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ソニーα7Cはパワフルかつ便利な小型軽量ミラーレス

Mobile01が正式発表されたばかりのソニー「α7C」のファーストインプレッションと作例を公開。α7IIIやα6600との実機比較、FE28-60mmの実写作例など。28-60mmは平凡なスペックですが写りは良さそうですねえ。

小型軽量ながらパワフルなミラーレス

Mobile01:Sony A7C 既輕巧也強悍 實機動手玩!

  • 長らく噂されていたレンジファインダースタイルのフルサイズミラーレスがついに登場した。従来とは全く異なる新しいデザインであり、α7 IIIのコアテクノロジーがα6xxxシリーズのボディサイズに詰め込まれたように見える。
    ブラックシルバー・ピュアブラックの2色を展開し、Eマウントシステムに新規顧客を取り込むチャンスを得た様に見える。
  • シルバーモデルは一見するとブラックモデルより印象的で、パナソニックや富士フイルムのようなデザインにも見える。しかし、グリップの材質からこのモデルのポジショニングや質感を推測するのは簡単だ。
  • 全体的にプラスチッキーな印象を受けるが、それが軽量化の鍵となっている。そして、ボディがマグネシウム合金製のモノコック構造を採用しており、防塵防滴にも対応している。
  • α6600・α7 IIIと見比べると、α6600より少し厚めのボディだが、グリップはα6600のほうが大きく良好だ。α7 IIIやα6600にはグリップ上部にC1・C2のボタンカスタマイズに対応している。
    その一方、α7Cはα6600には無い露出補正ダイヤルを搭載している。
  • α7 IIIはトッププレートがより大きく、収納性はα7Cほどでは無い。
  • コンパクトなカメラだが、α7 IIIと同じイメージセンサーを搭載し、5軸5段分のボディ内手ぶれ補正に対応しているのには驚いた。
  • キットレンズのFE28-60mm F4-5.6はビスケットレンズに近いフォームで、沈胴機構を採用している。レンズを伸ばさなければ撮影することは出来ない。広角端が28mmである点はレンズサイズとトレードオフだ。
  • カメラ上部にはホットシュー・モードダイヤル・露出補正ダイヤル・シャッターボタン・録画開始ボタンがある。
  • シャッター構造を見直され、α7やα9のようなフィードバックでは無くなり、α6xxxのような感触に近い。
  • ZV-1のような92万ドットのバリアングルモニタを搭載している。自撮りやVloggerなどの撮影に最適だ。
  • メニューボタンがカメラ中央に配置されているため、片手操作でボタンを押すことが出来ない。
  • AF-ONボタンを押すだけで、どのフォーカスモードでもAF-Cを利用することが出来る。
  • 電子ファインダーは236万ドットで倍率は0.59倍だ。ファインダーとモニタには明らかな色ずれがあり、特にモニタは目立つ黄色被りだ。
    ファインダーは初期設定で明るすぎ、倍率が足りない。
  • タッチパネルはα7 IIIと同様、メインメニューの操作には対応しておらず、タッチフォーカスや再生時の操作のみ対応している。
  • 通信ポートは全てカメラ左側面に集約している。メモリーカードスロットはSDXC UHS-IIに対応、3.5mmヘッドホン・イヤホン端子用ポートとMicro HDMIポートを備え、USB-C端子用ポートを搭載している。
  • グリップはα7 IIIやα6600のようなゴム製素材で覆われている。全体的な質感はあまり良く無い。
  • カメラはタイ製だ。
  • 三脚ネジ穴は光軸上に配置されている。
  • 従来よりも遥かに大容量のNP-FZ100バッテリーを使用しているのは重要なポイントだ。長時間の撮影に対応し、頻繁にバッテリーを交換する必要が無い。

キットレンズの「FE 28-60mm F4-5.6」に加えて「FE 35mm F1.8」を合わせても日常の撮影にはほとんど対応できない。小型軽量な「28-75mm F/2.8 Di III RXD」との組み合わせがおススメだ。
α7 IIIとコアスペックはほぼ同じで、連写速度や動画仕様に大きな変化無い。バリアングルモニタは必要な人にとって魅力的だが、個人的には直感的に操作できるチルトモニタが好みだ。

とのこと。
α6600やα7 IIIと見比べる限り、驚くほどコンパクトなカメラでは無さそうですが、シュッとしたフォームでカメラバッグに滑り込ませやすいデザインに見えますね。小型軽量レンズと組み合わせてバッグやリュックに放り込んで日常的に使うことができるフルサイズミラーレスに見えます。個人的にシルバーモデルのデザインも好み。
イメージセンサーやプロセッサは従来通りですが、定評のある高感度性能を引き継ぎ、さらにオートフォーカスはより良好となっているので心配する必要は無いでしょう。敢えて言えばα7S IIIと同じメニューシステムやタッチ機能を実装して欲しかったところですが、それは次の世代へ持ち越しとなりそうです。
作例を見る限り、キットレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」は28mm F4でも四隅までシャープな描写に見え、非球面レンズを多用している割にはボケも綺麗。単品で買うとやや高めなので、α7Cと共に手に入れたいところ。

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