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Irix 150mm f/2.8 MACRO 1:1 交換レンズデータベース

2018年11月6日

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「Irix 150mm f/2.8 MACRO 1:1 」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2020-02-21:KPIが「Irix」レンズシリーズの国内取り扱い開始を告知
  • 2019-12-05:PENTAX FORUMSがレビューを掲載しています。
  • 2019-04-26:Phototrendがレビューを掲載しています。
  • 2019-03-26:Dustin Abbottがレビューを掲載しています。
  • 2019-02-27:Lenstipがレビューを掲載しています。
  • 2019-02-25:Dustin Abbottがサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2019-01-08:ePHOTOzineがレビューを掲載しています。
  • 2018-11-06:B&Hでキヤノンニコンペンタックスマウントがそれぞれ予約開始されました。595ドルと望遠マクロレンズとしてはお手頃価格となっているようです。
  • 2018-09-27:ePHOTOzineがハンズオン画像を掲載しています。発売日と価格はまだ不明とのこと。
  • 2018-09-24:海外で正式発表されました。国内では認知度が低いメーカーですが一定数の需要がある感触を得たので専用ページを作成しました。

レンズデータ

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

イメージサークル 35mmフルサイズ
焦点距離 150mm
画角 16° (対角)
最短撮影距離 0.345 m (0.92 ft)
フォーカシングタイプ マニュアル ロック機構付 270°
絞り値 f/2.8 – f/32
絞り制御 カメラボディから制御可
絞り羽根 11枚 円形絞り
レンズ構成 9群12枚
(高屈折率レンズ 4枚、EDレンズ 3枚)
フロントフィルター枠 φ77 mm
マウント Canon EF, Nikon F, Pentax K
サイズ 87 x 135 mm
質量 840g

MTFチャート

外観画像

関連レンズ

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海外の評価

Radojuva

  • モダンで個性的なマニュアルマクロレンズだ。非常に高いビルドクオリティと光学性能を備えている。歪曲収差はとても小さく、色収差は実質ゼロ、周辺減光は極僅かである。
  • レンズには電子接点があるので自動絞りやEXIF情報の記録に対応している。
  • キヤノンEF・ニコンF・ペンタックスKマウントに対応しており、今回はニコンFマウント用を使用している。
  • レンズの仕様
    ・150mm F2.8 1:1
    ・Dragonflyシリーズ(軽量ながら頑丈・防塵防滴)
    ・ニュートリノコーティング
    ・フォーカスリングロック機能
    ・スイス設計・韓国製造
    ・インナーフォーカス
    (ピント距離・倍率・赤外線表示あり)
    ・取り外し可能な三脚座
    ・77mmフィルター
    ・最大撮影倍率 1倍
    ・11枚絞り
    ・F2.8-F32
    ・9群12枚構成(EDレンズ3枚・HRレンズ4枚)
  • レンズの特徴
    ・外装は傷や摩耗に強いコーティング
    ・鏡筒内部は軽量アルミニウム合金
    ・外装は軽量アルミニウム合金・マグネシウム合金
    ・フォーカスリングは滑り止め付き
    ・5点の防塵防滴シーリング
    ・金属レンズマウント・金属フィルターソケット
    ・レンズフード付属
    ・アルカスイス互換で取り外し可能な三脚座
    ・ほぼ全ての表示に蛍光塗料を使用
    ・金蔵部分の表示は塗装+刻印
    ・ハードケース付属
    ・スタイリッシュな外箱
  • 気になるポイント
    ・フォーカスロックリングはプラスチック製
    ・被写界深度表示なし
    ・フォーカスリミッターなし
    ・韓国製造
    ・フロント部分に衝撃吸収用のゴムカバーなし
    ・三脚リングに垂直・水平の表示なし
    ・APS-C用の追加フードなし
    ・Dragonflyのイメージがプリントされていない
    ・常に脱落するレンズキャップ
  • このレンズには重大な問題が一つある。D5600やD3500など、D60より新しいDXフォーマットのカメラに装着することが出来ない。内蔵フラッシュで突出したペンタ部と干渉するので物理的に取り付けることが出来ない。
  • レンズタイプは何故かEタイプでは無く、Gタイプだ。
  • フォーカスリングの回転量は270度だ。滑らかで快適な動作である。
  • インナーフォーカスのため、フォーカシングでレンズが回転したり伸びる事は無い。
  • 最大撮影倍率は1.0倍、この時のワーキングディスタンスは約18cmだ。
  • フォーカスリングをロックすることが可能だが、ロックリングが小さなプラスチック製リングなので回し辛い。
  • 電子接点を備えているが、フォーカスアシストは利用できない。(ピント距離は常に14mとなっている)
  • フォーカスブリージングが非常に大きく、最短撮影距離では画角が狭くなる。このため、フォーカシングしながら画角の変化に対応しなければならない。
  • FTZアダプター経由でZカメラでの動作は不明だ。
  • 11枚の絞り羽根はどのF値でも形状が円形となる。
  • 開放絞り値の表示はどのピント距離でも「F2.8」となる。一部のマクロレンズはピント距離によって開放F値が変化する。最大撮影倍率でのF値は4.5なので、マニュアル露出時でピント操作する時は注意が必要だ。
  • 非球面レンズを使っていないので玉ボケは滑らかだ。
  • シャープネス
    ・F2.8からフレーム中央は良好だ。絞るとシャープネスがわずかに改善する。
    ・フレーム端や四隅に向かってシャープネスの低下は極僅かだ。
    ・実質、隅から隅までシャープなレンズである。
  • 歪曲収差
    ・とても小さく、修正の必要は無い。
    ・実写で歪曲を判断するのは難しい。
  • 周辺減光
    ・F2.8のみ目に付き、四隅で1EVほどとなる。
    ・無限遠時により目立つ。
    ・F8までしぼるとほとんど解消する。
    ・減光は後処理で簡単に補正可能だ。
  • 収差
    ・色収差はほとんど発生していない。
    ・コマ収差はほとんど発生していない。
  • 逆光耐性は許容範囲だが、厳しい条件ではフレアが発生する可能性がある。
  • 素敵なボケ描写だ。

