ソニーFE 300mm F2.8 GM OSSは長い間待った甲斐のあるレンズ

Digital Camera Worldが「FE 300mm F2.8 GM OSS」のレビューを公開。驚くほど軽量で、重心がカメラ寄りでバランスが良いので手持ち撮影しやすいと評価。光学性能はシャープで良好、ボケも綺麗だが口径食は予想よりも目立つと言及。

Digital Camera World：Sony FE 300mm f/2.8 GM OSS review: lightweight form, heavyweight punch

外観：付属の三脚座は着脱可能。残念ながら三脚リングは90度ごとのクリックストップがない。40.5mmドロップインフィルター。

構造：テレコンバージョンレンズと互換性あり。マグネシウム合金製。防塵防滴・フッ素コーティングの頑丈な作り。

携帯性：一眼レフ時代の300mm F2.8よりも大幅に軽量。手持ち撮影を念頭に置いて設計されている。マイクロフォーサーズの300mm F4に近い。重心がカメラ寄りとなっているので信じられないほどバランスが良い。

操作性：Fnリング搭載。キヤノンのコントロールリングとは操作性が異なる。

AF：2基のXDリニアで高速かつ正確。α9 IIIとの組み合わせで様々な状況でピントを合わせることが出来た。

MF：フルタイムDMFでいつでもオーバーライド可能。滑らかで心地よい抵抗感のリングを搭載。

手ぶれ補正：3モードに対応。

解像性能：驚くほどシャープ。F2.8から隅まで非常に良好。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：予想していたほど円形ではなく、口径食の影響が見られる。ボケそのものはクリーミー。

軸上色収差：記載なし。

倍率色収差：記載なし。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：記載なし。

周辺減光：記載なし。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：AR IIのおかげで良好。

光条：記載なし。

作例集：リサイズのみ。

総評：コンパクトサイズと光学性能の両方で驚異的なレンズ。このレンズが登場するまで15年も待ったが、それだけの価値がある。小型軽量でキビキビと動作し、これまで使ってきた300mmの中でベストかもしれない。見合うだけの価格もついてくるが、プロ用レンズであることを忘れてはいけない。

競合について：記載なし。

訳注：「15年も待った」はAマウント時代の300mm F2.8からの経過期間を指していると思われますが、おそらく2012年登場の「300mm F2.8 G SSM II」が無かったことになっています。

とのこと。
「FE 400ｍｍ F2.8 GM OSS」「FE 600mm F4 GM OSS」に続く3本目の大口径望遠レンズとして2023年11月に正式発表（発売は2024年2月）。一眼レフ時代のキヤノンやニコンの300mm F2.8が2.3㎏（キヤノン）や2.9㎏（ニコン）だったのに対し、このレンズは1.47㎏と驚くほど軽量。1世代前の70-200mm F2.8と同程度の重量であり、手持ち撮影でも快適な携帯性を実現しています。

Digital Camera Worldのレビューによると、やはり携帯性が驚くほど良好で、重心のバランスも良く取り回しやすいレンズに仕上がっているようです。XDリニアモーター駆動のAFも使い勝手が良く、α9 IIIとの組み合わせで様々なシチュエーションで活躍が期待できそうですね。

光学性能はこの価格帯のレンズに期待する結果となっているようですが、口径食の影響で周辺部のボケがいくらか変形するようです。玉ボケをDCWのサンプルで確認することはできませんが、少なくとも前後のボケは綺麗で滑らかな描写に見えます。

ソニー FE 300mm F2.8 GM OSS 最新情報まとめ

FE 300mm F2.8 GM OSS
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