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NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR は弱点がほとんどない手ごろな超望遠ズーム

ePHOTOzineが「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」のレビューを公開。いつものチャートテストは実施できなかったようですが、全体的に弱点がほとんどない、手ごろな価格の超望遠ズームとなっている模様。

ePHOTOzine:Nikon Nikkor Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR Lens Review

  • 外観:円筒フード付属。95mmフィルター対応。
  • 構造:防塵防滴。テレコンバージョンレンズ対応。
  • 携帯性:軽いレンズではない。インナーズームのため全長に変化無し。
  • 操作性:4か所のFnボタン。コントロールリング搭載。A/Mとフォーカスリミッター用スイッチあり。
  • AF:記載なし。
  • MF:フォーカスブリージングが抑えられている。
  • マクロ:最大撮影倍率が0.25倍と実用的。
  • 手ぶれ補正:5.5段分のVRは実写でもそれなりの効果が得られた。
  • 解像性能:中央は絞り開放からシャープ。端は中央より少し低下するが良好。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:滑らか。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:とても良好。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:カメラ側の補正で直線的。
  • 周辺減光:問題なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:強い光源がフレーム端にある場合のみ厄介となる。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:高解像データあり
  • 総評:アマチュアからプロまで利用できる優れた性能で手ごろな価格の超望遠ズームレンズ。強くおススメできる。
  • 競合について
  • 備考:焦点距離が長く、冬のコンディションでは通常のチャートテストは実施不可だったとのこと。

とのこと。
2023年8月発売のZマウント用超望遠ズームレンズ。一眼レフではお馴染みの「150-600mm」に近いズーム域をインナーズーム方式でカバー。180mmでも600mmでも全長に変化がなく、600mmのまま運搬しやすいのが強みと言えるでしょう。ジンバル雲台搭載時にズーム操作による再調整の必要性が低く、簡単に搭載することができます。また、ズームリングは伸びる方式と比べると操作が軽く、軽い力で素早いズームに対応しているのも特徴。

(通常のテストは実施できなかったものの)ePHOTOzineのレビューによると、全体的に良好なパフォーマンスを発揮している模様。中央からフレーム端まで良好な解像性能を維持しており、補正込みで諸収差にこれと言った欠点は無いようです。逆光耐性も高いとのこと。今回のテストは簡易的なものとなっていますが、いつもの高解像サンプルを掲載しているので参考になると思います。サンプルを見る限りではボケも綺麗なようですね。

私もZ 8と組み合わせて使用。確かにズーム全域で良好な解像性能を発揮。切れ味抜群とは言えないものの、600mmでもフレーム全域で安定感のある結果を得ることが出来ます。画像処理次第では細部まで十分に満足のいく結果を得ることが出来るはず。同じインナーズームのソニーGレンズと比べて接写性能が高いので、遠距離の撮影以外にも使いやすいのがGood。

ニコン NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR 最新情報まとめ

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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年8月 初値 224,730円
マウント Z 最短撮影距離 1.3-2.4m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 0.25倍
焦点距離 180-600mm フィルター径 95mm
レンズ構成 17群25枚 手ぶれ補正 5.5段
開放絞り F5.6-6.3 テレコン 対応
最小絞り F32-F36 コーティング SIC / F
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ110mm×315.5mm 防塵防滴 対応
重量 2140g AF STM
その他 インナーズーム・テレコン対応
付属品
フード・キャップ・ケース

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