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Irix 150mm f/2.8 MACRO 1:1 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「Irix 150mm f/2.8 MACRO 1:1 」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2019-04-26:Phototrendがレビューを掲載しています。
  • 2019-03-26:Dustin Abbottがレビューを掲載しています。
  • 2019-02-27:Lenstipがレビューを掲載しています。
  • 2019-02-25:Dustin Abbottがサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2019-01-08:ePHOTOzineがレビューを掲載しています。
  • 2018-11-06:B&Hでキヤノンニコンペンタックスマウントがそれぞれ予約開始されました。595ドルと望遠マクロレンズとしてはお手頃価格となっているようです。
  • 2018-09-27:ePHOTOzineがハンズオン画像を掲載しています。発売日と価格はまだ不明とのこと。
  • 2018-09-24:海外で正式発表されました。国内では認知度が低いメーカーですが一定数の需要がある感触を得たので専用ページを作成しました。

レンズデータ

レビュー

参考サイト

購入早見表

国内で流通しているIrixは中古品、もしくは手数料がソコソコ上乗せされている輸入品のみ。

B&Hなど個人輸入が簡単な通販店で購入するのがおススメ。

レンズデータ

レンズ仕様

イメージサークル 35mmフルサイズ
焦点距離 150mm
画角 16° (対角)
最短撮影距離 0.345 m (0.92 ft)
フォーカシングタイプ マニュアル ロック機構付 270°
絞り値 f/2.8 – f/32
絞り制御 カメラボディから制御可
絞り羽根 11枚 円形絞り
レンズ構成 9群12枚
(高屈折率レンズ 4枚、EDレンズ 3枚)
フロントフィルター枠 φ77 mm
マウント Canon EF, Nikon F, Pentax K
サイズ 87 x 135 mm
質量 840g

MTFチャート

外観画像

関連レンズ

海外の評価

Dustin Abbott

  • これまでレビューしてきたIrixのレンズはどれも素晴らしく、感銘を与えてくれた。
  • このレンズに付属するレンズケースはこれまで見てきた中で最もスタイリッシュなデザインだ。レンズの形状に合わせて成型されており、おどろくほどコンパクトにレンズを収めることが出来る。中には緩衝材が備えてあり、ジッパーはとてもハイクオリティだ。
  • 150mmの望遠マクロレンズながら手ぶれ補正を備えていない。マクロ領域における手持ち撮影は問題外だ。同じく手ぶれ補正を搭載していないシグマ70mm F2.8 Artですら難しかったのだから、焦点距離が2倍の本レンズを使った手持ちマクロは想像を絶する。幸いにも(比較的)明るいレンズのため手ぶれを抑えるシャッタースピードは維持しやすい。
  • 150mm F2.8は100mm F2.8のレンズと比べて被写界深度を浅くすることが出来る。似たような構図で撮影した場合、キヤノンEF100mm F2.8よりも玉ボケは遥かに大きく柔らかい描写だ。その一方で画角が狭いため汎用性は低下する。
  • ビルドクオリティは「Firefly」と似ている。既に優れたビルドクオリティだが「Blackstone」並みのレンズが登場してもおかしくない。
  • 外装の多くに金属パーツが使われており、内部は全て金属製だ。仕上がりはツアイスMilvusシリーズのようなアルマイト仕上げとなっている。
  • フォーカスリングはとても幅広く、良好なグリップと肌触りだ。一般的なゴム製リングと比べてゴミが付きにくくなっている。個人的にはファインダーを覗きながらフォーカスリング操作を助けてくれる隆起した形状が好きだ。
  • フォーカスリングは滑らかに動作し、引っ掛かりは無い。(ただし、ツアイスほど滑らかでは無い)回転角はマクロレンズらしい大きな角度だが、特に大きな回転角と言う訳では無い。
  • インナーフォーカス式のためレンズ全長が伸びることは無い。
  • 価格を考慮すると三脚座が付属しているのは驚きだ。この価格帯のマクロレンズに三脚座が付属しているレンズは私の知る限り存在しなかった。軽量金属でコンパクトなデザインの三脚座はアルカスイス互換となっている。三脚を外した時の見た目も良好だ。
  • 個性的なフォーカステンションリングを備えており、誤操作の予防や微調整をすることができる。
  • 絞り羽根は電磁絞りとなっており、カメラ側で制御される。もちろんEXIF情報にも記録される。
  • この価格帯のキヤノン製マクロレンズにはレンズフードが付属しないものだが、このマクロレンズには深いレンズフードが付属する。
  • 9群12枚とシンプルな光学設計だが、確かに良好な画質だ。中央はキヤノンEF100mm F2.8L IS マクロとほぼ同じシャープネスとコントラストを持っている。隅でソフトになるキヤノンと比べ、Irixはシャープさを維持している。まさに公開されているMTF通りだ。F4まで絞ると、さらにシャープな描写となる。
  • ピント面のシャープさとコントラストは素晴らしく、さらに柔らかいボケ描写を併せ持っている。個人的な見解としては完璧に近い描写だ。
  • 手ぶれ補正が搭載されていないので、手ぶれによってシャープさが失われる可能性がある。できるだけ高速シャッターを維持することをおススメする。レンズアダプターでソニーα7シリーズに装着するのが最適解となるはずだ。奇妙なことに、MC-11経由でこのレンズを装着することが出来なかった。レンズかアダプターの個体問題かもしれない。
  • 歪曲収差はとても小さく、周辺減光はキヤノンレンズよりも少ない。
  • 逆光ではいくらかゴーストの影響を受けている。

