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FE 24-50mm F2.8 G ズーム範囲が十分なら非常に良好なレンズ

Sony Alpha Blogが「FE 24-50mm F2.8 G」のレビューを公開。ズームレンジが狭いものの、ソニーらしい良好な操作性や機能性、AFや光学性能と評価。歪曲収差や周辺減光はカメラ側の補正に依存していると指摘。

Sony Alpha Blog:Sony FE 24-50mm F2.8 G

  • 外観:ソニーらしい良好なビルドクオリティ。
  • 構造:記載なし。
  • 携帯性:従来よりも小型軽量でGM IIよりも遥かに低価格。α7Cに最適だが、ズーム時にレンズが伸びる。ズーム操作のあるジンバル撮影には不向き。
  • 操作性:ソニーらしい良好なエルゴノミクス。
  • AF:静止画・動画どちらでも非常に高速。95%の優れた精度。α1やα9の高速連射に対応。
  • MF:リニアレスポンスで応答性が良い。フォーカスブリージングは目に見える。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:24mmを除けば概ね良好(隅で低下する)。F4~F5.6まで絞るとズーム全域で優れた結果を得られる。ベストは50mm。素晴らしい性能。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:素晴らしい玉ボケ。柔らかく良好な後ボケだが、24mmでは少し騒がしい。
  • 軸上色収差:ゼロではないが低い。
  • 倍率色収差:ゼロではないが低い。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:どの焦点距離でも非常に目立つ。明らかにソフト補正に依存。
  • 周辺減光:非常に強く、F8まで絞らないと改善しない。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:良好だが、より優れたGレンズが存在する。
  • 光条:F16-F22で素敵な描写。
  • 作例集
  • 総評:個人的には20-70mm F4 Gや17-50mm F4 VXDのような汎用性が好み。このレンズはソニーらしいビルドクオリティや機能性、AF、光学性能だが、ズームレンジが狭く、歪曲収差と周辺減光は補正必須。ズームレンジに問題がなければとても良好なレンズ。
  • 競合について:ソニーは優れたエルゴノミクス。タムロン(17-50・20-40)よりも良好。20-70mm F4 Gと同じく隅で低下。GM IIよりも全体的に少し劣る。
  • 備考

とのこと。
非常にコンパクトながらF2.8の開放F値を実現している標準ズームレンズ。Gシリーズとしては初の大口径ズームで、外装には最近の「G」シリーズらしく絞りリングやAFLボタンを搭載。フォーカス駆動にはリニアモーターを採用して電光石火のAFを実現。販売価格がタムロンやシグマと比べて倍近いのが悩ましいところですが、純正品らしく高速連写対応など互換性の高さが魅力的となりそう。フォーカスブリージング補正も利用可能。

気になるのは光学性能ですが、Sony Alpha Blogによるとズーム全域で良好解像性能を実現しているとのこと。24mmはピークの結果を得るために少し絞ったほうが良く、全体的に隅まで良好な結果を得る場合はF4-5.6が最適と述べています。

競合製品として、タムロン「20-40mm F/2.8 Di III VXD」などが存在しますが、解像性能は本レンズのほうが良好のようです。また、α1などの高速連写を利用したい場合も純正品を検討したほうが良いでしょう。非積層型のミラーレスで利用する場合でも、フォーカスブリージング補正を利用する場合は要検討。このレンズは非補正の場合に少し目立つようです。

ソニー FE 24-50mm F2.8 G 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年5月17日
  • 予約開始日:2024年2月29日(木)10時
  • 希望小売価格:オープン
  • 市場推定価格:税込18万円前後

レンズの仕様

  • フォーマット:フルサイズ
  • マウント:E
  • 焦点距離:24-50mm
  • 絞り値:F2.8-
  • 絞り羽根:11枚
  • レンズ構成:13群16枚
  • 最短撮影距離:
    0.19(W)-0.30(T) (AF)
    0.18(W)-0.29(T) (MF)
  • 最大撮影倍率:
    0.30 (AF)
    0.33 (MF)
  • フィルター径:67mm
  • サイズ:φ74.8×92.3mm
  • 重量:440g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:リニアモーター×2
  • 手ぶれ補正:-
  • その他機能:
    ・クリック解除付き絞りリング
    ・フッ素コーティング

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