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ソニー FE 24mm・40mm・50mm Gシリーズは期待を裏切らないシャープネス

DPReviewがソニー「FE 50mm F2.5 G」「FE 40mm F2.5 G」「FE 24mm F2.8 G」のレビューを公開。部分的に欠点もありますが、どのレンズも期待を裏切らないシャープネスを実現しているとのこと。

DPReview:Tested: Sony's trio of compact 24mm, 40mm and 50mm G prime lenses

FE 24mm F2.8 G

  • 24mmは絞り開放からシャープで、ソフトさは全く見られない。
  • F4まで絞った時の改善幅は極僅かだ。非常にシャープなレンズなので、F5.6からF8まで絞った際に回折の影響に気が付くかもしれない。
  • フレーム端はF8まで絞らないと改善しない。
  • 像面湾曲の影響は見られず、フレーム端にピントを合わせても画質は改善しない。
  • 絞ると倍率色収差が少し悪化するが、カメラ内補正や後処理で簡単に補正可能だ。
  • 近接撮影でもシャープな描写を維持しており、マニュアルフォーカス時の最大撮影倍率は0.19倍(AF時は0.13倍)と十分な性能だ。
  • 開放では周辺減光が強く、F2.8ではF16に比べて四隅で1段分の減光が生じていることがわかる。
  • 目立つな樽型歪曲だ。補正は容易だが、補正するとフレーム端が伸びてしまうため、レンズを絞っても端の柔らかさが残ることがある。
  • ボケ味は3本中で最も滑らだ。玉ねぎボケのような質感はほとんど感じない。しかし、シャボン玉のような効果があり、玉ボケ周囲の明るいエッジとして現れる。このため、玉ボケが重なり始めると、やや忙しく見えることがある。特にフレーム周辺部で顕著だ。
  • レンズをF4まで絞るとボケが角ばってしまう。玉ボケの円形を維持するには7枚羽根では枚数が少なすぎる。
  • 軸上色収差はかなり抑えられている。
  • 3つのレンズの光条はよく似ている。7枚羽根の絞りでは14枚の光条が得られる。

FE 40mm F2.5 G

  • 絞り開放からシャープなレンズだ。MTF(30lp/mm)は、絞り込んだときに顕著に増加するが、実際に並べて比較してもほとんどわからないほどわずかなものだ。
  • F2.8以上では、シャープネスの増加を感じることは難しい。このレンズはとてもシャープであり、F8までに回折の影響を見つけやすい。
  • F5.6になると四隅のシャープさが増すものの、絞り開放からシャープであり、改善速度は穏やかだ。
  • 中央ではなく端にピントを合わせても、端のシャープネスの増加はなく、非常によく補正された像面湾曲であることを示している。
  • 目に見える倍率色収差は無い。
  • クローズアップ性能は、開放でもかなり良好で、シャープな結果が得られる。コントラストの低下も少ない。マニュアルフォーカスでは0.25mまでの撮影が可能で、最大撮影倍率は0.23倍(AF時0.2倍)だ。
  • 周辺減光は24mmよりもやや良好で、F5.6でほとんどの光量落ちが解消される。F2.5では、F16に比べて四隅の明るさが1.2EV低下している。
  • 若干の樽型歪曲が見られるものの、24mmに比べてはるかに少ない。
  • 40mmと50mm F2.5 Gのボケ味は似ており、24mmのような明るい縁取りは見られない。背景のボケは滑らかだ。
  • 40mmと50mmは玉ボケに非球面レンズの影響があり、玉ボケの描写が気になることがある。
  • ボケの縁取りは、ボケ味に大きな影響を与えていない。
  • 24mm F2.8 Gと同様、絞り込んでいくと、7枚羽根の絞りにより、多角形の玉ボケとなる。
  • かなりの軸上色収差が発生しており、ピント面の手前と奥に、それぞれ紫と緑のフリンジが見られる。
  • 逆光でレンズをF16まで絞るとゴーストが目立つ。
  • 3つのレンズの光条はよく似ている。

