2021年10月11日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。APS-Cミラーレス用の「18-45mm F4.5-6.3」となりそうな実施例を含んでいます。
概要
- 【公開番号】特開2021-162822(P2021-162822A)
- 【公開日】2021年10月11日
- 【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置
- 【出願日】2020年4月3日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】軽量化されたズームレンズを提供する。
- 【0002】
スチルカメラ、ビデオカメラおよび監視用カメラ等の撮像装置に用いられるズームレンズとして、特許文献1には、最も物体側のレンズ群が負の屈折力を有するネガティブリード型ズームレンズが開示されている。
実施例1
- 焦点距離:18.53-43.65
- F値:4.54-6.50
- 半画角:33.78-17.38
- 像高:12.40-13.66
- 全長:92.00-83.05
- バックフォーカス:30.20-51.20
像高から察するに、キヤノンAPS-Cセンサー用のズームレンズ。ただし、広角側は像高が12.40mmと少し小さすぎるので、画像処理によって引き延ばす可能性あり。全体的にバックフォーカスが長めとなっているので、沈胴構造を採用したミラーレス用レンズでしょうか?収納時はコンパクトですが、バックフォーカスがかなり長く、使用時の全長は長すぎるように見えます。
2019年に登場した特許出願と似ていますが、今回は別物。広角端の焦点距離が18.53mmと抑え気味で、動画撮影には画角が少し狭いと感じるかも。
問題はこのレンズがRFマウント用なのか、EF-M用なのか、ということ。正直にな所、EOS Mシステムのレンズラインアップを更新するとは思えず、EOS Mユーザーの受け皿として、手ごろなRFマウントシステム登場のほうが可能性が高そう。
実施例4
- 焦点距離:20.01-43.64
- F値:4.60-6.50
- 半画角:31.79-17.38
- 像高:12.40-13.66
- 全長:90.65-80.61
- バックフォーカス:32.94-50.55
全体的に似たコンセプトのレンズですが、広角側の焦点距離はさらに長い20.01mm。面白い試みのようにも見えますが、キヤノンがこのようなレンズをリリースするとは思えません。
?EF-M レンズ
- EF-M11-22mmF4-5.6IS STM
- EF-M15-45mm F3.5-6,3 IS STM
- EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
- EF-M22mmF2STM
- EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
- EF-M32mm F1.4 STM
- EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
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