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FE 28-70mm F2 GM は史上最高のレンズのひとつ

PetaPixelが「FE 28-70mm F2 GM」のレビューを公開。絶対的には軽くないとしつつもキヤノンより大幅な軽量化を評価。一日中の撮影も難しくなく、光学性能はとても良好でボケは美しいとのこと。

PetaPixel:Sony 28-70mm f/2 GM Review: One of the Best Lenses Ever Made

  • 外観:他のG Masterレンズと同じく頑丈な作り。86mmフィルターは物理的に大きく、入手や持ち運びが難しい。レンズフードにはフィルター操作窓がある。
  • 構造:防塵防滴。
  • 携帯性:キヤノンよりも大幅に軽量。軽くはないが、一日中持ち歩いても快適。
  • 操作性:ズームリングには珍しいトルクスイッチを搭載。絞りリングはクリックの解除に対応。
  • AF:XDリニア4基で高速で正確に動作。α7R IVに装着してバランスが取れている。きちんとしたクローズアップ性能。
  • MF:フォーカスブリージングは過度ではなく、追加の補正が可能。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:28mmの中央は素晴らしい性能で隅が少しソフト。70mmも同様で、絞りに関係なく優れたシャープネス。最短撮影距離でもシャープ。
  • 像面湾曲
  • ボケ:隅に美しい口径食。玉ねぎボケや見栄えの悪いハロはない。美しい描写。全体的にボケの描写は気に入った。
  • 軸上色収差:問題ではないが少し発生している。
  • 倍率色収差:記載なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:かなりの歪曲収差補正がある。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:フレア耐性は良好。絞っても目立つゴーストは発生しない。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:2900ドルと高価だがその価値はある。F2の単焦点レンズを多数購入することを考えると、価値は明らか。万人向けではないが個人的には理想的なレンズ。
  • 競合について:どう考えてもキヤノンのF2ズームは重くて扱い辛い。24-70mm F2.8 GM IIは小型軽量で素晴らしいレンズ。1段分の明るさを犠牲にする価値がある。
  • 備考

2024年末に登場したソニー初の開放F2固定の大口径ズームレンズ。カバーしている焦点距離は28-70mmと狭いものの、F2の大口径で1kgを下回る携帯性を実現。競合するキヤノン「RF28-70mm F2 L USM」よりも遥かに軽量で携帯性の良いレンズを実現。小型軽量化を実現しつつ、絞りリングやズームトルクスイッチなどコントロールが豊富。様々な状況に合わせてレンズを使うことが出来ます。

PetaPixelのレビューでは、F2ズームとしては携帯性が良く、良好なAFと光学性能、そして美しいボケを評価。隅は少しソフトになるものの、それでも中央はF2から非常にシャープな結果が得られるとのこと。歪曲収差の補正を指摘していますが、補正前にどれほどの収差が残っているのかについては言及していません。

ボケや諸収差に関する欠点は少ないようです。他のレビューサイトと異なり、逆光時のフレアは問題無しとのこと。他のサイトでは逆光時のフレアを指摘する声もあるため、このあたりは他のレビューサイトや作例を確認しておいたほうが良いかもしれません。

ソニー FE 28-70mm F2 GM 最新情報まとめ

レンズの仕様

発売日 2024年12月13日
初値 50万円前後
レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 28-70mm
レンズ構成 14群20枚
開放絞り F2
最小絞り F22
絞り羽根 11枚
最短撮影距離 38cm
最大撮影倍率 0.23倍
フィルター径 86mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング ナノAR II
フッ素
サイズ φ92.9×139.8mm
重量 918g
防塵防滴 対応
AF XDリニア×4
絞りリング あり
その他のコントロール ズームトルクコントロール
絞りリング ロック
絞りリング クリック解除
付属品 レンズフード
ソフトケース
キャップ

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