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NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sは隅から隅まで一貫した驚異的な性能

ePHOTOzineがニコン「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」のレビューを公開。Z 7との組み合わせで、フレーム中央から隅までほとんど画質差のない、驚くほど一貫した性能が得られると評価しています。

2022年11月に発売した超望遠単焦点レンズ。「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」に引き続きテレコンバージョンレンズを内蔵しているので、600mm F4と840mm F5.6を素早く切り替えることができるのが特徴。さらに外付けテレコンバーターにも対応しているので、最大で1680mmでの撮影が可能となっています。NIKKOR Zレンズではまだ珍しいリニアモーター駆動に対応し、効果的な手振れ補正や防塵防滴・防汚性能など、プロフェッショナルの期待に応えるレンズに仕上がっているようです。販売価格は200万円に近い、非常に高価なレンズですが、600mmと800mmのレンズ2本を買うことを考えたら安いと感じるかもしれません。ePHOTOzineのレビューでは以下の通り。

ePHOTOzine:Nikon Z 600mm F/4 TC Lens Review

  • 外観:古いボディは要ファームウェアアップデート。三脚リングはセキュリティケーブルに対応。46mmドロップインフィルター。
  • 構造:防塵防滴・フッ素コーティング。前玉は深いフードで保護。ロック構造を備えた内蔵テレコン。外付けテレコンにも対応。
  • 携帯性:重いレンズだが、外観ほど重くは感じない。バランスが良い。
  • 操作性:4つのL-Fn2。Fnリングでピント位置の呼び出し。コントロールリングあり。
  • AF:高速かつ正確で静か。フォーカスリミッターあり。磁気を帯びているので健康器具や磁気性カードの取り扱いに注意。
  • MF:とても滑らか。適度なトルクで誤操作なし。
  • 手ぶれ補正:5.5段分の補正効果。三脚搭載時もオンのままでOK(OFFより結果が良好)
  • 解像性能:絞り全域で優れた中央解像。隅まで一貫した性能で注目に値。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:ゴージャスで美しい描写。
  • 軸上色収差:ほぼゼロ。
  • 倍率色収差:ほぼゼロ。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:わずかな糸巻き型。
  • 周辺減光:とても控えめで目立たない。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:良好。
  • 光条:記載なし。
  • 総評:非常に高価だが内蔵テレコンバーターは強みとなり、間違いなく素晴らしい性能を備えている。
  • 価格:非常に高価。長期的に見ればプロユースで元は取れる。
  • 備考:Z 7に装着してテスト。

とのこと。
内蔵/外付けテレコン使用時のパフォーマンスについては言及していないものの、マスターレンズの光学性能はとても良好のようですね。とは言え、この価格帯のレンズであればテレコンバージョンレンズ装着時の性能も知っておきたいところ。レビューサイトによってテレコン装着時の評価がまちまちなので、作例やユーザー投稿の写真を実際に確かめておいたほうが良いでしょう。Flickrのグループページにユーザー投稿が増えてきているので、気になる人はチェックしておくと参考になるかもしれません。

ニコン NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S 最新情報まとめ

NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2022年11月25日 初値 1,970,100円
マウント Z 最短撮影距離 4.3m
フォーマット 35mm 最大撮影倍率 0.14倍
焦点距離 600mm フィルター径 46mm
レンズ構成 20群26枚 手ぶれ補正 搭載
開放絞り F4 テレコン 対応
最小絞り F32 コーティング N/M
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ165×437mm 防塵防滴 対応
重量 3260g AF VCM
その他 ×1.4内蔵テレコン

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