この素敵なレンズは良好な画質で欠点は軽微だ。最も驚いたのは高度な色収差補正である。光学手ぶれ補正やオートフォーカスは備えていないものの、比較的手ごろな価格設定を実現している。

長所:等倍マクロ・電子接点・F2.8・フォーカスロックリング・フォーカスリングの形状・便利な三脚座・11枚の絞り羽根・便利なハードケース・レンズフード同梱・非常に高い光学性能

短所:無限遠側のMFストロークが短すぎる・77mmの大きなフィルター径・外れやすいレンズキャップ・フォーカスアシスト非対応・実効F値が表示されない・光学手ぶれ補正なし・ピント距離がEXIFに記録されない・多くのDXカメラに物理的に装着不可・レンズプロファイルが無い・逆光耐性

Radojuva:Обзор Irix 150mm f/2.8 Macro 1:1 Dragonfly

Phototrend

EST DE L’OBJECTIF IRIX 150MM F/2.8 MACRO 1:1 : UN USAGE EXCLUSIF

  • Irixはスイス・ポーランドで設計され、韓国で製造しているレンズブランドだ。背後にサムヤンの存在を想像している人もいるだろうが、答えはノーだ。
  • このレンズはフォトキナ2018で発表されたMFマクロレンズである。
  • 4枚のHRレンズ、3枚のEDレンズを含む9群12枚構成の光学系だ。絞り羽根は11枚、外装は防塵防滴仕様となっている。
  • レンズには専用ケースとアルカスイス互換の三脚座とレンズフードが付属する。
  • 外装はアルミニウムを使った素晴らしい仕上がりだ。
  • マニュアルフォーカスリングは専用のロックリングで固定することが可能だ。この機能はIrixの広角レンズも備えている。
  • 電子接点を備え、自動絞りに対応している。ただし、マクロレンズ特有の実効F値には気を付けたい。(マクロ領域で実際のF値が低下する現象)
  • 150mmの手持ちMF操作は非常に難しい。被写界深度が浅いのでわずかなブレでピントがずれてしまう。
  • フォーカスリングがおても硬いので一定の力が必要だ。
  • 絞り開放では少しソフトな画質となる。ボケは滑らかだが、F4までソフトな描写だ。高解像となるのはF5.6以降である。
  • その一方、画質はフレーム全体で均質だ。特に周辺減光が少なく、色収差は良く抑えられている。ただし、フレアが発生しやすい。
  • シグマ「APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM」は手ぶれ補正を搭載しているが、より高価で重い選択肢だ。
  • 焦点距離にこだわらないのであればタムロン「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)」が低価格で最善の選択肢となる。

