DPReviewが「RX10 V DSC-RX10M5」の初期レビューを公開。AF、操作性、動画性能、バッテリー性能の向上でRX10 IVから大幅に進化したと評価。約10年間の技術進歩を一台で実感できるカメラとのこと。
DPReview:The Sony RX10 V shows how far cameras have come in the past decade
- 外観:24-600mm相当のズームを搭載するため大型だが、グリップ形状が改善され、扱いやすくなっている。
- 質感:プラスチック製ボディながら剛性感があり、しっかりと握ることができる。
- バッテリー:NP-FZ100を採用し、従来比で2倍以上の容量を確保。CIPA約630枚と大幅に向上し、旅行や長時間撮影に適している。
- インターフェース:10Gbps対応USB-Cを新搭載。USB Micro-B端子はアクセサリー接続専用となった。SDカードはUHS-II対応。マイク・ヘッドホン・Micro HDMI端子を備える。
- 携帯性:24-600mm相当のレンズを搭載するため携帯性より撮影範囲を重視した設計。コンパクトとはいえポケットサイズではない。
- グリップ:従来機より握りやすくなり、大型レンズ装着時でも安定して保持できる。
- 操作性:前ダイヤルは非搭載。2つのコマンドダイヤルや絞りリングにより直接的な操作が可能。ズームレバーとレンズリングの組み合わせで快適に画角調整できるが、フォーカス中はズームできず、ズーム中はフォーカスできない。
- 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正を搭載。動画ではActiveモードに対応し、4K60pまで使用できる。
- ファインダー:368万ドットへ高精細化。高リフレッシュレート時は解像度がやや低下するものの、AF追従中でも表示品質を維持し、半押し時の表示低下がない。
- モニター:162万ドットへ高精細化し、センサーと同じアスペクト比を採用。上下チルト式で柔軟性はあるが、縦位置撮影には適さない。
- メニュー:最新のメニューシステムを採用し、大きく改善された。整理され使いやすいが、RAW・電子シャッター・HLG静止画など一部設定に制約があり、切り替え忘れが起こりやすい。
- フォーカス:BIONZ XRとAIプロセッサーを採用し、人物・動物・鳥・車・飛行機など幅広い被写体認識に対応。人物の姿勢推定も利用でき、AF性能と追従性能は大きく向上した。
- 連写性能:ブラックアウトフリーで最高30コマ/秒に対応。Speed Boost機能を備えるが、プリキャプチャー機能は非搭載。
- 解像性能:記載なし。
- 高感度ISO:記載なし。
- ダイナミックレンジ:記載なし。
- ホワイトバランス:記載なし。
- JPEG:カメラ内RAW現像に非対応。撮影後にホワイトバランスや色調などを本体で調整できない点は惜しい。
- 動画:4K120p(1.38倍クロップ)、4K60p(全幅オーバーサンプリング)、10bit記録に対応。S-Log3、S-Cinetone、LUT適用、Auto Framing、Active手ぶれ補正を利用できる。AF性能も動画撮影で大きく向上している。
- 作例集:49枚 高解像データあり
- 総評:9年間で進歩したAF、操作性、動画性能、バッテリー性能を一度に取り入れたことで、RX10 IVから大きく進化した。レンズ初期化やシャッター方式の切り替え*には不満が残るものの、旅行で多彩な撮影を楽しめるカメラに仕上がっている。価格に見合うかは利用者次第だが、この約10年間の技術進歩を一台で実感できる製品として評価している。
(訳注:1/2000秒を利用するにはF8まで絞る、電子シャッター利用時は圧縮RAW限定)- 補足:レンズ仕様の焦点距離が異なる点について:これはRX10 IVと同じレンズだが、CIPAの焦点距離表記基準が変更。前2モデルの側面に記載されていた8.8-220mmという数値ではなく、9.1-210mmのズームとして表記。今回記載されている数値は、補正後の有効焦点距離ではなく、文字通りの焦点距離。
DPReviewの初期レビューでは、約10年の時を経て、AF、操作性、動画性能、バッテリー性能が向上したとのこと。前モデルから大幅な技術進化を体感できるとしています。
αシリーズに近づいているものの、ライブビュー画面などαとは異なる部分もあると言及。AFは自動被写体検出時に不安定になると言うレビューもありますが、DPReviewによる本格的なテストは未実施の模様。
センサー画質については言及していませんが、PetaPixelでは従来通りのセンサーが起因すると思われる画質について辛めの評価。高ISOのノイズやディテールの潰れ、ダイナミックレンジの狭さを感じるようです。RAW編集できると高度なノイズ処理で評価が変わるかもしれませんが、少なくともJPEG/HEIFはイマイチとのこと。このあたりは他のレビューもチェックしておいたほうが良いかもしれません。
