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ポップアップするマイクユニットを搭載したカメラに関するキヤノンの特許出願

2023年6月16日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。ノイズ低減を目的として、内蔵フラッシュのようにポップアップするマイクユニットに関する技術のようですね。

概要

  • 【公開番号】P2023083878
  • 【公開日】2023-06-16
  • 【発明の名称】撮像装置
  • 【出願日】2021-12-06
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】発生する雑音レベルが高くても、雑音を低減して本来記憶させたい音声情報を記憶する撮像装置を提供すること。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年、静止画像を主体に撮影していた電子スチルカメラのデザイン形状を踏襲しつつも本格的な動画像の記録および動画像の再生を可能とする撮像装置が普及しつつある。これに伴って、撮像装置での本格的な動画像の撮影に加えて、高音質な音声情報の記憶も可能とした撮像装置が望まれている。
  • 【0003】
    一般的な撮像装置において撮影動作を行う際には、撮影レンズを保持する枠部材の一部を光軸方向において移動させることにより、被写体の倍率を変化させている。また、撮影レンズの一部を駆動制御することにより、合焦動作を実行するように構成されている。この種の撮像装置においては、駆動モータ自体や駆動モータの駆動力を伝達するための「駆動力伝達手段」から発生する「駆動音」や撮影レンズを保持する移動枠部材等が移動する際の摺動音等の機械的な「作動音」等が発生する。
  • 【0004】
    特に、レンズ交換式の撮像装置に用いられる撮影レンズには、撮影レンズに入射する光線束の径を連続して調整する複数枚の絞り羽根から構成される「絞り機構」が組み込まれている。この「絞り機構」においては、レンズ鏡筒に設けられた絞りリングを回転する必要がある。デジタルカメラの電子ダイヤル等の操作子の操作により、「絞り径」を変更する構成となっている。この場合、絞り羽根を駆動する駆動モータ自体や当該駆動モータの駆動力を伝達するための「駆動力伝達手段」から発生する「駆動音」や絞り羽根同士が擦れることにより発生する「摩擦音」等が発生する。
  • 【0006】
    したがって、動画撮影時にこれらの機械的作動音がマイクにより収音されて、記憶されてしまうことがある。この場合における、機械的作動音等は撮影者が記憶することを望まない音声情報である。つまり、雑音(ノイズ)である。このため、音声情報の記憶時に雑音(ノイズ)を低減することが望まれていた。
  • 【0009】
    しかしながら、特許文献1に開示された技術は、発生する雑音が大きい場合、雑音を減算しきれないという問題や、雑音成分の減算処理を主として行うために本来記憶したい音声情報の成分までが損なわれてしまうという問題があった。
  • 【0010】
    本発明の目的は、発生する雑音レベルが高くても、雑音を低減して本来記憶させたい音声情報を記憶する撮像装置を提供することである。

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ポップアップフラッシュのように、普段はボディ内に格納され、必要な時に展開して使用することができる内蔵マイクに関する特許のようですね。ここまでするなら外付けマイクでもよさそうですが、携帯するアイテムを極力減らしたい場合は面白いデザインの内蔵マイクと言えそうです。この構造であればカメラ本体側のノイズを抑えることができそうですね。

今のところキヤノンのVlog向けカメラはPowerShot V10など奇抜なデザインのモデルが多い。しかし、今後はソニーのようにスチルカメラライクなデザインのモデルも投入を検討しているのでしょうか?個人的にポップアップマイクの音質やノイズ低減効果次第では家族用のカメラとして面白い選択肢となりそう。

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