美しい造形、並外れた光学性能、そして手頃な価格設定の本レンズには素直に感動させられる。望遠マクロレンズは万人向けでは無く、マニュアルフォーカス限定や手ぶれ補正非搭載と言う点でさらに人を選らぶレンズとなるはずだ。しかし、素晴らしいシャープネスとボケ味は素晴らしいポートレートレンズとなってくれる。これがソニーFE用として登場するのを見てみたいものだ。

長所:本当に革新的な感触と美しい造形・優れたコストパフォーマンス・三脚座とケースとフードが付属する・絞り開放から隅までシャープ・美しく柔らかいボケ・優れたコントラスト・とても良く補正された色収差・歪曲収差と周辺減光の補正

短所:手ぶれ補正非搭載・逆光耐性・中距離でのマニュアルフォーカス

ePHOTOzine

  • このレンズは「Dragonfly」という新しシリーズのレンズだ。実質的に「Blackstone」と同じだが、「Firefly」の特徴を併せ持ち全体的に軽量化が施されている。
  • 840gの重量でEOS 5Ds Rとの組み合わせでバランスは取れている。
  • レンズにはフォーカスロックリングが備わっている。
  • マニュアルフォーカスリングは幅広く快適で十分な抵抗感を持っている。270度と大きな回転角でとても滑らかに動作するのでマクロ領域で高精度なフォーカシングが可能だ。このような長焦点マクロレンズでは重要なポイントだ。ピント距離表示と赤外線マークはあるが、被写界深度表示は無い。
  • 三脚座はアルカスイス互換の取外し可能なタイプだ。
  • 電子接点を持つため、カメラ側から絞り羽根の操作を行う。
  • 解像性能はマクロレンズらしい期待に応えるものだ。
    ・中央はF2.8でvery good、F4-F8でexcellent、F11-F16でvery good、F22でgood、F32でfairだ。
    ・隅はF2.8でvery good、F4-F8でexcellent、F11-F16でvery good、F22でgood、F32でfairだ。
    ・基本的にF2.8~F16まで全ての絞り値でとても満足のいく結果を発揮する。
  • 色収差は全域でとても良好に補正されている。厳しい条件でも全く問題が無い。
  • 歪曲収差は+0.1%と言われており、実際に測定してみると同一の結果が得られた。これは完璧な直線に近く、歪曲に気が付くことは無いだろう。
  • ボケは滑らかで心地よい。素晴らしい描写だ。
  • フレア耐性はとても見事で、実写ではフレアの痕跡を見つけることが出来ない。
  • 周辺減光は控えめでF2.8でー1.2EV、F4でー0.8EV、F5.6でー0.6EVと優れた結果だ。
  • 競合レンズはほとんど存在しないが、価格は適正に見える。

Irix 150mm F2.8 Macroの登場で喜ぶフォトグラファーは間違いなく存在するだろう。特にこれまで選択肢の無かったPENTAXユーザーにとっては朗報だ。特殊なレンズだが強くおススメ出来る。

長所:優れたシャープネス・とても均質なパフォーマンス・色収差が無い・歪曲が無い・等倍マクロ・フレアが発生しない・防塵防滴と耐寒性能・美しいビルドクオリティ・便利な焦点距離・アルカスイス互換の三脚座