50mm

  • 開放から非常にシャープで、ほぼ完璧なコントラストだ。このため、開放でベールに包まれたような印象は無い。
  • 40mm F2.5 Gと同様、F2.5からF2.8になるとわずかにシャープになるが(30lp/mmのMTF曲線で予測される)、F2.8からさらに絞るとシャープさが増していることを感じるのは難しい。
  • F2.8からF4までの間に回折限界があるレンズは非常にシャープなレンズであり、ソニーの光学設計者は称賛に値する。
  • F8では回折現象によるソフトさが見られ始め、F11では確実にソフトになる。
  • F5.6では端がわずかにシャープになり、F8ではさらにシャープになるが、すでにシャープだった開放時の結果に比べれば、わずかな改善だ。
  • 倍率色収差は非常によく抑えられており、等倍で確認しても微塵も見えない。
  • 最短撮影距離は0.31m、マニュアルフォーカス時の最大撮影倍率は0.21倍(AF時は0.18倍)となっており、近距離で撮影した画像も開放時のシャープさを維持している。
  • 周辺減光はF5.6までにほとんど解消されるが、F8でも四隅が少し明るくなり、F11になって初めて四隅の明るさがピークに達する。F2.5では、F16に比べて隅の明るさが1.1EV低下する。
  • 歪曲収差がほとんどなく、実際に補正後の画像と補正前の画像がほぼ同じに見える。
  • かなりの軸上色収差が発生しており、それぞれピント面の手前と奥に、紫と緑のフリンジが見られる。
  • レンズをF16まで絞ると、ゴーストがより目立ち、より鮮明になる。
  • 3つのレンズの光条はよく似ている。

ソニーのGミニ単焦点は、Eマウントのラインナップに歓迎すべきものだ。光学的に優れた性能を持ち、ダブルリニアモーターによりほぼ瞬時にピントが合い、比較的明るい開放F値を備えながら有用な焦点距離をカバーしている。物理的な類似性があるため、ジンバルやドローンの設定でバランスを変えずに焦点距離を交換したい動画撮影に最適だ。とはいえ、3本のレンズに欠点が無いわけでは無い。

解像力の面では期待を裏切らないシャープネスだ。画質低下を気にすることなく、絞り開放で撮影することができる。リニアモーターはほぼ瞬時にピントを合わせてくれるので、速い動きにも対応可能だ。倍率色収差は40mmと50mmで問題無く、24mmでも極僅かで、それも補正可能だ。歪曲収差は24mmでは少し極端だが簡単に補正可能だ。しかし補正時にフレーム周辺部のシャープネスに悪影響を与えている可能性がある。影響を受けるのは極端な周辺部だけなので、気にする必要はない。

24mmでは、玉ボケが少し滑らかだが、「シャボン玉」のようなボケ味で背景が少し騒がしくなる。その一方、40mmと50mmは、玉ねぎボケのような質感の描写と、マゼンタとグリーンの目立つ軸上色収差が欠点となる。どのレンズもフレアやゴーストと無縁ではないが、この価格帯のレンズとしてはある程度予想できることだ。

被写界深度の浅さを追求したり、F1.2~F2のレンズで得られる光量を必要としないのであれば、コストを抑え、システムサイズを抑える最適な選択肢だ。多くのユーザーは40mmと50mmのどちらかを選ぶと思うが、光学性能に大きな違いがないことを知っておけば安心だ。
24mm F2.8 Gは、40mmと50mmよりも一段高い光学性能を持っているように見える。一方、50mm F2.5 Gは、より高価なFE 55mm F1.8 ZAに代わる魅力的なレンズで、シャープネスに優れ、ボケ味や色収差の補正状態も比較的似通っている。40mm F2.5 Gの購入を検討されている方は、優れた35mm F1.8と合わせて検討してみるのがいいかもしれない。

とのこと。
どのレンズも部分的に欠点があるようですが、全体的にシャープで、優れた光学性能を備えた小型軽量モデルに仕上がっている模様。レンズの開放F値を考慮すると少し高く見えますが、良好なビルドクオリティや光学性能からすると妥当な値付けと言えそうです。

私もα7R IVと組み合わせて40mm F2.5 Gを購入しました。小型軽量で比較的シンプルな光学設計ですが、6100万画素のイメージセンサーでもフレーム周辺部まで優れた解像性能を発揮するレンズです。コントラストが非常に強く、パンチのある解像感が特徴的。ボケは少し騒がしいと感じる時もありますが、満足度の高いレンズでした。

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