M.ZUIKO 25mm F1.8は小型軽量で優れた性能だが高価なレンズ

2022年9月10日

Digital Camera Worldがオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」のレビューを公開。小型軽量でF1.8から優れた解像性能を発揮するレンズと評価しつつ、このクラスとしては価格が高いと指摘しています。

Digital Camera World：Olympus M.Zuiko 25mm f/1.8 review

（基本的なスペックなどの紹介は割愛しています）

外観・構造：

コンパクトだが、良好な作りだ。

携帯性：

サイズはわずか58×42mmだ。

重量はわずか137gだ。

小型ボディとの組み合わせで携帯性の良いシステムが実現できる。

操作性：

幅広いフォーカスリングは滑らかに動作し、快適なMFが可能だ。

フォーカス：

MSCのAFは静止画で高速、動画で静かに動作する。

手ぶれ補正：

記載なし。

解像性能：

絞り開放から申し分のない解像性能だ。

フレーム隅までとても良好な性能である。

F22のみ回折の影響で大きく低下する。

像面湾曲：

記載なし。

ボケ：

F1.8のレンズだが、とても滑らかなボケである。

色収差：

色収差はほとんど無い。

球面収差：

記載なし。

歪曲収差：

補正を外すと樽型の歪曲収差が少し目立つ。

周辺減光：

記載なし。

コマ収差：

記載なし。

逆光耐性：

記載なし。

総評

パンケーキレンズよりわずかに大きな標準F1.8レンズだ。圧倒的な小型・軽量の「ニフティフィフティ（訳注：50mm F1.8の愛称）」として理想的だ。画質や性能は非常に素晴らしいが、F1.8の標準レンズとしてはかなり高価である。

長所：
・非常に小型軽量
・標準画角
・F1.8

短所：
・歪曲収差が大きい
・このクラスとしては高価

とのこと。
手ごろな価格で小型軽量な標準大口径レンズですね。同クラスの競合レンズと比べると高価ですが、良好な光学性能と素敵なボケを実現しているようです。もしも携帯性の良い大口径レンズを探しているのであれば面白い選択肢となるかもしれません。

私もオリンパスやパナソニックボディとこのレンズを組み合わせて楽しんでいます。LEICA DGのようなパンチのある描写ではりませんが、様々なシチュエーションを卒なくこなす優秀なレンズ。DCWも評価しているようにボケが綺麗で、25mm F1.2 PROほどではないものの、かなり満足のいく描写に仕上がっています。パナソニックやシグマの同クラスも試してみましたが、個人的に最もしっくりと来たのはオリンパスのこのレンズでした。

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