Dustin Abbottが「85mm F1.2 DG」のレビューを公開。キヤノンやニコンよりも手頃な価格で、小型軽量なレンズとのこと。光学性能は良好で、AF速度は競合製品よりも高速と評価しています。
Dustin Abbott:Sigma 85mm F1.2 DG | ART Review
- 外観:Artシリーズらしい、シンプルで洗練されたデザイン。85mm F1.2の大口径レンズらしくずんぐりした外観。操作部を多く備えながら煩雑には見えない。
- 構造:17群12枚構成で、SLDガラス2枚と非球面レンズ3枚を採用。フローティングフォーカス機構とデュアルHLAモーターを搭載する。ボディは防塵・防滴構造で、前玉には撥水・撥油コーティングを施している。82mmフィルターに対応する。
- フード:高品質なフードが付属。ラバー製のグリップ部とロックボタンを備え、競合製品よりもデザインが優れている。
- 携帯性:Eマウント版は最大径87.2mm、全長121.7mm、重量950g。大型レンズではあるものの、キヤノンやニコンより200g以上軽量。
- 操作性:絞りリングを搭載し、クリック感を切り替え可能。クリック時は1/3段刻み。絞りリングを使用しないようロックする機構も備える。Fnボタンを2つ、AF/MFスイッチを搭載。
- AF:デュアルHLAモーターを採用し、AFは非常に高速かつ正確。近距離から遠距離へのフォーカス移動はほぼ瞬時で、動作音もほぼ聞こえなかった。F1.2でのポートレート撮影でもピントを外さなかった。キヤノン・ニコンの純正85mm F1.2より、速度・滑らかさ・精度の面で優れている。
- MF:幅広く適度に減衰したフォーカスリングを備え、フルタイムMFに対応。MF操作は滑らかで正確。Lマウントではフォーカスリングのストローク量やリニア/ノンリニア動作を細かく設定できるが、ソニーでは利用できない。
- マクロ:最短撮影距離は84cm。最大撮影倍率は約0.11倍で、85mm F1.4 Artやソニー85mm F1.4 GM IIとほぼ同等。顔のアップなどには十分。近接撮影時の描写は良好で、細部と明瞭度が高く、ピント面も平坦。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:F1.2開放から非常に高い解像性能を発揮。中央、周辺、隅まで高いディテールとコントラストを維持し、無限遠でも画面端までシャープ。F1.4 Artより画面全域でシャープ。F2まで絞るとさらにシャープネスとコントラストが向上し、F2以降は主に隅の改善となる。F8まで非常に高いシャープネスを維持。
- 像面湾曲:近距離でもピント面は平坦。
- ボケ:F1.2では非常に強い被写体分離効果が得られ、135mm F1.8に匹敵するほどの分離感。近接撮影では背景が非常に柔らかくクリーミーになる。F2.8でも自然なボケ。玉ボケにはわずかな色づきと軽い雑然さがあるものの、目立つ同心円や玉ねぎボケは見られない。85mm F1.4 GM IIより好ましい。
- 軸上色収差:完全には補正されていないが、色づきは目立たない。
- 倍率色収差:倍率色収差はほぼ見られず、非常によく抑えられている。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:わずかな糸巻き型歪曲が残るが、かなり良好に補正されている。
- 周辺減光:周辺減光は存在するものの極端ではなく、2段未満の補正で対応できる。通常の撮影では目立たない場合が多い。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:非常に良好。新しいコーティングによりゴーストやフレアを効果的に抑制しており、強い逆光・半逆光でも影響は最小限。ポートレート撮影で使用できる光線条件の幅を広げることができる。
- 光条:記載なし。
- 作例集:屋外ポートレート、スタジオポートレート、花、風景、逆光など
- 総評:サイズ、重量、機能、オートフォーカス、シャープネス、描写性能のどれをとっても最高のバランスを実現。全てが最高性能というわけではないが、バランスが最も優れている。購入するとしたら、間違いなくこのレンズだ。
- 競合について:純正品と比べて半額程度で軽量。ソニーGMと比べると、中央はシグマ、周辺はソニーが優れている。85mm F1.4 DG DN Artよりは画面全域でシャープ。
- 備考:
Dustin Abbottのレビューによると、クラス最小・最軽量を実現しつつ、高速AFや優れた解像性能を発揮するとのこと。ボケは滑らかで綺麗な描写であり、ソニーGMよりも優れていると評価。販売価格は競合製品よりも安く、F1.2の大口径が必要であればコストパフォーマンスの高いレンズと言えそうです。
F1.2レンズらしくサイズ・重量はあるものの、キヤノンやニコンの競合製品よりも導入しやすい製品となっている模様。
レンズの情報
- 発売日:2026年9月30日
- 予約開始日::9月10日(木)10時
- 希望小売価格:オープンプライス
- B&H:1599ドル
2026年10月6日発売のクラス最軽量ポートレートレンズ。
シグマにとって現行のF1.2単焦点レンズとしては3本目であり、35mm、50mmに続いて主要な焦点距離をカバー。
13枚羽根の絞りを採用し非常に柔らかなボケを実現。さらに、SLDガラス2枚によって軸上色収差を抑制し、非球面レンズによって球面収差やサジタルコマフレアを補正するなど、高い光学性能を追求しています。
最大の特徴はクラス最小・最軽量のレンズサイズ。重量は905gで、ニコン NIKKOR Z 85mm f/1.2 Sの1160g、キヤノン RF85mm F1.2 L USMの1195gを下回っています。
AFにはデュアルHLAモーターを採用し、高速かつ静かなAFを実現するとともに、フォーカスブリージングを抑えるようフォーカス群を最適化。さらに、防塵防滴構造、2か所のAFLボタン、絞りリングのロックスイッチ、絞りリングのクリック解除機構も装備。静止画と動画の双方で使いやすい操作性と機能性も重視した設計です。
| 85mm F1.2 DG Sony E | |
| 楽天市場 | Amazon |
| カメラのキタムラ | |
| 楽天市場中古 | |
| カメラのキタムラ中古 | |
| 85mm F1.2 DG Leica L | |
| 楽天市場 | Amazon |
| カメラのキタムラ | |
| 楽天市場中古 | |
| カメラのキタムラ中古 | |
レンズの仕様
| レンズマウント | E / L |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 85mm |
| レンズ構成 | 12群17枚 |
| 開放絞り | F1.2 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 13枚 (円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 84cm |
| 最大撮影倍率 | 1:8.9 |
| フィルター径 | φ82mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | 撥水・防汚 AAC |
| サイズ | L: φ87.2mm x 119.7mm E: φ87.2mm x 121.7mm |
| 重量 | L マウント: 905g ソニー E マウント: 905g |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | デュアルHLA |
| 絞りリング | 搭載 |
| その他のコントロール | クリック切替 絞りロック AFLボタン AF/MF |
| 付属品 | ポーチ レンズフード(LH878-08) フロントキャップ(LCF-82 IV) リアキャップ(LCR III) |
関連レンズ
関連記事