Digital Camera Worldがサムヤンの交換レンズ「AF 14mm F2.8 EF」のレビューを掲載しています。
- 大きなフォーカスリングとAF/MF切替スイッチだけのシンプルな外観だ。超広角単焦点らしく、レンズフードは固定式である。
- キヤノン用・ニコン用どちらも防滴仕様だ。
- サムヤンの一眼レフ用レンズは電子接点を搭載していないモデルが多い。しかし、このレンズは電子接点を搭載している上にオートフォーカスまで対応している。
- オートフォーカスはリニアステッピングモーター駆動を採用している。電子制御のためピント距離や被写界深度の表示は無い。
- オートフォーカスはとても高速かつ静かに動作する。キヤノン版では一貫した精度を維持している。
- 絞り羽根が動作した際の露出は安定している。
- 中央シャープネスはF2.8からF11まで優れている。フレームの大部分が非常に良好だ。
- フレーム四隅の倍率色収差はとても小さい。良好に補正している。
- このような広角レンズとしては歪曲収差や周辺減光がとても小さい。
- 最短撮影距離はわずか0.2mと非常に短い。便利な接写性能だ。
- 高価なレンズだが、時代遅れなキヤノン「EF14mm F2.8L II USM」やニコン「Ai AF Nikkor 14mm f/2.8D ED」よりも遥かに安い。特にニコンのDレンズはボディ駆動のオートフォーカスに対応しておらず、D3xxxxやD5xxxのようなAPS-Cボディでもオートフォーカスが動作するのはサムヤンの強みだ。
長所:超広角・F2.8・電子接点
短所:絞り開放で平凡な四隅の解像・歪曲収差がゼロではない・サムヤンレンズとしては高い
つい最近発表したキヤノンのフルサイズミラーレス用では無く、一眼レフ用の14mm AFレンズですね。国内での価格は8万円前後と決して安いレンズではありませんが、14mm F2.8のオートフォーカスレンズとしてはかなり安い価格帯ですね。
安価ながら評価の高い「14mm F2.8 IF ED UMC Aspherical」から光学設計を一新しているものの、コストパフォーマンスの高いレンズとして評価を得ています。光学性能は絞り開放の四隅が平凡と述べていますが、14mmのF2.8四隅で平凡なパフォーマンスを維持できているなら御の字でしょう。
Lenstipは歪曲収差が陣笠状の樽型歪曲と指摘していましたが、Digital Camera WorldはLenstipほど悪い評価では無い模様。Lenstip曰く、MFレンズで問題となっていた逆光耐性は良好となっているようです。
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