短所:MF限定・光学手振れ補正無し

Lenstip

  • レンズ構成はシグマ150mmより4枚少なく、キヤノン150mmより暗いが2枚少ない。重量と寸法は手振れ補正のないシグマ150mmとほぼ同じだ。
  • 金属製マウント面に固定された後玉が配置されている。周辺は反射防止用の黒い塗装が施された良好な状態だ。
  • 設計はスイス、製造は韓国だ。
  • アルカスイス互換の三脚座が同梱している。
  • 残念ながら被写界深度指標は無い。
  • 51mm幅のマニュアルフォーカスリングは滑らかで均質、そして適切に減衰されている。回転角は270度と大きいが、大部分はマクロ領域であり、3m~無限遠の回転角は僅か10度しかない。この角度でピントを合わせるのは難しいだろう。
  • フォーカスロックリングがある。
  • 直径53mmの前玉は動かず、77mmのフィルター径に対応している。
  • 防塵防滴仕様のため悪天候でも利用可能だ。
  • 小絞りはF32まで対応している。
  • 解像テスト
    ・EOS 5D Mark IIIのRAWファイルを利用する。
    ・良像の基準値は30-32lpmmで45-50lpmmがハイクオリティな単焦点レンズのピーク値である。
    ・Otus 1.4/28が49.2lpmm、85mm F1.4 DG HSMや135mm F1.8 DG HSMが51.5lpmmである。
    ・このレンズの中央領域は絞り開放から34lmmと実用的で、F4まで絞ると40lpmmを超える高い数値となる。F5.6はほぼ45lpmmとなる。この結果はシグマAPO 150mm F2.8 EX DG HSMの絞り開放より僅かに劣るが、F4-F5.6でよりシャープという優れた結果だ。
    ・より新しいマクロレンズと見比べると驚くような数値では無いが、この価格帯ではずいぶんと良好だ。
    ・マクロ領域でも無限遠側でもパフォーマンスは同じである。
    ・APS-C領域では中央より僅かに劣るが全体的に均質でマクロレンズらしい。
    ・フレーム隅でも絞り開放から良像の基準値を上回っている。絞ればフレーム全体でシャープな結果となるだろう。
  • 軸上色収差の問題は無く、ボケの色づきは確認できない。
  • 倍率色収差は大部分が0.02%以下とセンセーショナルな結果だ。等倍で見ても確認できないほどである、拍手喝采!
  • 球面収差の補正は完璧では無いようだが、コレが収差を補正できなかったのか、ボケ質のためにあえて残したのかは判断できない。
  • 歪曲収差はフルサイズで0.13%とゼロに近い。
  • コマ収差の補正はとても良好だ。
  • 非点収差は最大で21%と高い数値だ。これは絞り開放付近で画質低下に影響するレベルである。
  • ボケは非難すべき点が見当たらない。玉ボケは均質だ。
  • 周辺減光はフルサイズの端でF2.8が-1.55EVとシグマ150mmより悪い結果だが差は大きくない。
  • ネット上ではフレアが発生しないという評価もあるが、我々からすると疑問だらけだ。絞り値に関係なくフレアは発生し、特にフレーム外側に太陽を配置するとフレームを覆いつくすフレアが発生する。競合他社よりもレンズ構成が少なく、逆光耐性はもっと強くできると思うのだが…。

長所:とても良好な中央画質・良好なAPS-C枠の画質・頑丈で防塵亡弟でスタイリッシュな鏡筒・軸上色収差の問題無し・優れた倍率色収差補正・センセーショナルなコマ収差補正・ゼロ歪曲・小型フォーマットで厄介とならない周辺減光・豊富な同梱品・素晴らしいボケ・良好なコストパフォーマンス

短所:逆光耐性・非点収差・無限遠側のピント合わせ

このレンズは150-180mmのマクロレンズとしては現在最も安価に手に入るモデルだ。その点から結論を出すべきだろう。よりビルドクオリティの低いサムヤン100mm F2.8 ED UMC MACROでさえIrixと同程度の価格設定だ。

遥かに高価なシグマ150mm F2.8と同等の性能を発揮すると言うだけで大成功のはずだ。全体的に見て最も大きな欠点は1m~無限遠のピント領域におけるフォーカスリングの回転角が小さすぎることだろう。

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