RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM は刺激的ではないが優れたレンズ

PCmagが「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」のレビューを公開。ハイアマチュアやプロを驚かせるようなレンズではないが、エントリーユーザーには小型軽量で優れた性能の広角ズームと評価。

PCmag：Canon RF-S 10-18mm F4.5-6.3 IS STM Review

紹介：RF-S18-45mmを補完する有用なレンズ。このシステムで唯一のAF超広角ズームレンズ。

外観：記載なし。

構造：プラスチック外装。

携帯性：沈胴構造でミラーレスらしい小型軽量デザイン。ズーム操作で少し長くなる。

操作性：Fnボタンやスイッチ類がない。ズームリングとコントロールリングのみ。MF時はコントロールリングが自動的にフォーカス操作に切り替わる。

AF：高速で正確、静かに動作する。

MF：応答性が良すぎて微調整が難しい。フォーカスブリージングは目立たない。

手ぶれ補正：ズーム全域で1/2秒の手持ち撮影が可能だった。1秒でも成功することがある。

解像性能：EOS R7との組み合わせで、ズーム全域で一貫したパフォーマンス。中央は絞り開放から良好。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：接写性能が高いので背景をぼかすことが可能。

軸上色収差：若干残っているが問題ではない。

倍率色収差：記載なし。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：未補正の場合は魚眼のような効果で広い画角。自動補正が有効。

周辺減光：自動補正される。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：絞り開放でもフレアやゴーストが発生しやすい。

光条：絞っても綺麗な光条とはならない。

作例集：リサイズのみ。

総評：刺激的ではないが優秀なレンズ。ハイアマチュアやプロを驚かせるようなレンズではないが、エントリーユーザーには小型軽量で優れた性能の広角ズーム。

競合について：記載なし。

備考：

とのこと。
2023年11月登場のキヤノンRFマウント用広角ズームレンズ。APS-C用の広角ズームレンズとしては小型軽量で低価格を実現しています。さらに沈胴構造で収納性が向上。いくらかコストカットのような部分が見られるものの、広角ズームレンズを使ってみたい人にとって手ごるに利用できる選択肢。

PCmagレビューでは、開放F値が大きく、歪曲収差が目立つとしつつも良好な光学性能を実現しているようです。また、広角ズームにおける歪曲収差はこのレンズ特有の問題ではありません。カメラ内では適切に処理され、プロファイルが利用可能な現像ソフトであれば問題なくRAWをJPEGに変換できるはず。ただし、補正できない現像ソフトでは手動での必要が必須となりそうです。

私もEOS R7と組み合わせるために購入。手ごろな価格で小型軽量ですが、思いのほか良好な光学性能で驚きました。フード別売り、防塵防滴非対応、RAWで巨大な歪曲収差など、指摘する欠点は多い。しかし、気軽に超広角を楽しみたい人にとって面白いレンズであると思います。

キヤノン RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM 最新情報まとめ

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