価格面でとても有利なレンズだが、汎用性や使いやすさの点で妥協することになる。150mmマクロに手ぶれ補正が搭載されていないのは奇妙なことだ。

予算が限られているうえで150mmマクロが必要な場合は選択肢となるが、初心者であればタムロン90mm F2.8が使いやすく汎用性が高いと感じるだろう。

長所:ビルドクオリティ・付属品・とても美しいボケ・価格・小型

短所:F5.6未満ではややソフトな画質・手ぶれ補正なし・MF限定

Phototrend:EST DE L’OBJECTIF IRIX 150MM F/2.8 MACRO 1:1 : UN USAGE EXCLUSIF

PENTAX FORUMS

期待に応え、時に期待を上回るレンズ

  • Irixがレンズ市場に参入したのは比較的最近だが、たちまち知明度が高まったレンズメーカーである。最初に11mm F4と15mm F2.4を投入し、2018年に3本目のレンズとなる150mm F2.8 マクロをリリースした。
  • BlackstoneとFireflyに分かれていたシリーズを統合し、Dragonflyと呼ばれるシリーズとなっている。防塵防滴仕様の金属鏡筒にFirefly仕様のフォーカスリングを備えている。
  • 同梱品は以下の通りだ。優れたクオリティのレンズケース以外は一般的なものだ。
    ・レンズ本体
    ・レンズフード
    ・レンズキャップ(前1・後2)
    ・ハードケース
    ・保証書と説明書
  • 重量とサイズのあるレンズだ。PENTAX 100mm F2.8 Macro WRと比べて2.3倍重く、68%長い。
  • レンズ本体は総金属製だ。ビルドクオリティは優れており、しっかりと組み立てられている。
  • 金属製の三脚座はネジが小さく抵抗量が不正確だ。ノッチが存在しないのでレンズ上に印字された印を参考に位置を合わせるしかない。三脚座はアルカスイス互換のプレートとなっている。手持ち撮影時は邪魔になるので右側面へ移動させておきたい。
  • 4.7cm幅のフォーカスリングは270度以上の回転角を持つため高精度な操作が可能だ。フォーカスリングの誤操作を防ぐためのロック機構を備えている。滑らかな操作で抵抗量は適切だ。
  • 270度以上の回転角のうち、無限遠から0.5mの範囲が50%を占め、のこり半分が0.5m~0.34mとなる。大きな回転角のフォーカスリングは高精度な操作が可能となっているが、素早いフォーカシングには不向きである。
  • プラスチック製の花形フードは装着時にとても硬くロックされる。外すのが難しいほどだ。
  • 申し分の無い発色だ。2本の広角レンズと同じ傾向である。色は十分に飽和し、見事なコントラストとなる。
  • EXIF情報はPENTAXカメラに記録可能だ。
  • シャープネス:K-3
    ・F5.6まで中央と四隅には目に見える違いがある。F5.6~F11では隅から隅までシャープだ。
    ・絞り開放は少しソフトだが中程度まで絞ると改善する。
  • シャープネス:K-1
    ・結果は全体的に同じた。開放から実用的だが、絞ることで改善する。
    ・中央と四隅の画質差があるため、一貫した画質とするにはF8まで絞る必要がある。
  • 周辺減光はフルサイズの絞り開放で約1.1EVの減光が発生する。目立つものでは無く、1段絞ると0.6EV未満まで減少する。APS-C使用時は実質的に減光効果は見られない。
  • ボケは美しくクリーミーだ。11枚の絞り羽根を備えているので小絞りでも綺麗な円形を維持している。我々がテストしてきたレンズの中では最高の結果だ。
  • 逆光耐性は光源をフレーム端に配置すると目立つゴーストが発生する。この結果はとても残念だ。
  • 色収差補正は優れている。
  • 歪曲収差はー0.47%と無視できる数値だ。

