NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR 高価だが高倍率ズームの中では最高水準

Xitekが「NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR」のハンズオンを公開。400mmまで利用できる超高倍率ズームですが、良好な中央解像や適度な収差補正を実現しており、効果的な手振れ補正やフォーカス性能のようです。高倍率ズームの中では最高水準とのこと。

Xitek：超级“天涯镜” 尼克尔 Z 28-400mm f/4-8 VR评测

外観：70-180mm F2.8とよく似たデザイン。高級感のあるカラーリング。77mmフィルターに対応。ニコンでは珍しい角型フードを採用。

構造：伸びる内筒にがたつきはない。金属製マウント。

携帯性：70-180mm F2.8よりも10mm短く、70g軽量。ズーム操作で内筒が二段階で伸びる。

操作性：鏡筒の大部分を占める幅広いズームリング。二つのリングはどちらも滑らかに回転。A/Mスイッチがない。

AF：記載なし。

MF：フォーカスブリージングは目立たない程度。

手ぶれ補正：400mmで1/25秒や1/13秒、1/6秒での撮影が可能。1/3秒で不安定となった。公称値通り。

解像性能：
・28mm：中央は開放から良好だが端は明らかに悪い。F5.6まで絞ると画質はわずかに改善する。
・400mm：中央は良好だが、周辺はわずかに悪い。F11-16まで絞ると周辺がわずかに改善する。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：接写時は柔らかい描写。

軸上色収差：記載なし。

倍率色収差：28mm F4で穏やかな色づき。400mmでさらに目立つ。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：ズーム全域で良好な結果。ただし、歪曲収差の補正をオフにすることはできない。

周辺減光：28mmで顕著だが絞ると改善する。400mmは比較的穏やか。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：具体的なコーティングは示されていない。広角側では穏やか。望遠側でフレアが悪化する。レンズフードの着用をお勧めする。
（訳注：少なくとこも日本の製品ページでは、スーパーインテグレーテッドコーティング「SIC」と記載されています。）

光条：記載なし。

作例集：リサイズのみ。

総評：高倍率ズームの中では最高水準。欠点はフレーム端の画質と逆光耐性。しかし販売価格が非常に高く、このような高倍率ズームを探している人にとって予算外となるかもしれない。

競合について：記載なし。

備考：

とのこと。
フルサイズミラーレス用の高倍率ズームレンズとしては初となる、光学14.2倍の超高倍率ズームですね。広角28mmから超望遠400mmまでをカバーいている便利なレンズとなっています。開放F値はF4-F8と非常に暗いですが、明るい屋外では携帯性や利便性などのメリットが大きいと感じることでしょう。絶対的にはサイズの大きなズームレンズで、販売価格も安くありませんが、このようなオールインワンのレンズを探している人にとって唯一無二の選択肢。

個人的には、このようなレンズはタムロンが真っ先に投入すると予想していたのですが…。まさかニコンが「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」をリリースした後に投入すると思ってもみませんでした。

Xitekのレビューでは、超高倍率ズームながら優れた中央解像性能を発揮しているようです。しかし、フレーム端はややソフトで、実写サンプルを見る限りでは絞ってもあまり改善しないように見えます。と言ってもXitekのレビューはズーム両端のみであり、中間の焦点距離でどのような性能を発揮するのか気になるところ。28mmのフレーム端がこのレンズで最もソフトな領域だとすると、大部分は許容範囲内に収まっている可能性もありそうです。

ニコン NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR 最新情報まとめ

発売日：2024年4月19日
予約開始日：3月29日10時
希望小売価格：オープン
店頭予想価格：222,200円

NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR
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