Photographylifeが「LEICA DG SUMMILUX 12mm F1.4 ASPH.」のレビューを公開。大きく重く、そして高価なレンズと指摘しつつ、12mmとしては最上の選択肢と高く評価しています。
Photographylife:Panasonic Leica Summilux DG 12mm f/1.4 ASPH
(基本的なスペックなどの紹介は割愛しています)
外観・構造:
- 防塵防滴仕様である。
携帯性:
- 重量は335gだ。例えば15mm F1.7は115gである。
- 大部分のMFTレンズよりも大きく重い。
操作性:
- フォーカスリングはとても滑らかに回転する。
- 絞りリングを搭載しているが、カメラでも設定変更が可能だ。個人的にはカメラで設定するほうが速いと感じている。無段階操作に対応していないので、動画撮影には不向きだ。
- 絞りリングはオリンパスボディでは使用できない。
フォーカス:
- 記載なし。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- このレンズのシャープネスにがっかりする人はいないだろう。
- F1.4からフレーム隅まで満足のいく結果が得られた。
- F2まで絞るとよりシャープとなり、F2.8でさらに改善する。
- フレーム隅は絞りによる変化が少ない。
- 接写時でもフレーム全体で良好なシャープネスが得られる。そして絞りを閉じるとさらに良好だ。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- フルサイズで言うところの24mm F2.8と同程度だが、ボケ描写がほんとうに素晴らしい。
- 接写時の前景も心地よい描写だ。
色収差:
- 色収差は少ないが、もう少し少ないとよかった。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 記載なし。
周辺減光:
- 補正無しでは周辺減光が目立つ。
- F2まで絞るとほぼ目立たない。
コマ収差:
- 作例のみ。
逆光耐性:
- 絞ると綺麗な光条が発生する。
- 強い逆光時でも高いコントラストを維持している。優れた逆光耐性だ。
総評
高価だがF1.4の大口径に価値を見出せるかがポイントとなる。そして、12mmの焦点距離が本当に必要かどうか確認すると良いだろう。12mm F1.4が必要であれば、このレンズは良い選択肢となる。ニッチなレンズであり、マストなレンズではないが、12mmのレンズを探しているのであれば、これ以上の選択肢はない。
- 長所:
・F1.4
・F1.4からシャープ
・心地よいボケ
・低照度撮影に適している
・優れた光学性能
・防塵防滴- 短所:
・高価
・MFTレンズとしては大きく重い
・中程度の周辺減光と色収差
・12mmが狭いと感じる
とのこと。
2016年に登場したLEICA DGシリーズの広角大口径レンズですね。もともと夜景撮影向けのレンズとして売り出されたこともあり、F1.4から全体的に良好なシャープネスが得られるレンズに仕上がっている模様。重めの周辺減光は4/3センサーのMFTシステムにとってノイズの原因となりそうですが、それ以外で問題となるのは色収差くらいとのこと。コマ収差に関する記載はないものの、実写作例を見る限り問題なさそう。
パナソニック LEICA DG SUMMILUX 12mm F1.4 ASPH. 最新情報まとめ
LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH. | |||
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レンズの仕様
レンズの仕様 | |||
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マウント | MFT | 最短撮影距離 | 0.2m |
フォーマット | 4/3 | 最大撮影倍率 | 0.1倍 |
焦点距離 | 12mm | フィルター径 | 62mm |
レンズ構成 | 12群15枚 | 手ぶれ補正 | - |
開放絞り | F1.4 | テレコン | - |
最小絞り | F16 | コーティング | Nano |
絞り羽根 | 9枚 | ||
サイズ・重量など | |||
サイズ | φ70×70mm | 防塵防滴 | 対応 |
重量 | 335g | AF | STM |
その他 | 絞りリング | ||
付属品 | |||
レンズフード・ポーチ |
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