28-105mm F2.8 DG DN｜Art はシグマの新しい傑作レンズ

Sony Alpha Blogが「28-105mm F2.8 DG DN」のレビューを公開。標準ズームとして大きく重いものの、24-105mm F4や35-150mm F2-2.8よりも優れた光学性能とのこと。

Sony Alpha Blog：Sigma 28-105mm F2.8 DG DN

外観：優れたビルドクオリティ。

構造：記載なし。

携帯性：タムロンよりも大きいが、70-200mm F2.8よりも小さい。大きいが1kgを切る。

操作性：優れたエルゴノミクス。必要な機能が全て備わっている。ズームは簡単に操作できるが、自重落下しない程度の抵抗がある。クリックレス絞りは動画に最適。

AF：高速かつ静かで正確。ズーム中でも非常に効果的。近距離でのみ外すことがあった。従来通りソニー機ではAFC15fpsの連写に制限。

MF：フォーカスリングは滑らかに回転する。最短撮影距離は40cmの一定。フォーカスブリージングは非常に小さい。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：
・中央：どの焦点距離でも優れている。F5.6で際立った性能。
・隅：全体的に非常に良好。中間域のF5.6で優れた結果。
・全体的に優れたパフォーマンスを発揮する。
・遠景では中央は優れており、隅は非常に良好。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：玉ボケはとても柔らかく色づきなし、F5.6でも円形。後ボケはとても柔らかく素敵な描写。

軸上色収差：中程度。

倍率色収差：中程度。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：強い歪曲。

周辺減光：F2.8で顕著。F5.6で解消。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：良好。

光条：F16で目に見える。

作例集：

総評：新しいシグマの傑作レンズ。優れた光学性能とビルドクオリティ・エルゴノミクス。24-105mm F4や28-70mm F2.8よりも大きく重いが、それでもスペックを考慮すると抑えられている。妥協のないオールラウンドレンズとして強くおススメできる。

競合について：FE 24-105mm F4や35-150mm F2-2.8よりも優れた解像性能。シグマが優れた光学性能だがサイズや他のレンズとの兼ね合いは要検討。

備考：

広角28mmから望遠105mmまで開放F値2.8でカバーした高倍率の大口径標準ズームレンズ。レンズサイズは24-70mm F2.8よりも大きく重く、そしてシグマ製レンズとしては比較的高価ですが、105mm F2.8を利用できるのは魅力的。

Sony Alpha Blogのレビューでは、ズーム全域で優れた光学性能を備えたレンズに仕上がっている模様。周辺減光や歪曲収差が強いと指摘しつつも、このあたりはカメラ側の光学補正を利用できるので問題とならないみたいですね。色収差は状況によって発生していますが、問題となるシーンは限られているように見えます。

シグマ 28-105mm F2.8 DG DN｜Art 最新情報まとめ

発売日：2024年9月26日（木）
予約開始：2024年9月10日 10:00:00
希望小売価格：オープンプライス
シグマオンラインショップ：￥275,000

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