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Dustin Abbottがタムロンのミラーレス用交換レンズ「24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F051」のレビューを掲載しています。
- このレンズはAPS-C 36mm相当のレンズとして使うこともできる。定番の焦点距離に近い画角だ。
- 光学手ぶれ補正を搭載していないが、その代わりに215gと非常に軽量なレンズに仕上がっている。
- 24mmには4つの選択肢がある。このレンズと比較すると…
・24mm F1.4 DG HSM:非常に重く大きいがコストパフォーマンス良好
・FE 24mm F1.4 GM:タムロンより2倍の重量、1.5倍の全長だ。
・AF 24mm f/2.8 FE:非常に軽量だが僅かに高価、非防塵防滴・マクロ不適。- この価格帯としてはめずらしく防塵防滴・フッ素コーティングを導入している。競合レンズには長所で大いに歓迎できる。
- デザインはフルサイズミラーレス用レンズで統一している。プラスチック製の軽量鏡筒、67mmフィルターソケット、マウント付近のルミナスゴールド装飾。
- AF/MFスイッチがあると良かった。
- フォーカスリングは良好に動作するが、特に滑らかと言う訳でも無い。
- フォーカシングにより前玉が前後するものの、鏡筒内で完結する。可動部には耐候性が施されている。少し心配ならば保護フィルターを装着すると良いだろう。
- 花形レンズフードは所定の位置でしっかりと固定される。
- 最短撮影距離が短いのでレンズフードを取り外したい場合もある。被写体に影が映ってしまうこともあるので注意が必要だ。APS-Cクロップを利用するとさらに拡大率が向上する。
- 7枚の絞り羽根は開放でとても良好な形状だ。F5.6まで絞ると羽根の形状が見え始める。
- 玉ボケはとても綺麗だ。内側は少しざわざわしているが、玉ねぎボケの兆候は無い。縁取りは無く、実写では非常に良好な見映えである。
- OSDのフォーカス駆動はRXDほど滑らかでは無い。さらにフォーカス速度は著しく遅い。また、動き出すのがワンテンポ遅く、合焦直前にも微動が発生する。実写における精度は良好だ。瞳AFは大部分の状況で良好に動作する。
- 歪曲収差は目に付くが綺麗に補正可能だ。
- 「17-28mm F/2.8 Di III RXD」は中央がシャープだが、フレーム周辺部はこのレンズのほうが良好だ。F5.6まで絞ると中央解像は追いつき、周辺解像もシャープさを維持している。小型ながら風景撮影に適したレンズだ。
- 倍率色収差や軸上色収差は良好に補正している。
- 逆光耐性は非常に良好だ。
- コマ収差はほとんど発生していない。
- 発色やコントラストはとても良好だ。光学的に「安いレンズ」と感じるポイントは存在しない。
「17-28mm F/2.8 Di III RXD」は比較的お買い得なレンズだが、それでも単焦点レンズの2倍以上高価である。24mmだけが必要な場合は高価なズームレンズを買う必要が無い。また、小型軽量なズームレンズだが、実質このレンズより2倍の重量差が存在する。
おまけに24mm F2.8には「1:2」のマクロ機能が備わってる。この接写性能が新しい撮影手法を実現してくれるのは間違いない。
小型ながら強力な光学性能だ。しかし、OSDのフォーカス駆動には感心していない。競合他社よりも少しうるさく、速度も遅い。個人的に購入を思いとどまらせるほどの欠点では無いが、間違いなく唯一の欠点であると指摘せざるを得ない。許容範囲内かどうか確認することをおススメする。許容できない場合は「17-28mm F/2.8 Di III RXD」が望ましい選択肢となるだろう。数年前ならば許容できるAFの駆動音だったかもしれないが…。
とは言え、このような安いレンズが防塵防滴仕様かつレンズフード同梱というのは注目に値する。安価ながら驚くほど良好、小型で頑丈、使って楽しいレンズである。
長所:強力な光学性能・良好なクローズアップ性能・優れた逆光耐性・優れた色収差補正・良好な発色とコントラスト・耐候性・優れたコストパフォーマンス
短所:競合他社ほど静か、高速ではないAF・合焦前に微動が多い
とのこと。
他のレビューサイトでも散々してきされているように、足回りに欠点を持つものの、光学性能は特に欠点が無さそうですね(歪曲収差はデジタル補正ですが…)。価格を考えるとフルサイズミラーレス用レンズとしてはコストパフォーマンスが高い。
私も発売日より使い続けており、大部分は似たような印象のレンズです。付け加えるとすれば、オートフォーカスのレスポンスに加えて、ブリージングが大きいので近距離でのオートフォーカスは特に扱い辛いと感じます。最短撮影距離付近だと、さすがに四隅が甘くなるので注意。基本的に気を付けるべき点と言えばそのくらいで、4万円以下の単焦点レンズとしては高解像でボケもまずまず綺麗だと思います。
とは言え、2019年の最新レンズとしては前時代的なオートフォーカスと感じるため、好みはハッキリと分れるかもしれません。Dustin Abbott氏の言う通り、実際に動作を確認してみるのがおススメ。
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