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RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMは手ごろな価格で良好な解像性能と色収差補正

Xitekが「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」のレビューを公開。小型軽量で手ごろな価格ながら、良好な解像性能と色収差の補正状態と評価。携帯性が良く、R10などと組み合わせてVlogに適しているとのこと。

Xitek:Vlog好伴侣 佳能RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM评测

  • 外観:49mmフィルターに対応。18-45mm STMとよく似ている。
  • 構造:レンズマウントはプラスチック製。
  • 携帯性:一眼レフ用よりも明らかに小型軽量。沈胴構造で18-45mm STMに近い。ズーム操作で内筒が伸び縮みするが大きな変化はない。Vlogに適している。
  • 操作性:フォーカスリングは今トローリングを兼用。操作性は良好。
  • AF:最短撮影距離が短い。STM駆動で高速かつ高精度。
  • MF:記載なし。
  • 手ぶれ補正:光学式を内蔵。0.6秒の撮影で安定して良好な結果が得られる。
  • 解像性能
    ・10mm:中央はF4.5から良好。周辺部は画質が低下するがF5.6まで絞ると向上する。F8で全体的にシャープ。
    ・18mm:10mmよりも全体的に良好。F8まで絞ると隅まで非常に良好。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:基本的に無視できる程度。
  • 倍率色収差:基本的に無視できる程度。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:カメラ側で補正をオフにできないが、RAWでは10mmで極端な樽型。
  • 周辺減光:10mmで目立つがF6.3まで絞ると大幅に改善する。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:10mm側が良好だが18mmで悪化する。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集
  • 総評:光学手振れ補正を搭載した広角ズームレンズとしては手ごろな価格だ。解像性能と色収差の補正状態も優れている。R50やR10と組み合わせて、安価で高品質なVlog撮影に適している。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

とのこと。
2023年11月登場のキヤノンRFマウント用広角ズームレンズ。APS-C用の広角ズームレンズとしては小型軽量で低価格を実現しています。沈胴構造で収納性が向上しているのもGood。いくらかコストカットのような部分が見られるものの、広角ズームレンズを使ってみたい人にとって手ごるに利用できる選択肢となりそうです。

Xitekのレビューでは、歪曲収差が目立つとしつつも良好な光学性能を実現している模様。歪曲収差はかなり大きく見えますが、他のRF広角レンズも同じような傾向が見られ、このレンズ特有の問題ではありません。カメラ内では適切に処理され、プロファイルが利用可能な現像ソフトであれば問題なくRAWをJPEGに変換できるはず。強い補正が周辺部の画質は低下するかもしれませんが、その他の収差が効果的に補正されているため、結果的に良好な結果が得られているように見えます。

私はEOS R7と組み合わせて使用中。
ざっと使ってみたところ、3000万画素のEOS R7でも良好な光学性能を発揮しているように見えます。歪曲収差の補正はカメラ側に丸投げのように見えますが、そのぶん解像性能はとても良好。もちろん補正時に四隅の画質が低下する可能性は注意が必要です。それでもAPS-C用の広角ズームとしては手ごろで、面白い選択肢になるのかなと。

キヤノン RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • フォーマット:APS-C
  • マウント:RF
  • 焦点距離:10-18mm
  • 絞り値:F4.5-6.3 ~ F32
  • 絞り羽根:7枚
  • レンズ構成:10群12枚
  • 最短撮影距離:AF時:0.14m (10mm~18mm時)、MF時:0.086m(10mm時)
  • 最大撮影倍率:AF時:0.23倍(18mm時) 、MF時:0.5倍(10mm時)
  • フィルター径:49mm
  • サイズ:約φ69mm×44.9mm(収納時)
  • 重量:約150g
  • 防塵防滴:-
  • AF:STM
  • 手ぶれ補正:搭載
  • その他機能:
    ・沈胴構造
    ・MF0.5倍マクロ

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