PhotoreviewがニコンのZマウント交換レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」のレビューを掲載しています。
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全体的に優れたパフォーマンス
- このレンズは大きく重いが、マグネシウム合金で主に構成された鏡筒を考慮するとまだ軽い。
- 付属のレンズフードはポリカーボネートプラスチックである。
- 製造国は中国だ。
- 45mm幅のフォーカスリングは電子制御のため両端にハードストップは無い。カメラ側の設定次第で露出補正や絞り値の調整に使うことが出来る。
- Imatestを使った解像性能は一流を示すものであった。JPEG出力の解像度は4540万画素センサーから予想される結果を上回る驚異的な結果だ。最良の結果はF2.8-F4の間だが、F11-F16で回折による低下までの減少は僅かだ。解像性能は絞り値全域に渡り高水準を維持している。
- 倍率色収差はRAWファイルからもほとんど検出できなかった。
- 周辺減光と歪曲は自動補正されるため、RAWファイルを分析する必要があった。この結果、周辺減光は絞り開放で見られるものの、F2.5では解消する。歪曲はほとんど存在しないが糸巻き型だ。
- 明るく強い光源がフレーム内、外にあったとしてもフレア・ゴーストは僅かで逆光耐性は良好だ。
- ボケは魅力的だが玉ボケの縁取りがやや見られた。これはF4まで絞ると顕著になる。
- 比較対象となるAF-Sレンズはレビューしていないが、2015年にレビューしたSP35mm F1.8 Di VC USDよりも優れている。
とのこと。
Imatestの結果を見る限りでは周辺まで非常に良好な解像性能を発揮するレンズのようですね。サンプルを見る限りでは玉ボケの縁取りもそこまで目立たないように感じます。
逆光耐性もなかなか良好で歪曲や周辺減光の問題も少なそうですね。価格は35mm F1.8としてはやや高価ですが、それだけの価値を持っている広角単焦点と言うことなのかもしれません。
私が手に入れた個体は初期不良で返品してしまいましたが、新品在庫があれば手に入れてみたい一本。
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