2023年2月16日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。CinemaEOSでは珍しいボックスタイプのカメラボディに関連した特許のようですね。2023年にEOS C200登場と噂されていますが関連性は不明。
概要
- 【公開番号】P2023024538
- 【公開日】2023-02-16
- 【発明の名称】撮像装置
- 【出願日】2022-12-09
- 【分割の表示】P 2022056599の分割
【原出願日】2020-03-25- 【課題】 レンズ着脱式の撮像装置におけるレンズ取り外し時のカメラマウント保護。
- 【背景技術】
【0002】
カメラボディの前面に形成したマウントに対してレンズ装置を着脱可能なレンズ交換式の撮像装置が知られている。また、レンズ装置の入射光を光学式ファインダーに導くための反射ミラーが存在しない所謂ミラーレスカメラのように、レンズマウントからイメージセンサーまでの距離が非常に短いレンズ交換式の撮像装置も登場している。- 【0003】
さらに、レンズ交換式の撮像装置のなかにはカメラボディの複数の側面に三脚や座面を有し、縦撮りや天地を反転した状態での撮影が可能なものもある。特許文献1には、上面部に設置面や三脚座を設けたカメラが開示されており、正位置での撮影だけではなく、カメラを上下逆にして床面に置いた状態での撮影やドローンやジンバルにカメラを上下逆に固定した状態での撮影を行うことができる。- 【0005】
特許文献1では、カメラを前面側から見た場合にレンズマウントがカメラボディよりも突出している。そのため、レンズ装置をカメラボディから外した状態でマウント面を下にしてカメラを置いた場合、マウント面が傷付く可能性がある。- 【0006】
また、カメラボディに大型のレンズ装置を取り付けるとカメラ全体の重心が転倒限界より前側に寄ることで、カメラが前側に倒れてしまう懸念がある。特に、ミラーレスマウントのようにカメラボディが小型軽量化された場合に顕著になる。- 【0007】
本発明の目的は、レンズ取り外し時における撮像装置のマウントを保護することのできる撮像装置を提供することである。
パッと見た限りではCinemaEOSでは珍しいボックスタイプのカメラボディに見えますね。昨年末にCanon Rumorsが「ボックスタイプのC200 Mark IIが2023年に登場する」と噂情報を発信していましたが、確かにキヤノンはモジュラーボックスデザインのカメラを検討しているのかもしれません。今回の特許では、小型軽量化されたボディで、マウントの保護に重点を置いている模様。
過去の噂まとめ
Canon Cinema EOS C200 Mark II
- C70 / C300 Mark IIIと同じSuper 35 4K DGOセンサー
- RFマウント
- 最大120pの4K
- Cinema RAW Light、XF-AVC / MP4
- SD UHS-II V90メディアスロット×2
- パナソニックBS1Hカメラに似たモジュラーボックスデザイン
- HDMI Type Aと12G-SDI出力
- 外部XLRモジュール用のマルチファンクションホットシュー
Canon Cinema EOS C700 Mark II
- Super35 5K グローバルシャッターセンサーとフルサイズ 8K DGO ローリングシャッターセンサーの2種類を交換可能なセンサー
- どちらのセンサーブロックもダイレクトRFマウントを搭載
- RFマウントを取り外すことなくEFまたはLPLマウントに対応
- 2つの新しいガンマカーブの導入
HDR撮影に適したCanon Log 4
映画のような色彩が得られるWide DR Cine - CFexpress Type Bカード / SD カードスロット
- キヤノンのコーデックの中で最も重い、XF-AVC, ProRes, Cinema RAW Lightを内部記録
- Blackmagic VideoAssistとAtomos Ninja+でBRAWとProRes RAWを外部記録
- Codex CDX-36150でCinema RAW
- RED Digital Cinemaとの共同開発のモジュール/レコーダーで独自メディアへのREDCODE記録
- 異なるモニタリングワークフローに対応する4x SDI出力
- C300 Mark III/C500 Mark IIのデザインに近い
- I/O端子を追加するために少し大きくなっている
- このカメラのプロトタイプは、すでにフィールドでテストされている
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