NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR は旅行用の優れた選択肢

Digital Camera Worldが「NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR」のハンズオンを公開。高価な高倍率ズームで24mmを利用できないと言及しつつ、超高倍率ながら優れた性能であり、旅行用の優れた選択肢になるとのこと。

Digital Camera World：Nikon Z 28-400mm f/4-8 VR review: monster zoom range, and then some...

外観：77mmフィルターに対応。ビルドクオリティはとても良好。フードとポーチが付属する。

構造：大幅に伸びるズーム構造のため、空気の出入りが多い。防塵防滴。

携帯性：軽量ではないが扱いやすい重量。長すぎず、広角端では全長が142mmまで短くなる。望遠側で内筒が大きく伸びる。

操作性：ズームの自重落下は見られなかった。

AF：28mmで0.2mまで近寄ることが可能。望遠側でAF速度が遅くなる。

MF：記載なし。

手ぶれ補正：5.5段と効果的。DXカメラボディと組み合わせることもできる。

解像性能：ズーム全域でシャープ。超高倍率だが、大部分の高倍率ズームよりも優れている。しかし、フレーム隅や端では少し低下する。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：記載なし。

軸上色収差：記載なし。

倍率色収差：カメラ側の補正に依存している。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：樽型・糸巻き型の歪みが顕著。カメラ側補正をオフにすることはできない。

周辺減光：広角側で顕著だがカメラ側で補正が可能。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：記載なし。

光条：記載なし。

作例集：リサイズのみ。

総評：安いレンズではないが、標準ズームと望遠ズームを2本買うよりも安い。また、レンズ交換の時間と労力を節約することができる。画質とオールラウンドな性能は旅行用の優れた選択肢となる。24mmを利用できないのは残念だが。

競合について：記載なし。

備考：

とのこと。
フルサイズミラーレス用の高倍率ズームレンズとしては初となる、光学14.2倍の超高倍率ズームですね。広角28mmから超望遠400mmまでをカバーいている便利なレンズ。開放F値はF4-F8と非常に暗いですが、明るい屋外では携帯性や利便性などのメリットが大きいと感じることでしょう。絶対的にはサイズの大きなズームレンズで、販売価格も安くありませんが、このようなオールインワンのレンズを探している人にとって唯一無二の選択肢。

個人的には、このようなレンズはタムロンが真っ先に投入すると予想していたのですが…。まさかニコンが「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」をリリースした後に投入すると思ってもみませんでした。

Digital Camera Worldのレビューでは、超高倍率ズームながら解像性能を発揮しているようです。ただし、フレーム端や隅は低下がみられる模様。テスト結果を見る限りでは、絞って改善するのは70mmのフレーム端くらいとなっています。注意点として、Digital Camera Worldのテストは近距離でのテストチャートを使っているため、一般的な実写撮影での感触とは少し異なる可能性があります。

私もZ 8と組み合わせて本レンズを使用中です。高解像センサーと組み合わせるほどではない解像性能と感じますが、ズーム全域で顕著に落ち込むポイントはありません。2400万画素センサーのカメラと組み合わせることで、快適なトラベルズームレンズになると思います。あえて言えば、200mm以降は開放F値が「F8」となるため、明るい環境以外ではシャッタースピードかISO感度が犠牲となりやすい点に気を付ける必要があります。それでも200mm以上の長焦点を使いたい場合は28-400mmを、広角側を重視する場合は24-200mmが良いのかなと思います。

ニコン NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR 最新情報まとめ

発売日：2024年4月19日
予約開始日：3月29日10時
希望小売価格：オープン
店頭予想価格：222,200円

NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR
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