RF100-300mm F2.8 L IS USMは目を見張る価格だがキヤノン最高のズームレンズ

PhotographyBlogが「RF100-300mm F2.8 L IS USM」のレビューを公開。非常に高価で重いレンズですが、優れた性能でエクステンダー装着時も目に見える画質低下がほぼ無いと言及。

PhotographyBlog：Canon RF 100-300mm F2.8L IS USM Review

外観：とても良好な質感。Lシリーズらしい外観。三脚リングは取り外し不可。テレコン対応。

構造：防塵防滴。金属外装。三脚リングは90度ごとにクリックストップ。

携帯性：重量2,590g、全長32.3cm。インナーズームのため全長に変化はない。

操作性：ズーム、フォーカス、コントロールリングを搭載。ズームリングの操作中に独特の金属音が聞こえる。5つのスイッチとAFLボタンを搭載。

AF：非常に高速かつ静かで正確な動作。

MF：緩すぎず、硬すぎず。正確な微調整をするのに十分な操作性。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：
・100mm：中央はF2.8から良好。端は中央ほどではないがF4でピーク。
・135mm：中央はF2.8から良好。端は中央ほどではないがF4でピーク。
・200mm：中央はF2.8から良好。端は中央ほどではないがF4でピーク。
・300mm：中央はF2.8から良好。端は中央ほどではないがF4でピーク。

像面湾曲：

ボケ：素晴らしい描写。

軸上色収差：見つけるのが難しいほど良好な性能。

倍率色収差：見つけるのが難しいほど良好な性能。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：100mmで樽型、300mmで糸巻き型の歪曲が目に付く。

周辺減光：100mmでわずかな減光、300mmで影響は小さくなる。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：記載なし。

光条：記載なし。

作例集：

総評：ズーム全域、フレーム全域、絞り全域で本当にシャープ。手持ち撮影も可能だが、重量があるので長時間の使用は難しい。一脚を使うのが良い。AFは驚くほど高速。エクステンダー装着時も目に見える画質低下はほとんど無い。最大の障壁は目を見張るような価格設定。価格を正当化できるのであれば、間違いなくキヤノン最高のズームレンズ。

競合について：記載なし。

備考：

とのこと。
キヤノン初となる100-300mmで開放F値がF2.8固定の大口径ズームレンズ。300mm F2.8の一眼レフ用単焦点レンズと比べると大きく重いものの、重量は僅か250gの差に抑えられています。軽量化されたミラーレスカメラと組み合わせることで300mm F2.8の一眼レフシステムよりも軽量化されているのは魅力的。エクステンダーにも対応しているため、最大200-600mm F5.6としても利用することが出来ます。

PhotographyBlogによると、大きく重く、高価なレンズですが、優れた光学性能を実現している模様。エクステンダー装着時も目に見える画質低下はほとんどないと言及。残念ながらエクステンダー装着のテストショット・作例は掲載されていないため、このあたりは他のレビューを併せて確認する必要がありそう。

ただし、PhotographyBlogのサンプルギャラリーにはエクステンダー装着時の自由作例が掲載されているため、確認しておくと良いでしょう（F値がF5.6と記載されている写真が多い）。それらを確認する限りではx2 エクステンダー装着時でもかなり良好な結果を得られているように見えます。

キヤノン RF100-300mm F2.8 L IS USM 最新情報まとめ

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