンをカスタマイズ可能だ。
- トッププレートの操作性は富士フイルムお馴染みのものだ。
- カメラの上下プレートにはチタン製素材を採用している。デュラテクト版はさらに200ドル高価となるが、スクラッチ耐性が向上している。
- イメージセンサーはX-T3と同じX-Trans 4 APS-C 2600万画素だ。同じレンズを使った場合は同等の画質とオートフォーカスになると思われる。
- 従来通りデュアルカードスロットを維持している。
- バッテリーは現行のAPS-Cミラーレスで共有しているNP-W162Sを使用している。光学ファインダー使用時は440コマ、電子ファインダー使用時は370コマの撮影が可能だ。驚異的なパフォーマンスでは無いが、悪く無い数字である。実写では約400コマの撮影が可能だった。さらに、USB充電に対応している。
- アクセサリポートはUSB-C端子と2.5mmリモートケーブル端子を備えている。
- 汎用性の高いカメラが必要であればX-T3のほうが適している。
DPReview:Hands-on with the quirky, retro fantastic Fujifilm X-Pro3
DPReview
イニシャルレビュー
ハイライト
- このカメラの主な特徴はチルト機構で普段は隠れているメインモニタだ。モニタを確認したい場合はチルト機構で下方向へ展開しなければならない。
- モニタは隠れてしまうが、サブ液晶モニタで撮影情報を確認可能だ。このサブ液晶モニタは視野角が狭い8色カラー表示だ。解像度は176×176ピクセルと非常に低解像である。電源オフ時はカラーからモノクロ表示へ切り替わり、撮影情報を表示し続けることが出来る。
- 上部と下部にチタン製パーツを使用している。デュラテクトはシチズンが開発したコーティングである。
- 新開発のハイブリッドビューファインダーは、完全な電子ビューファインダー・光学ファインダー・電子オーバーレイを備えた光学ファインダーの3モードを切り替えて使用できる。従来機種よりも大きくなり、液晶からOLEDパネルに切り替えている。ファインダー倍率は従来と異なり0.52倍に固定されている。
- X-T3とハードウェアは同じはずだが、動画仕様は控えめだ。4K UHDやDCI 4K、そしてFHD 120pを撮影可能だが、400Mbpsや10bitモードは省かれている。富士フイルムはX-T3と明確な線引きをしたようだ。
- フィルムシュミレーションに「クラシックネガ」が追加された。適度に高いコントラストで僅かにカラーシフトが発生する。ベースとなったフィルムは明記されていない。
- カラークロームブルーは青色トーンを少し暗くして、より豊かで飽和した描写を得ることができる機能だ。カラークロームエフェクトと同様、リアルタイムで適用したり、RAW現像時に適用することが出来る。
- グレインエフェクトは強弱の他に粒状のサイズも変更可能だ。
- アクロスとモノクロームでは、ホワイトバランスを調整するように色合いを変更できる。
- ハイライトとシャドウは「トーンカーブ」に統一した。
- カメラ側で設定できる「フォーカスリミッター」を備えている。
- フォーカスブラケットでは開始と終点のピント位置を決定することが出来るようになっている。
操作性
- 一見して違いが分かるのは背面モニタと4方向ボタンのみだ。背面モニタはタッチパネルに対応しているが、普段は隠れているのでウェストレベルで使用時のみ利用可能である。
- X-Pro2にあった「ファインダー/LCD切替」ボタンが無くなった。背面モニタを常用できなくなったので自然な流れだろう。
- メニューは基本的に従来通りだ。ただし、Qメニューは表示数を4?16の間で変更できるようになった。
- バッテリーは従来通り「NP-W126S」を使用する。USB-C端子経由でボディ内充電に対応している。
ファーストインプレッション
- 通常時に隠れる背面モニタは高く評価すると同時にもやっと感じる急進的なデザインだ。
- わざと背面モニタで撮影画像を確認し辛くしてフィルムカメラのような使い勝手を演出している。モニタを開け閉めする動作が増え、シャッターチャンスを逃すことが多かった。
- モニタを展開してウェストレベルで撮影する際にタッチパネルを利用できるのは便利だ。
- サブ液晶モニタにはフィルムシュミレーションの設定を表示することが出来る。フィルムのラベルをカメラに装着する行為のデジタル版だ。ちょっとした余興に過ぎないが、個人的には大好きだ。一般的な撮影情報を表示することも出来る。視野角が非常に狭く、明るい環境では見えづらいのは欠点だ。
堅実なアップグレードだが、モニタを隠したデザインを評価するのは難しい。もう少し選択肢が欲しかったところである。ただ、このような制限要素により写真活動の成長に繋がることもある。私はX-Pro3の潜在的な顧客層がこの制限要素を受け入れるのではないかと推測している。逆にこのカメラデザインに拒絶反応が出たら、あなた向きのカメラではない。
DPReview:Our Fujifilm X-Pro3 initial review: What's new, how it compares
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