スポンサーリンク
2020年4月23日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。フローティング方式を採用したEF70-200mm F2.8・RF100-300mm F4・EF70-200mmF4.5-5.6っぽい実施例を含んでいます。
- 【公開番号】特開2020-64175(P2020-64175A)
- 【公開日】2020年4月23日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2018年10月17日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】
フォーカシングに際しての収差変動が少なく、全物体距離にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズを得ること。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 72.75-192.49 100.21-291.44 71.95-192.21 F値 2.89-2.88 4.12 4.52-5.88 半画角 16.56-6.41 12.18-4.25 16.74-6.42 像高 21.64 21.64 21.64 全長 245.59 250.69 148.84-201.73 BF 55.17 31.58 42.61-80.27
フローティング方式のフォーカスを採用してピント距離に関わらず高い光学性能を期待できる望遠ズームレンズのようですね。それぞれの実施例にモデルネームを付けるとしたら…
- EF70-200mm F2.8 IV
- RF100-300mm F4
- EF70-200mm F4.5-5.6
と言ったところでしょうか。
実施例1と3はバックフォーカスが長いのでEFマウント用かと思いますが、実施例2は少し短すぎるのでRFマウント用でしょうか?RFマウント用としてはバックフォーカスが確保されているのでエクステンダーを想定しているのかもしれませんね。
現行の「EF70-200mm F2.8L IS III USM」は光学設計が「II型」と同じなので、そろそろ最新設計のレンズに登場して欲しいところ。ここ最近はフローティングユニットを採用した望遠ズームレンズの特許出願が多いので、新型に導入されるかもしれませんね。高速AFと近接解像に期待大。とは言え、「III型」が登場したのが2018年なので、「IV型」が登場するとしたらもう少し先となりそう。
実施例2のRF100-300mm F4はRFマウントらしい便利なF4ズームを目指しているのかもしれません。X1.4エクステンダーと組み合わせることができれば「140-420mm F5.6」となるのも面白いですね。実用化されるとしたら、おそらくLレンズ。
実施例3は一転してキットズームのようなレンズですね。F値が大きく暗いレンズですが、フローティング方式を採用しています。
サイト案内情報
特許関連記事
- キヤノン「RF65mm F2 IS」「RF-S50mm F2 IS」「RF-S85mm F2 IS」を想定したような特許出願
- キヤノン「15-50mm F4-6.3」「17-60mm F2.8-5.6」など光学系の特許出願
- キヤノン 薄型広角レンズ「21mm F5.6」「24mm F8」「26mm F3.5」光学系の特許出願
- コシナ ULTRON 27mm F2 用の光学系特許出願
- キヤノン ”カモメレンズ”を使用したコンパクトな85mm F1.8 光学系の特許出願
- キヤノン「14-30mm F4-6.3 PZ」「20-50mm F4-5.6 PZ」のような光学系の特許出願
- キヤノン「400mm F4」「500mm F5.6」「800mm F6.3」光学系の特許出願
- キヤノン「24-130mm F4 IS」「24-80mm F2.8 IS」のような光学系の特許出願
- キヤノン ティルト効果をタッチ操作で簡単に調整する仕組みの特許出願
- 富士フイルム レンズ固定式GFX用と思われる「35mm F3.5」「40mm F3.5」「50mm F3.5」光学系の特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。