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キヤノン「EOS Kiss M2」はAF性能が大きく改善している

DPReviewがキヤノン「EOS Kiss M2」のレビューを公開。ぱっと見は従来モデルのマイナーチェンジですが、AF性能がぐっと向上したことにより使いやすいカメラに仕上がっていると評価しています。4K動画やストリーミング機能は少し注意点がある模様。

DPReview:Canon EOS Kiss M2 Review

カメラの紹介

  • EOS Kiss M2における一つめのアップデートは、デュアルピクセルオートフォーカスシステムに関するものだ。静止画と動画の両方で瞳検出の追従AFに対応している(前モデルは顔検出のみ)。
  • 縦位置動画の撮影にも対応しており、image.canonのアカウントを開設して1,000人以上のチャンネル登録者がいれば、YouTubeでのライブストリーミングが可能だ。
  • スペックシート上では4K/24p動画に対応しているが、大きくトリミングされ、デュアルピクセルオートフォーカスも使用できない。そしてライブストリーミングはFullHDが上限だ。
  • Kiss M2を含めて、競合カメラ(G100・ZV-1・G7 X Mark III)の多くはボディ内手振れ補正を搭載しておらず、レンズ側の光学手振れ補正に依存している。さらに電子式手ぶれ補正を使用するとクロップが発生する。

外観・操作性

  • EOS Kiss M2は、小さなデジタル一眼レフカメラのようなスタイルで、小さいながらもグリップは充実しており、快適に使用することができる。
  • カメラの操作性は前モデルとほぼ同じだ。コントロールダイヤル、シャッターボタン、録画ボタン、M-Fnは、すべてカメラ本体の右上にある。
  • その他の操作部は、カメラの右後ろ側に並んでいる。
  • 全体的にボタンが小さく、窮屈なので、多くの場合はタッチパネルを使用したほうが簡単だ。特に、小さな動画撮影ボタンはその傾向が顕著である。
  • Kiss M2には、ETTLポップアップフラッシュが内蔵されているが、ホットシューにより強力な外付けフラッシュを装着することもできる。
  • 側面には、3.5mmマイク端子、マイクロHDMI、USB Micro-Bの各ポートを装備している。残念ながらヘッドフォン端子はないが、これはこのクラスのカメラとしては一般的なことだ。
  • Kiss M2は驚くほ軽量・コンパクトだが、充実したグリップにより、快適な撮影が可能だ。
  • 1回の充電で305枚の撮影が可能なCIPA規格に準拠しており、静止画を撮影するだけであれば、1日以上の写真撮影でも十分なバッテリーライフを実現している。
  • しかし、動画をたくさん撮影する場合、バッテリーの消耗が早いので、予備のバッテリーを持っていくことをお勧めする。
  • また、USB充電には対応していないので、充電器をなくさないようにしたい。
  • 静止画撮影時には電子シャッターが使用できるが、シーンモードの「サイレント撮影」でのみ使用でき、露出の調整はできない。

ファインダーモニター

  • Kiss M2のタッチパネルは明るく、とても反応が良い。明るい場所で撮影していても、タッチパネルでのメニュー操作は簡単にできる。
  • モニタはバリアングル式の可動機構を備えており、動画撮影にも活用できる。
  • 236万ドットのEVFは明るくクリアで、期待通りの性能だ。特に、ファインダーを覗いたまま、タッチパネルでAFポイントを移動できるのは便利だ。

メニューシステム

  • 他のキヤノンEOSカメラと同様に、簡単に操作できるようになっている。

オートフォーカス

  • EOS Kiss M2で大きく進化した点は、オートフォーカス機能だ。基本的なAFシステムは前モデルと同じだが、M2では静止画・動画撮影時に顔・瞳の追従AFを搭載している。
  • 実際に使用してみると、光量の少ない環境で動きの速い被写体を撮影した場合でも、瞳AFが非常に良好だった。
  • 競合するいくつかのシステムほど正確ではないが、タッチパネルを使って必要に応じて修正することが出来る。
  • タッチ&ドラッグ式のオートフォーカスは、ファインダーを覗いたまま簡単に調整ができ、その精度も高いと感じた。鼻先で誤ってフォーカスを切り替えてしまわないように、液晶の特定のエリアをアクティブにするように設定できるのもありがたい。

画質

  • 前モデルと同じセンサーを使用しているので、基本的に同じ画質である。
  • 色鮮やかでコントラストの高いJPEG画像が得られる。カメラ出力のJPEGは、ソーシャルメディアで共有するための編集作業を最小限に抑えることが出来る。
  • CR3 RAWフォーマットは、必要に応じて編集する際の柔軟性が高い。Kiss M2のRAW画像を、明るい条件下で低ISOで撮影してみたところ、シャドウのディテールを適度に明るくすることに問題は感じられなかった。
  • ISO感度を上げていくと、光量の少ない場所では、シャドー部を持ち上げたときにノイズがのってしまうが、これは当然のことだ。
  • AWBは、コンサート会場の変化するストロボの下でも、照明状況に合わせて上手に調整してくれた。
  • 動画も静止画もマニュアルモードで撮影するのが最もコントロールしやすい。しかし、オートモードのシーン検出機能は十分に機能しているので、経験の浅い人に渡しても、ピントの合った鮮明な画像が得られるカメラだ。