価格がネックという点は他のレビューと一致しており、1型センサーのレンズ固定式カメラに30万円を払えるかどうかがポイントとなる模様。
- 発売日:7月31日
- 予約開始日:2026年7月16日(木)10時
- 市場推定価格:360,000円前後
ソニーは、約8年ぶりとなる高倍率ズーム一体型カメラ「RX10 V」を発表。センサーとレンズはRX10 IVから継承しつつ、新世代BIONZ XRプロセッサとAIプロセッシングユニットを搭載することで、AFや画像処理性能を大幅に強化。
リアルタイム認識AFに対応しており、人物や動物、鳥、昆虫、車両など幅広い被写体を高精度に認識・追尾。電子シャッターでは最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写を実現しています。ただし、近年のソニー機で採用が進むプリキャプチャー機能は非搭載。
動画機能も大幅に強化され、全画素読み出しによる4K60pやクロップ付き4K120p、4:2:2 10bit記録、All-Intra、XAVC HSなど最新フォーマットをサポート。S-Log3やS-Cinetone、ユーザーLUT、アクティブ手ぶれ補正、オートフレーミング、ライブ配信機能など、最新αシリーズに近い動画機能を搭載。
本体デザインも最新のαシリーズに近いものへ刷新され、ファインダーやモニター、AFジョイスティック、メニュー、USB-Cなどインターフェースシューも強化されています。
センサーやレンズ自体に大きな変更はないものの、AI技術や新世代プロセッサの採用によって撮影体験は大きく向上。30万円超の高価な1型カメラですが、長らく更新が途絶えていた高倍率ブリッジカメラ市場において、本格的な静止画・動画撮影の双方に対応するフラッグシップモデル。
| DSC-RX10M5 | |
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主な仕様
| レンズ | F2.4 - F4.0 24-600mm 72 mmフィルター |
| イメージセンサー | タイプ:1.0型Exmor RS CMOS 有効画素:最大約2010万画素 |
| プロセッサ | BIONZ XR AIプロセッシングユニット |
| カラー | クリエイティブルック S-Cinetone ユーザーLUT |
| 内蔵ND | - |
| 手振れ補正 | 光学式 |
| ISO | 100 - 12800 拡張 64 |
| 画像ファイル形式 | JPEG/HEIF/RAW |
| ストレージ | SD UHS-II |
| AF | 検出方式:ファストハイブリッドAF 測距点:最大575点 測距輝度範囲:EV-2 - EV20 最大約60回/秒の高速AF/AE演算 |
| 被写体検出 | オート 人物 動物/鳥 動物 鳥 昆虫 車/列車 飛行機 |
| シャッター | メカニカル: F2.4 - F7.1: 1/1000 - 30秒 F8.0 - : 1/2000 - 30秒 電子:: 1/16000-30 秒 |
| フラッシュ同調速度 | 1/2000 秒 |
| 連続撮影速度 | Hi+: 最高約30コマ/秒 |
| 連続撮影枚数 | RAW: 156枚 RAW(ロスレス圧縮): 162枚 |
| ファインダー | サイズ:0.5型 Quad-VGA OLED 解像度:3 686 400 ドット 倍率:約0.78倍STD 60fps / HI 120fps |
| モニター | サイズ:3.0型 解像度:1 620 000 ドット 可動方式:チルト |
| 動画フレームレート | 4K 120p FHD 120p |
| 動画出力 | XAVC S: MPEG-4 AVC/H.26 XAVC HS: MPEG-H HEVC/H.265 |
| USB | USB-C USB3.2 |
| マイク/ヘッドホン | マイク:3.5 mm ヘッドホン:3.5 mm |
| HDMI | タイプD |
| Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | Ver. 5.0 |
| その他ポート類 | microUSB |
| バッテリー | タイプ:NP-FZ100 撮影可能枚数:約570枚 / 約630枚 |
| サイズ | 約136.4 x 94.5 x 151.3 mm |
| 重量 | 本体のみ:約1026 g バッテリー含:約1111 g |
| 防塵防滴 | 配慮した構造 |
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