CAMERA LABSがソニーの交換レンズ「FE 24mm F1.4 GM」のレビュー・作例記事を公開しています。
- サイズは75mm×92mm・重量は445gであり、一眼レフ用のシグマ「24mm F1.4 DG HSM」と比べて小型軽量なレンズだ。
- 10群13枚のレンズ構成で前玉はフッ素コーティングにより保護されている。
- 絞りリングは1/3段ごとに動作する。「A」ポジションでカメラ側で操作することも可能だ。デクリック機構を備えているので滑らかな絞り操作も可能である。
- オートフォーカスの再現性は非常に優れている。40コマ撮影して異常なカットは存在しない。
- α7R IIと組み合わせた場合、近距離から無限遠までのフォーカススピードは約0.5秒である。これは非常に高速だ。駆動音は外から聞こえない。
- 0.34mから無限遠へピントを動かすと画角は6%拡大する。これは動画撮影時に気が散る場合のある数値だ。
- 大口径レンズらしくF1.4の絞り開放からF2.8まででは軸上色収差が目立つ。このテストでは僅かなフォーカスシフトも明らかとなっている。
- 近距離解像:
・F1.4はOtusにとても近いパフォーマンスを発揮する。シグマArtよりも明らかに優れている。像面湾曲は発生していない。
・F2.0まで絞った際はOtusのほうが中央で少しシャープとなり、APS-C領域やフルサイズ隅でより優れた結果となる。
・F2.8以降は既にとても良好なパフォーマンスを発揮しているので絞ってもあまり改善しない。- 遠景解像:
・F1.4ではやはりOtusと非常によくにたパフォーマンスだ。四隅に向かって少しだけソフトとなる。
・F2まで絞った時は「Batis 2/25」よりも明らかに良好な中央シャープネスだ。四隅は拮抗している。- 周辺減光は大きく「Batis 2/25」と同様にプロファイルを適用しても影響が広く残っている。
- コマ収差は絞り開放からとても良好だ。これまで私がテストしてきた中で最も優れており、Otusよりも良い。欠点があるとすれば点光源の周囲にマゼンダのハロくらいだろう。
- 玉ボケの内側はとても滑らかだ。Otusと同じくらい非球面レンズの影響を受けていない。縁取りはほとんど無く、絞った際の影響は比較的少ない。
- 後ボケはとても滑らかだが小ボケ領域において少し緑の色づきが発生する。
- クローズアップ時はF2.8~F4まで絞るとかなり良好だ。
- 逆光耐性は良好だ。
ソニーEマウントには様々な24mm・25mmが存在するものの、このレンズが勝者だ。小型軽量で四隅までシャープ、逆光耐性に優れ、素敵な後ボケを備えている。
さらにデクリック機構を備えた絞りリングにロック付きレンズフード、フォーカスホールドボタンなど素晴らしい操作性を兼ね備えている。
全体的に見て価格を適正と評価できるだけのパフォーマンスだ。軸上色収差がより良好な補正だとなお良かっただが、それでもおススメできるレンズであるのは間違いない。
長所:F1.4ながら小型軽量・とても良好な解像性能とコントラスト・逆光耐性・素敵なボケ・防塵防滴・絞りリング・ロック可能なレンズフード・フォーカスホールドボタン
短所:F2.8まで消えない軸上色収差・高価
とのこと。
各所で高い評価を得ている広角単焦点レンズ、CAMERA LABSでも同様の結果となったようですね。特にこの画角のレンズとしてはコマ収差の補正がとても良好な結果となっている模様。F1.4の明るさを活かした夜景や天体撮影で活かすことが出来そうです(周辺減光は大きいみたいですが…)。
ハイパフォーマンスなレンズながらレンズサイズは非常に小さく、取り回しやすいのも魅力的ですね。流石のミラーレス専用設計と言ったところでしょうか。
価格は新品で16万円程度と安いレンズではありませんが、これだけの性能を考慮するとそう高い価格設定でも無いように感じます。個人的に気になっている一本。
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