Mobile01がOMDS「M.ZUIKO ED 8-25mm F4.0 PRO」のレビューを公開

2021年7月19日

Mobile01がOMDS「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」のレビューを公開。E-P7のおまけにレビューした感があるものの、遠景解像や逆光シーン、RAWの歪曲収差などを確認することができます。

Mobile01：Olympus PEN E-P7 + M.ZD ED 8-25mm f/4.0 PRO 評測報告｜復古新機 x 高效率變焦鏡！

レンズの紹介：

超広角から標準域までを含み、16mmから50mmまでに相当する焦点距離をカバーしている。ただし、開放F値はパナソニック「10-25mm F1.7」ほど明るくない。

ビルドクオリティ：

防塵防滴仕様に加えて前玉にはフッ素コーティングが施されている。

携帯性：

幅広い焦点距離ながらレンズ本体は軽く、LEICA DG 10-25mm F1.7よりも万人向けだ。

重量はわずか411gだ。

操作性：

記載なし。

オートフォーカス：

最短撮影距離0.23mで撮影倍率0.42倍のクローズアップ撮影に対応している。

（訳注：動画はコントラストAFのE-P7と組み合わせています）

マニュアルフォーカス：

記載なし。

手ぶれ補正：

記載なし。

解像性能：

2000万画素のE-P7と組み合わせてテストした。

8mmはF4からF11まで実用的な画質となり、F16で明らかに画質が劣化する。

望遠端25mmも8mmと同等の性能だ。

像面湾曲：

記載なし。

ボケ：

記載なし。

色収差：

絞り開放から色収差の兆候は見られない。

パフォーマンスは中央から隅まで均質だ。

球面収差：

記載なし。

歪曲収差：

8mm側は補正後に若干のクロップが発生する。

周辺減光：

記載なし。

コマ収差：

記載なし。

逆光耐性：

比較的厳しめの環境でテストするとF4で明らかなフレアが発生するものの、絞っても大きな変化は見られない。

絞るとF11からF22にかけて14本の光条が発生する。

とのこと。
パナソニック「10-25mm F1.7」と同じく、超広角から標準域をカバーする面白いズームレンズに仕上がっていますね。比較して8mmと広い画角をカバーし、小型軽量なレンズですが、開放F値は2段以上の差があります。低照度やボケを活かせるレンズではありませんが、携帯性の高さは魅力的と言えそうです。

実写作例を確認してみると、広角から望遠まで全体的に均質なパフォーマンスが得られるように見えます。色収差も少なめ。ただし、広角側の歪曲収差が非常に大きく、RAW格納の補正用プロファイルを使えない場合は補正に苦労しそうです。逆光耐性は完璧とは言えないものの、PROレンズにしてはゴーストが少なめ。
価格設定は悩ましいところですが、マイクロフォーサーズシステムで10mm以下の焦点距離に対応するAFレンズは少なく、面白い選択肢となりそうです。

OMDS「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」交換レンズデータベース