PhotographyBlogがシグマのフルサイズミラーレス用交換レンズ「35mm F1.2 DG DN | Art」のレビューを掲載しています。
- 重さ1090g、長さ13.6cmのレンズだ。我々がテストしてきた35mm単焦点レンズの中では最も重く、大きい。
- ソニーEマウント用の35mm単焦点としては極めて大きなレンズである。
- α7のようなフルサイズミラーレスに装着しても大きなレンズと感じる。左手でレンズを支える必要がある。
- ビルドクオリティは優れており、価格は適正と感じる。
- 単焦点レンズに必要な大部分の機能を備えている。一つ無いとすれば手ぶれ補正くらいだろう。
- インナーフォーカス機構を採用している。幅広いフォーカスリングには被写界深度指標とピント距離指標が無い。
- オートフォーカスはα7 IIIと組み合わせた際に被写体まで0.15秒だ。良い条件でも悪い条件でもピントが迷うことはほぼ無かった。
- 絞りリングは1/3段ごとに動作する。
- 絞りリングは良好な抵抗感を持ち、独特のクリック音が発生する。デクリック機構により、動画撮影に適した絞りリングの操作も可能である。
- 色収差は稀にテストシーンで目に付くが、目立つことは無い。
- F1.2では周辺減光が発生するものの、F4まで絞ると解消する。
- マクロレンズでは無いが、1:5.1倍の撮影倍率を備えている。
- ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解としては壮大で信じられない程のボケ量を得ることが出来る。
- シャープネス:
・中央はF1.7?F11まで高解像だ。F16で回折の影響を受ける。
・四隅は中央ほどでは無いが、F2~F11で最もシャープな結果を得ることが出来る。あらゆる観点から化け物レンズである。最も重く、最も大きく、最も高価だが、フレーム全体のボケとシャープネスは我々がテストした中で最高の画質だ。
防滴構造や絞りリングを備えている点も素晴らしい。ソニーαシステムにおいて、最も明るく、最も光学性能の高い35mm単焦点レンズである。
とのこと。
海外で「デカいけど凄いレンズ」と高く評価されているシグマの最新レンズですね。PhotographyBlogは主に実写を使ったテスト結果を公開していますが、作例を見る限りでは確かに開放からシャープな描写となっている模様。近距離での解像テストでこれだけ良好な結果が出れば御の字と言えそうです。
色収差の補正は完璧とは言えないみたいですが、35mm F1.4 DG HSMや他の35mmを考えると十分良好な補正ですね。周辺減光はF1.2のレンズとしてまずまず、樽型の歪曲収差はデジタル補正前提と言ったところでしょうか。
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