長所:個性的な要素を含め優れたビルドクオリティ・全ての絞り値で優れた中央解像・滑らかでクリーミーなボケ・色収差なし・豊かな発色・滑らかなフォーカスリング・APS-Cで周辺減光が少ない・ハイクオリティなレンズケース

短所:フルサイズにおける周辺減光・三脚座とフードのクオリティ・絞り開放の四隅がソフト・逆光耐性・比較的大きなサイズ

主なターゲットがマクロユーザーであることは明らかだ。信頼できる光学性能のマクロレンズを探している人に打って付けだ。多くの長所があり、批判すべき点はほとんど無い。期待に応え、時に期待を上回るレンズである。

PENTAX FORUMS:Irix 150mm F2.8 Macro Review

Dustin Abbott

  • これまでレビューしてきたIrixのレンズはどれも素晴らしく、感銘を与えてくれた。
  • このレンズに付属するレンズケースはこれまで見てきた中で最もスタイリッシュなデザインだ。レンズの形状に合わせて成型されており、おどろくほどコンパクトにレンズを収めることが出来る。中には緩衝材が備えてあり、ジッパーはとてもハイクオリティだ。
  • 150mmの望遠マクロレンズながら手ぶれ補正を備えていない。マクロ領域における手持ち撮影は問題外だ。同じく手ぶれ補正を搭載していないシグマ70mm F2.8 Artですら難しかったのだから、焦点距離が2倍の本レンズを使った手持ちマクロは想像を絶する。幸いにも(比較的)明るいレンズのため手ぶれを抑えるシャッタースピードは維持しやすい。
  • 150mm F2.8は100mm F2.8のレンズと比べて被写界深度を浅くすることが出来る。似たような構図で撮影した場合、キヤノンEF100mm F2.8よりも玉ボケは遥かに大きく柔らかい描写だ。その一方で画角が狭いため汎用性は低下する。
  • ビルドクオリティは「Firefly」と似ている。既に優れたビルドクオリティだが「Blackstone」並みのレンズが登場してもおかしくない。
  • 外装の多くに金属パーツが使われており、内部は全て金属製だ。仕上がりはツアイスMilvusシリーズのようなアルマイト仕上げとなっている。
  • フォーカスリングはとても幅広く、良好なグリップと肌触りだ。一般的なゴム製リングと比べてゴミが付きにくくなっている。個人的にはファインダーを覗きながらフォーカスリング操作を助けてくれる隆起した形状が好きだ。
  • フォーカスリングは滑らかに動作し、引っ掛かりは無い。(ただし、ツアイスほど滑らかでは無い)回転角はマクロレンズらしい大きな角度だが、特に大きな回転角と言う訳では無い。
  • インナーフォーカス式のためレンズ全長が伸びることは無い。
  • 価格を考慮すると三脚座が付属しているのは驚きだ。この価格帯のマクロレンズに三脚座が付属しているレンズは私の知る限り存在しなかった。軽量金属でコンパクトなデザインの三脚座はアルカスイス互換となっている。三脚を外した時の見た目も良好だ。
  • 個性的なフォーカステンションリングを備えており、誤操作の予防や微調整をすることができる。
  • 絞り羽根は電磁絞りとなっており、カメラ側で制御される。もちろんEXIF情報にも記録される。
  • この価格帯のキヤノン製マクロレンズにはレンズフードが付属しないものだが、このマクロレンズには深いレンズフードが付属する。
  • 9群12枚とシンプルな光学設計だが、確かに良好な画質だ。中央はキヤノンEF100mm F2.8L IS マクロとほぼ同じシャープネスとコントラストを持っている。隅でソフトになるキヤノンと比べ、Irixはシャープさを維持している。まさに公開されているMTF通りだ。F4まで絞ると、さらにシャープな描写となる。
  • ピント面のシャープさとコントラストは素晴らしく、さらに柔らかいボケ描写を併せ持っている。個人的な見解としては完璧に近い描写だ。
  • 手ぶれ補正が搭載されていないので、手ぶれによってシャープさが失われる可能性がある。できるだけ高速シャッターを維持することをおススメする。レンズアダプターでソニーα7シリーズに装着するのが最適解となるはずだ。奇妙なことに、MC-11経由でこのレンズを装着することが出来なかった。レンズかアダプターの個体問題かもしれない。
  • 歪曲収差はとても小さく、周辺減光はキヤノンレンズよりも少ない。
  • 逆光ではいくらかゴーストの影響を受けている。

