SONYレンズ カメラ レンズ 機材レビュー 海外の評価

FE 28-70mm F2 GM は特に望遠側で24-70 GM IIよりも優れた解像性能

Mobile01が「FE 28-70mm F2 GM」のレビューを公開。解像性能は望遠側で24-70mm GM IIよりも優れており、F2の大口径を含めて価格差は性能の差に見合う価値があると評価。

Mobile01:Sony FE 28-70mm f/2 GM 評測報告|新世代全能鏡皇、由我定義!

  • 外観:第2世代G Masterのデザインを継承。フード「ALC-SH182」にはフィルター操作窓を装備。高級感と実用性を兼備する。
  • 構造:マグネシウム合金製の防塵防滴構造。日本製ではなくタイ製。
  • 携帯性:SEL2470GM2より大きいが許容範囲内。α7R Bとの組み合わせで約1641gとバランスが良い。
  • 操作性:フォーカスロックボタンを2箇所に配置し、カスタマイズ可能。ズームリングのモード切替機能で滑らかさと安定性を調整。物理的な絞りリングで直感的な操作が可能。
  • AF:レンズの大型化や明るい絞り値にもかかわらず、高速性能を維持。
  • MF:フォーカスブリージングは極めて軽微で、高精度を実現。
  • マクロ:最短撮影倍率は0.38倍で、日常の使用には十分。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:28mm中央でF2の性能はSEL2470GM2のF2.8と同等。70mmでは2470GM2を凌駕し、全体的に解像性能で優勢。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:玉ボケは開放の隅で「猫の目型」だが、F2.5で改善。滑らかな描写。
  • 軸上色収差:開放ではわずかに紫フリンジが出るが、F2.8でほぼ消滅。
  • 倍率色収差:周辺部で目立つが、F4まで絞れば抑制可能。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:28mmで未補正でも歪みは軽微。補正時は目立たない。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:Nano ARコーティング採用だが、極端な状況ではゴーストが発生する。
  • 光条:F4以上で現れ、明瞭な描写。
  • 作例集:高解像データ多数。
  • 総評:F2固定の明るい絞りは、レンズ交換が困難な状況で特に便利。解像度やフォーカス性能、ブリージング抑制など、全体的に高い性能を実現。24-70mm F2.8 GM IIとの価格差は性能の差に見合う価値がある。
  • 競合について:屋内では24mmの方が実用性が高い場合があるが、28-70mmの焦点域は幅広い被写体に対応可能
  • 備考

2024年末に登場したソニー初の開放F2固定の大口径ズームレンズ。カバーしている焦点距離は28-70mmと狭いものの、F2の大口径で1kgを下回る携帯性を実現。競合するキヤノン「RF28-70mm F2 L USM」よりも遥かに軽量で携帯性の良いレンズを実現。小型軽量化を実現しつつ、絞りリングやズームトルクスイッチなどコントロールが豊富。様々な状況に合わせてレンズを使うことが出来ます。

Mobile01のレビューでは、大きく重いもののF2ズームとしては携帯性が良く、大口径ながら良好なAFと光学性能、そして美しいボケを評価。他のレビューサイトと同じような結論に至っており、優れたレンズであることに違いはない模様。AFは参考動画を用意しており、キビキビと動作していることが分かります。一部では隅は少しソフトになるというレビューもありますが、Mobile01のサンプルを見る限り問題ないように見えます。

ソニー FE 28-70mm F2 GM 最新情報まとめ

レンズの仕様

発売日 2024年12月13日
初値 50万円前後
レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 28-70mm
レンズ構成 14群20枚
開放絞り F2
最小絞り F22
絞り羽根 11枚
最短撮影距離 38cm
最大撮影倍率 0.23倍
フィルター径 86mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング ナノAR II
フッ素
サイズ φ92.9×139.8mm
重量 918g
防塵防滴 対応
AF XDリニア×4
絞りリング あり
その他のコントロール ズームトルクコントロール
絞りリング ロック
絞りリング クリック解除
付属品 レンズフード
ソフトケース
キャップ

関連レンズ

関連記事

-SONYレンズ, カメラ, レンズ, 機材レビュー, 海外の評価
-,