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RF100mm F2.8 L MACRO IS USM は高価だが正当化できるだけの画質と機能

PCmagがキヤノン「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」のレビューを公開。1299ドルと高価なマクロレンズですが、これを正当化できるだけの画質を撮影機能を備えていると評価しています。

PCmag:Canon RF 100mm F2.8 L Macro IS USM Review

  • 外観:記載なし。
  • 構造:防塵防滴。
  • 携帯性:大きめでフロントヘビーだが、三脚リングに対応(別売り)。
  • 操作性:SAコントロールなど豊富な操作に対応。Fnボタンなし。
  • AF:近距離から遠景まで瞬間的に動作するがフォーカスリミッターで最適化可能。
  • MF:適度な抵抗感。応答性が良い。
  • マクロ:×1.4まで対応だが、フードは外したほうが良い。光量は3段低下。
  • 手ぶれ補正:単独で5段分と言われている。
  • 解像性能:ImatestでF2.8から4200本の優れた性能。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:わずかな影響。
  • 倍率色収差:全くない。
  • 球面収差:SAコントロールリングで調整可能。効果はF2.8で顕著で、F5.6-8では目立たなくなる。効果を適用した際はAFが迷いやすくなるが、官能的な描写を得たい場合は素晴らしい効果となる可能性がある。
  • 歪曲収差:目立たない。
  • 周辺減光:絞り開放で僅かに目立つ。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:記載なし。
  • 光条:F16以降で心地よい描写。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:AFレンズの中では高い撮影倍率を備え、興味深いSAコントロールリングを搭載した面白いレンズ。手振れ補正やビルドクオリティ、優れた光学性能を考慮すると、高価な値付けも正当化できる。カジュアルなマクロ写真であれば、他の選択肢も検討したほうが良い。
  • 競合について:AF対応の競合製品は無い。
  • 備考

とのこと。
AFレンズとしては珍しい×1.4の撮影倍率に対応し、球面収差をコントロールする機能を備えた面白いマクロレンズですね。特殊機能が目を引くものの、一般的な光学性能も非常に良好で、手ぶれ補正やオートフォーカスも非常に評価できるようです。EFレンズと比べると価格設定がかなり高くなった印象を受けますが、光学性能やビルドクオリティ、そして特殊機能を考慮すると妥当な値付けと言えるかもしれません。とは言え、もう少しシンプルで手ごろな価格のマクロレンズを期待していた人も多いはず。そのような場合は1:2まで対応しているRF85mm F2やRF35mm F1.8などを検討すべしとPCmagは言及しています。

私もEOS R5と組み合わせて使用し、レビューもしています。良好な光学性能はもちろんのこと、マクロ域でも良好なAF速度を実現してる点で高く評価しています。特に手持ちでマクロ撮影をしたい場合は面白い選択肢になるのかなと。SAコントロールは面白い機能ですが、使いこなすには慣れが必要。ボケ質のみならずピント面のシャープネスやコントラストに強く影響します。絞りや撮影距離によっても影響が変化するため、結果をイメージしながら撮るのが難しい。普通に使いたい場合は±1目盛り以上は使わない方が良いかなと。SAコントロールを「0」で固定して使わない人も多いと思います。

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