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2020年4月16日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2020-60661(P2020-60661A)
- 【公開日】令和2年4月16日(2020.4.16)
- 【発明の名称】光学系及び撮像装置
- 【出願日】平成30年10月9日(2018.10.9)
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】??高速なフォーカシングができ、全物体距離にわたり高い光学性能を有する光学系を得ること。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 97.62 87.04 189.96 F値 2.92 2.92 2.92 半画角 12.50 13.96 6.50 像高 21.64 21.64 21.64 全長 123.21 135.86 185.34 BF 18.86 19.58 23.95 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 65.13 F値 2.92 半画角 18.38 像高 21.64 全長 135.78 BF 21.40
昨日紹介した特許出願はフローティング方式のフォーカス機構を備えたマクロレンズでしたが、似たような実施例で高速フォーカスに焦点を当てた特許出願となっていますね。やはりマクロレンズを想定しており、実施例に100mm前後以外に65mm F2.8や180mm F2.8が存在します。前回と同じく文献末尾に像ブレ補正に関する記述を確認できます。
フォーカスレンズユニットを二つに分けて動かす、最近主流となりつつあるデュアルフォーカスシステムですね。ピント移動距離の長いマクロレンズでどれほど高速AFとなるのか気になるところ(ボディ側の影響も大きそうですが…)。
望遠マクロは選択肢が少なく、特に150mmを超える(現行手に入る)レンズは「EF180mm F3.5L マクロ USM」「APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM」「APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM」くらいでしょうか?MFレンズを含めると「Irix 150mm f/2.8 MACRO 1:1」も選択肢となるはず。RFマウントで最新設計の望遠マクロが登場すると、それだけでEOS Rシステムに乗り換える理由となる人もいることでしょう。個人的には期待大…ですが、実用化しても高価なレンズとなりそうですねえ。
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