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DPReviewがキヤノン製フルサイズミラーレス「EOS R」レビューについて、ファームウェアアップデート後のAFを再評価しています。顔検出や追従性能が改善して信頼性の高いシステムとなったみたいですね。後は「EOS R5」で連写性能とマルコンを導入すればバッチリと言ったところでしょうか。
Autofocus and performance
EOS RのAFシステムは初期のレビュー以来いくらか更新されている。今回はファームウェア「Ver1.6」の動作とパフォーマンスを評価している。
- デュアルピクセルCMOS AFシステムを採用しており、センサー上の全画素が単一のマイクロレンズに2つのフォトダイオードを備えている。これにより位相差AFを実現、一眼レフより遥かに優れたカバーエリアを実現した。
(水平垂直の大部分をカバーした5655ポジション) - AFポイントを操作する方法は主に4つある。
1:AFポイントボタンを押してダイヤル操作
2:AFポイントボタンを押して十字ボタン操作
3:タッチパネルで任意の位置をタップ操作
4:ファインダー使用時にタッチ&ドラッグ操作 - EOS Rには複数のフォーカスエリアモードが存在する
・顔+追従
・1点AF(スモール/通常)
・領域拡大(クロス/周囲)
・ゾーン
・ゾーン(縦/水平) - 1点AFのダイヤル操作時は143ポジション(13×11)から任意のフレームへ移動する。
- 1点AFの十字ボタン操作時は5655ポジション(87×65)の細かい操作が可能だ。ただし、フレームの移動速度が大きく低下するので、最終的な微調整に適している。
- 顔+追従モードはとても自動化されているモードだ。顔を検出した場合は優先してフォーカスし、顔を検出しない場合はフレーム中央付近の被写体にピントを合わせようとする。
モニタをタップすると被写体を追従し始めるがAFが動作する訳では無い。素早く撮影したい場合は「コンティニュアスAF(ライブビュー中は常にフォーカスエリアにピントを合わせる機能)」の設定をオンにしておくと良いだろう。 - 被写体追従時の好ましい手段はメニューシステムの「AF ページ5:顔+追従時のAFサーボ開始測距点」の設定を変更することだ。これにより最初に追従を開始する測距点を指定することが出来る。この方法を用いると、タップして追従するより信頼性が高いことが判明した。
- 前述したように開始測距点を決めた追従AFのパフォーマンスは非常に優れている。被写体を素早く捕捉して追従し続ける信頼性の高いシステムだ。
- とても控えめな連写速度はスポーツやアクションの撮影で大きな制限となるが、AFはとても効果的に追従し続ける。ただし、5fpsの連写速度は被写体をフレーミングし続けるのが難しいかもしれない。
- ファームウェアアップデートでフレーム内の小さな顔でも瞳を検出できるようになった。瞳の検出速度はとても高速で、かつ正確に追従し続ける。瞳の検出が途切れてしまったとしても、被写体の顔にピントを合わせ続けている。
- 初期ファームウェアでは急にハンチングすることがあったが、新ファームウェアでこの問題を再現確認するテストはまだ実施できていない。
- 顔・瞳検出中は被写体の向きが変わったとしても粘り強く追従している。
- とても浅い被写界深度でもフォーカス精度は良好だ。眼鏡を装着しても良く検出するが、ピンtのは眼鏡フレームに合う傾向がある。
- フレームに複数の顔が検出された場合、フォーカスエリアを任意の顔に合わせるか、タップして指定する。
とのこと。
最終的な評価に変化は見られませんが、オートフォーカスの評価はずいぶんと良くなっているように見えます。私も2018年の発売日からEOS Rを使い続けており、ファームウェアアップデートでかなり使いやすくなったと感じています。家族写真や動き回る娘の静止画・動画も快適(特にナノUSM駆動のAFレンズ)。
DPReviewが紹介しているように、追従・顔優先AFモードのサーボAF開始測距点は「自動」から「任意の開始測距点(1 or 2)」に設定しておくのがおススメ。任意の測距点モードにすると撮影待機中の顔検出が動作しなくなるものの、開始測距点でサーボAF動作時に顔を検出した場合は顔・瞳の検出に切り替わります。最初は慣れが必要かもしれませんが、個人的には使いやすいと感じます。
後はやっぱりエルゴノミクスと連写速度ですかね。ジョイスティックタイプのAFフレーム操作が出来ないのはキヤノンだけなので不便なのです。
(ニコン・ソニー・オリンパス・パナソニック・富士フイルムは全てジョイスティックを導入しています)
M-Fnバーを省略し、普通のマルチコントローラーを搭載したEOS R5(もしくは噂されているEOS R6)にとっとと乗り換えたいところ。また、連写速度も走り回る娘を撮るには厳しいのでこの辺りもEOS R5・R6に期待。
購入早見表
EOS R+対応アクセサリー
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