美しい造形、並外れた光学性能、そして手頃な価格設定の本レンズには素直に感動させられる。望遠マクロレンズは万人向けでは無く、マニュアルフォーカス限定や手ぶれ補正非搭載と言う点でさらに人を選らぶレンズとなるはずだ。しかし、素晴らしいシャープネスとボケ味は素晴らしいポートレートレンズとなってくれる。これがソニーFE用として登場するのを見てみたいものだ。

長所:本当に革新的な感触と美しい造形・優れたコストパフォーマンス・三脚座とケースとフードが付属する・絞り開放から隅までシャープ・美しく柔らかいボケ・優れたコントラスト・とても良く補正された色収差・歪曲収差と周辺減光の補正

短所:手ぶれ補正非搭載・逆光耐性・中距離でのマニュアルフォーカス

ePHOTOzine

  • このレンズは「Dragonfly」という新しシリーズのレンズだ。実質的に「Blackstone」と同じだが、「Firefly」の特徴を併せ持ち全体的に軽量化が施されている。
  • 840gの重量でEOS 5Ds Rとの組み合わせでバランスは取れている。
  • レンズにはフォーカスロックリングが備わっている。
  • マニュアルフォーカスリングは幅広く快適で十分な抵抗感を持っている。270度と大きな回転角でとても滑らかに動作するのでマクロ領域で高精度なフォーカシングが可能だ。このような長焦点マクロレンズでは重要なポイントだ。ピント距離表示と赤外線マークはあるが、被写界深度表示は無い。
  • 三脚座はアルカスイス互換の取外し可能なタイプだ。
  • 電子接点を持つため、カメラ側から絞り羽根の操作を行う。
  • 解像性能はマクロレンズらしい期待に応えるものだ。
    ・中央はF2.8でvery good、F4-F8でexcellent、F11-F16でvery good、F22でgood、F32でfairだ。
    ・隅はF2.8でvery good、F4-F8でexcellent、F11-F16でvery good、F22でgood、F32でfairだ。
    ・基本的にF2.8~F16まで全ての絞り値でとても満足のいく結果を発揮する。
  • 色収差は全域でとても良好に補正されている。厳しい条件でも全く問題が無い。
  • 歪曲収差は+0.1%と言われており、実際に測定してみると同一の結果が得られた。これは完璧な直線に近く、歪曲に気が付くことは無いだろう。
  • ボケは滑らかで心地よい。素晴らしい描写だ。
  • フレア耐性はとても見事で、実写ではフレアの痕跡を見つけることが出来ない。
  • 周辺減光は控えめでF2.8でー1.2EV、F4でー0.8EV、F5.6でー0.6EVと優れた結果だ。
  • 競合レンズはほとんど存在しないが、価格は適正に見える。

Irix 150mm F2.8 Macroの登場で喜ぶフォトグラファーは間違いなく存在するだろう。特にこれまで選択肢の無かったPENTAXユーザーにとっては朗報だ。特殊なレンズだが強くおススメ出来る。

長所:優れたシャープネス・とても均質なパフォーマンス・色収差が無い・歪曲が無い・等倍マクロ・フレアが発生しない・防塵防滴と耐寒性能・美しいビルドクオリティ・便利な焦点距離・アルカスイス互換の三脚座

