FE 300mm F2.8 GM OSSはテレコン装着でも優れた光学性能

Sony Alpha Blogが「FE 300mm F2.8 GM OSS」のレビューを公開。全く問題のないAF、1.4×装着時でも開放から優れた解像性能、諸収差補正状態などを高く評価。さらに小型軽量で、必要な人にとって夢のようなレンズと言及。

Sony Alpha Blog：Sony FE 300mm F2.8 GM

外観：良好なビルドクオリティ。素晴らしいレンズケースが付属。バヨネットタイプのレンズフードが付属。フード逆さ付けに対応するかぶせ式キャップあり。

構造：40.5mmドロップインに対応。三脚リングは取り外し不可。

携帯性：重心はボディ側でフロントヘビーではない。初代 70-200mm GMに近い重量。

操作性：三脚リングは90度ごとのクリックストップ無し。

AF：連写でもシングルショットでも全く問題なし。100％のヒット率。テレコン装着時も良好。

MF：記載なし。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：F2.8からExcellentだが、F4でOutstandingまで向上する。
・×1.4装着：F4からExcellent、F5.6でOutstanding。
・×2.0装着：F5.6でVery good、F8でExcellent。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：玉ボケは完璧な円形。作例多数。

軸上色収差：無し。

倍率色収差：無し。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：ほぼ目立たないが糸巻き型。

周辺減光：F2.8で目に付くが僅か。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：良好。

光条：記載なし。

作例集：

総評：スポーツ、野生動物、ファッション撮影にとって夢のようなレンズ。×1.4装着時でもパフォーマンスは優れたまま。

競合について：記載なし。

備考：

とのこと。
「FE 400ｍｍ F2.8 GM OSS」「FE 600mm F4 GM OSS」に続く3本目の大口径望遠レンズとして2023年11月に正式発表（発売は2024年2月）。一眼レフ時代のキヤノンやニコンの300mm F2.8が2.3㎏（キヤノン）や2.9㎏（ニコン）だったのに対し、このレンズは1.47㎏と驚くほど軽量となっています（Aマウントの300mm F2.8 G SSM IIでも2.34㎏）。1世代前の70-200mm F2.8と同程度の重量であり、手持ち撮影でも快適な携帯性を実現しています。

Sony Alpha Blogのレビューによると、やはり携帯性が驚くほど良好で、取り回しやすいレンズに仕上がっているようです。光学性能も非常に良好で、α7R IVとの組み合わせで中央から端まで一貫した性能が得られる模様。×1.4テレコンを装着しても結果は優れた性能を発揮しており、400mm F4としても優秀なレンズとなりそうですね。

約1.5㎏と軽量な望遠レンズだけに色々と持ち歩きたくなるものの、最短撮影距離が2mと長く、小さな被写体のクローズアップには不向き。ただし、これは他社も同程度なので欠点とは言えません。
（最も最短撮影距離が短い300mm F2.8はキヤノン「RF100-300mm F2.8 L IS USM」で1.8m）

ソニー FE 300mm F2.8 GM OSS 最新情報まとめ

FE 300mm F2.8 GM OSS
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