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コシナ Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical SE 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical SE」の情報を収集しています。

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レンズデータ

作例

参考サイト

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

焦点距離 40mm
口径比 1 : 1.2
最小絞り F22
レンズ構成 6群8枚
画角 55°
絞り羽根枚数 10 枚
最短撮影距離 0.35m
最大撮影倍率 1 : 6.2
最大径×全長 φ66.5×51.9mm
フィルターサイズ φ58mm
重量 340g
レンズフード 付属
電子接点 あり
 フォーカス拡大機能 対応
 Exif情報: 対応
 レンズ補正選択 可能
 5軸ボディー内手ブレ 対応(5軸対応ボディーに限る)

MTFチャート

レンズ構成図

関連レンズ

海外の評価

Dustin Abbott(非SE)

Voigtländer Nokton 40mm F1.2 Review

外観・操作性

  • ツアイス「Planar T* 1.4/50」を彷彿とさせる描写のレンズだ。
  • このレンズは金属とガラスの塊だ。比較的コンパクトだが、非常に高いグレードの作りで見た目より僅かに重い。
  • F1.2のレンズながら全長はわずか59.3mmだ。ソニーαとの組み合わせに適している。
  • シグマ「35mm F1.2 DG DN」は160%大きく、131%重い。
  • 金属製レンズフードはねじ込み式だが、フードのネジ山にフィルターを装着することができる。浅底フードは嵩張らないため、レンズに付けっぱなしだ。
  • レンズの半分を占めるフォーカスリングは滑らかで完璧な抵抗量で動作する。回転角は130度で高精度なピント合わせが可能だ。NOKTON以上のMF操作が可能なレンズはほとんど無い。
  • 絞りリングは1/3段ごとに正確に動作する。
  • マウントには電子接点を備えているものの、防塵防滴仕様ではない。価格を考慮するとシーリングを施して欲しいものだ。
  • 絞り羽根は10枚と多いが、円形絞りでは無いので玉ボケが角ばりやすい。F1.4でさえ少し角ばっている。

画質

  • 絞り開放から非常にシャープなレンズを探しているのだとしたら、これは適当ではない。全体的に夢のような美しい描写を探している人に適している。
  • F1.2~F1.8はコントラストが低く、絞ると非常に高いコントラストとディテールとなる。
  • F1.2を使うと背景はクリームのように柔らかくなるが、ピント面のマイクロコントラストやディテールが低く、全てが少し霞んでいる。
  • しかし、F4まで絞るとモニターから飛び出さんばかりのディテールとコントラストになる。
  • 歪曲収差はほとんど影響が無い糸巻き型だ。NOKTON 35mmよりも優れている。
  • 周辺減光は発生しているが、緩やかな直線型だ。絞ってもすぐには解消されず、F4でもわずかな改善に留まる。
  • 軸上色収差はハイコントラストな領域でいくらか発生し、F2.8まで絞ると大きく改善する。
  • F2まで絞るとマイクロコントラストとシャープネスは劇的に改善する。F5.6まで絞れば四隅の端まで非常にシャープで高コントラストだ。
  • 絞り開放でも全体的なコントラストは良好だ。霞んで見えるのは等倍でチェックする時だけだ。
  • 驚くほど美しい発色だ。
  • 明るく天体撮影に向いていると思いきや、フレーム端のコマ収差はかなり目立つ。F2まで絞ると改善するが解消はできない。

いくつかの大きな強みと、深刻な弱点を併せ持つ個性的なレンズだ。おそらくラボテストだけではこのレンズの全てを知ることは出来ないだろう。

素晴らしい焦点距離で驚くほど豊かな発色を備えている。大衆向けとは言えないが、意図して芸術的な写真を撮りたい場合に検討する価値がある。

長所:美しいビルドクオリティ・巧みなクラシカルデザイン・F1.2ながらコンパクトサイズ・ゴージャスな発色・美しいボケ・絞った際に信じられない程シャープでハイコントラスト・小絞り時の描写

短所:F1.2~F1.4でコントラストが低い・開放付近の滲みと色収差・防塵防滴非対応

Dustin Abbott:Voigtländer Nokton 40mm F1.2 Review

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