短所:MF限定・光学手振れ補正無し

Lenstip

  • レンズ構成はシグマ150mmより4枚少なく、キヤノン150mmより暗いが2枚少ない。重量と寸法は手振れ補正のないシグマ150mmとほぼ同じだ。
  • 金属製マウント面に固定された後玉が配置されている。周辺は反射防止用の黒い塗装が施された良好な状態だ。
  • 設計はスイス、製造は韓国だ。
  • アルカスイス互換の三脚座が同梱している。
  • 残念ながら被写界深度指標は無い。
  • 51mm幅のマニュアルフォーカスリングは滑らかで均質、そして適切に減衰されている。回転角は270度と大きいが、大部分はマクロ領域であり、3m~無限遠の回転角は僅か10度しかない。この角度でピントを合わせるのは難しいだろう。
  • フォーカスロックリングがある。
  • 直径53mmの前玉は動かず、77mmのフィルター径に対応している。
  • 防塵防滴仕様のため悪天候でも利用可能だ。
  • 小絞りはF32まで対応している。
  • 解像テスト
    ・EOS 5D Mark IIIのRAWファイルを利用する。
    ・良像の基準値は30-32lpmmで45-50lpmmがハイクオリティな単焦点レンズのピーク値である。
    ・Otus 1.4/28が49.2lpmm、85mm F1.4 DG HSMや135mm F1.8 DG HSMが51.5lpmmである。
    ・このレンズの中央領域は絞り開放から34lmmと実用的で、F4まで絞ると40lpmmを超える高い数値となる。F5.6はほぼ45lpmmとなる。この結果はシグマAPO 150mm F2.8 EX DG HSMの絞り開放より僅かに劣るが、F4-F5.6でよりシャープという優れた結果だ。
    ・より新しいマクロレンズと見比べると驚くような数値では無いが、この価格帯ではずいぶんと良好だ。
    ・マクロ領域でも無限遠側でもパフォーマンスは同じである。
    ・APS-C領域では中央より僅かに劣るが全体的に均質でマクロレンズらしい。
    ・フレーム隅でも絞り開放から良像の基準値を上回っている。絞ればフレーム全体でシャープな結果となるだろう。
  • 軸上色収差の問題は無く、ボケの色づきは確認できない。
  • 倍率色収差は大部分が0.02%以下とセンセーショナルな結果だ。等倍で見ても確認できないほどである、拍手喝采!
  • 球面収差の補正は完璧では無いようだが、コレが収差を補正できなかったのか、ボケ質のためにあえて残したのかは判断できない。
  • 歪曲収差はフルサイズで0.13%とゼロに近い。
  • コマ収差の補正はとても良好だ。
  • 非点収差は最大で21%と高い数値だ。これは絞り開放付近で画質低下に影響するレベルである。
  • ボケは非難すべき点が見当たらない。玉ボケは均質だ。
  • 周辺減光はフルサイズの端でF2.8が-1.55EVとシグマ150mmより悪い結果だが差は大きくない。
  • ネット上ではフレアが発生しないという評価もあるが、我々からすると疑問だらけだ。絞り値に関係なくフレアは発生し、特にフレーム外側に太陽を配置するとフレームを覆いつくすフレアが発生する。競合他社よりもレンズ構成が少なく、逆光耐性はもっと強くできると思うのだが…。

長所:とても良好な中央画質・良好なAPS-C枠の画質・頑丈で防塵亡弟でスタイリッシュな鏡筒・軸上色収差の問題無し・優れた倍率色収差補正・センセーショナルなコマ収差補正・ゼロ歪曲・小型フォーマットで厄介とならない周辺減光・豊富な同梱品・素晴らしいボケ・良好なコストパフォーマンス

短所:逆光耐性・非点収差・無限遠側のピント合わせ

このレンズは150-180mmのマクロレンズとしては現在最も安価に手に入るモデルだ。その点から結論を出すべき。よりビルドクオリティの低いサムヤン100mm F2.8 ED UMC MACROでさえIrixと同程度の価格設定だ。

遥かに高価なシグマ150mm F2.8と同等の性能を発揮すると言うだけで大成功のはずだ。全体的に見て最も大きな欠点は1m~無限遠のピント領域におけるフォーカスリングの回転角が小さすぎることだ。

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