動画

  • 4K撮影が可能だが、FullHDの使用が最適だ。4K 24p動画は大きくトリミングされ、カメラのDPAFが使用できない(コントラスト検出のみ)。
  • 基本的に、4Kモードは被写体がすぐそばにいないとピントの信頼性が低い。さらにクロップされるので、より広いアングルでの撮影や、カメラを手で持って撮影することは困難だ。
  • FullHDの撮影に満足しているなら、DPAFを使用することができ、被写体の瞳にピントを合わせることができる。明るい場所でパフォーマーを撮影した際に、ピントをしっかりと合わせることができた。
  • 暗い場所でもまずまずの性能を発揮してくれたが、よりクリエイティブな照明を使用した場合には、被写体の識別に苦労することがあった。

ライブストリーミング機能

  • YouTubeへのライブストリーミングは、デスクトップでのストリーミング設定よりも柔軟性があり、スマートフォンのカメラからのストリーミングよりも高品質であるため、非常に有望な機能だ。
    しかし残念ながら、Kiss M2でYouTubeに直接配信するには、自分のチャンネルに1,000人のYouTube登録者がいなければならないという大きな制限がある。
  • YouTubeのストリーミングFAQでは、モバイルデバイスユーザーは1,000人のチャンネル登録者数が必要で、ウェブカメラなどのユーザーには必要ないとされている。
    Kiss M2のプレスリリースによると、YouTubeはKiss M2をウェブカメラではなく、スマートフォンのようなモバイル機器として分類しているとのことで、そうなると、恣意的な1,000人という登録者数の制限が出てくる。
  • 加入者数の制限を満たしていない場合、制限に気づかずにストリーミングを試みても、カメラには「ERR 127 - an error occurred」という不可解なメッセージが表示されるだけで、それ以上の詳細は不明だ。加入者数の少ない個人アカウントでこの問題に遭遇した後、30万人以上の加入者を持つDPR TVの公式アカウントに切り替えたところ、何のエラーもなく正常にストリーミングすることができた。
  • しかし、加入者数が1,000人に満たず、ライブストリーミングに使用したい場合は、いくつかの回避策がある。コンピュータにUSBで接続し、キヤノンのEOS Webcam Utilityソフトウェアと一緒に使用すると、コンピュータはKiss M2をウェブカメラとして認識し、YouTubeにライブストリーミングすることができる(ただし、カメラのマイクはUSBで音声を送信できないため、別途マイクを使用する必要がある)。
  • また、HDMIケーブル、キャプチャーカード、OBSなどのストリーミングプログラムを使用すれば、YouTubeやTwitchなどでライブストリーミングを行うことができる。
  • しかし結局のところ、1,000人という登録者数の制限は馬鹿げているとしか思えない。例えばFacebook Liveにはそのような制限はない。今後、YouTubeがこのポリシーを変更することを期待している。

作例集

総評

EOS Kiss M2は、一見すると変更点が少ないように見えるが、FullHD動画や静止画撮影時のオートフォーカスには大きな改良が加えられている。オートフォーカスの速さと正確さは、このカメラの真価を発揮するものだ。そしてKiss M2は簡単操作で、カメラ出力のJPEG画像は、鮮やかでコントラストの効いたものになる。さらにWi-FiとBluetoothを搭載しているので、カメラからスマートフォンに直接、鮮やかな画像データを共有することができる。

コンパクトカメラでありながら、非常に快適な撮影ができるので、初めてのカメラを探しているアマチュアの方や、家族や友人と過ごすときに軽量なカメラが欲しいと思っているプロの方にもおすすめだ。いくつかの操作部は小さくて窮屈に感じたが、タッチパネルはレスポンスが良く、操作しやすい。また、ファインダーを覗いている時に、タッチパネル機能が有効であることも評価できる。

4K 24p撮影時は1.5倍のクロップとなるため、ビデオグラファーや本格的なブロガーには使いにくい。また、マイク端子を搭載しているのは好印象だが、ヘッドフォン端子も搭載してほしかった。バッテリー駆動時間は、静止画撮影時にはまずまずだが、動画撮影を開始するとすぐに減る。要約すると、このカメラは静止画と(4Kが必要ない)簡単な動画撮影のためのコンパクトな選択肢として輝いている。

  • 長所:
    ・堅実な顔/瞳追従(静止画・動画)
    ・心地よいJPEG画質と良好なRAW画質
    ・小型ながら快適なハンドリング
    ・良好な電子ファインダー
    ・外部マイクに対応
    ・優れたタッチインターフェース
    ・良好なフルオートモード
  • 短所:
    ・4K動画が×1.5クロップ
    ・4K時のAF
    ・FullHDの画質がソフト
    ・電子シャッターがシーンモード限定
    ・ヘッドホン出力非対応
    ・ストリーミング機能はサービス側の制限がある
    ・背面のコントロールが少し窮屈

とのこと。
一見すると人気モデルのマイナーチェンジですが、特にAF性能の向上で従来機と差別化できるカメラに仕上がっている模様。もともと小型軽量でタッチパネルのインターフェースも良好だったので、あまり手を加える必要がなかったのかもしれませんね。元Kiss Mユーザーとしては個人的にUSB充電・給電に対応してほしかったところですが、ほぼ価格据え置きでモデルチェンジしていることを考慮すると妥協が必要か。
レンズラインアップは安くて手ごろなモデルが多く、キヤノンも「EOS Mは続けていく」と言及しているので、手軽にミラーレスを楽しむなら面白い選択肢と言えそうです。4K動画のクロップ倍率やライブストリーミングの注意点は要検討ですが、EOS Kiss M2の購買層でココが気になる人はそう多くないはず。

キヤノン「EOS Kiss M2」最新情報まとめページ

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