PhotographyBlogがキヤノンのRFマウント用交換レンズ「RF15-35mm F2.8L IS USM」のレビューを掲載しています。
- キヤノンRFマウント用の大口径広角ズームレンズだ。3枚の非球面レンズと2枚のUDレンズを含む12群16枚構成となっている。
- プロフェッショナル向けのレンズであり、価格は2299ドルと高価だ。
- 他の大三元ズームと同じく大きく重い。EOS RPと組み合わせて使ったが、おそらくEOS Rと組み合わせたほうがバランスが良いはずだ。
- 小型軽量なレンズでは無いが、とてもしっかりと作られたレンズと感じる。
- ズームリングには15mm・20mm・24mm・28mm・35mmの焦点距離を表示。マニュアルフォーカスリングとの区別は触れただけで判断可能だ。
- マニュアルフォーカスリングは固すぎず、緩すぎない。正確に操作できる程よい抵抗量だ。
- 超広角ズームとしては歪曲収差をとても良好に補正している。直線的な被写体を撮影すると僅かな樽型歪曲に気が付くかもしれないが目障りなものでは無い。
- 高価なレンズとしては期待通りの色収差補正だ。極端な高コントラスト領域で僅かに色ずれが発生するくらいである。
- 周辺減光は絞り開放で目に付く。実写ではそれほど目立たないが、フラットな背景の場合は注意する必要がある。F4~F5.6まで絞ると大きく改善する。
- ボケの評価には個人差があると思うが、滑らかで自然な描写となりとても魅力的だ。
- シャープネス:
・15mm:中央は絞り開放からとても良好だ。F4まで絞るとさらにシャープとなり、F11で僅かに低下し始める。F16-F22は回折の影響を受けるものの、全体的には良好な画質だ。四隅はF11~F22で最適となる。
・24mm:中央は絞り開放からとても良好だ。F4まで絞るとさらにシャープとなり、F8で僅かに低下し始める。F16-F22は回折の影響を受けるものの、全体的にはとても良好な画質だ。四隅はF5.6~F11で最適となる。
・35mm:開放から良好だが、F4まで絞ると顕著にシャープとなる。F5.6でさらに改善んし、F8-F11でほぼ同じ状態を維持する。F16-F22で少し低下するが、通常のプリントやウェブサイズなら良好だ。四隅はF8?F16で最適となる。シャープなレンズだが、これを活かすには2600万画素のEOS RP、おそらく3000万画素のEOS Rでも物足りない。さらにエルゴノミクスを考えるとEOS RPとのバランスは注意したほうが良い。長時間の手持ち撮影ならばエクステンショングリップを検討すべきだろう。
非常に高価で取っ付きにくいが、素晴らしい画質だ。予算が許すのであれば強くおススメできるレンズである。
とのこと。
PhotographyBlogのシャープネステスト環境は広角レンズに適しているとは言えませんが、実写サンプルを確認すると確かにシャープな描写であると分かります。ボケ描写は広角ズームとしては思っていたよりも綺麗に見えます。
非常に高価ですが、今のところ純正RFマウントに他の選択肢が無いので悩ましいところ。
RF15-35mm F2.8L IS USMの最新情報を集めるページはコチラ
関連レンズ
EFマウント
- EF16-35mmF4L IS USM
- EF16-35mm F2.8L III USM
- EF16-35mm F2.8L II USM
- EF17-40mm F4L USM
- 14-24mm F2.8 DG HSM
- SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2
- SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
- 17-35mm F/2.8-4 Di OSD
- AT-X 16-28 F2.8 PRO FX
- AT-X 17-35 F4 PRO FX
サイト案内情報
キヤノンレンズ関連記事
- キヤノン フルサイズミラーレス向け 14-35mm F2.8 を想定したような光学系の特許出願
- 2024年に登場が期待されているRFマウントレンズのまとめ
- キヤノンはRF24mm F1.4 LやRF35mm F1.4 L、RF50mm F1.4 Lを年内に発表する?【更新】
- RF10-20mm F4 L IS STM 超広角を重視するなら最高のキヤノンレンズ
- キヤノン RF50mm F1.8 STM が静かに供給不足
- キヤノン RF100-300mm F2.8 L IS USM は依然として半年程度の納期
- キヤノンがRF望遠レンズ5本のファームウェアアップデートを公開
- キヤノン EF85mm F1.8 USM 販売終了
- コシナ NOKTON 75mm F1.5 Aspherical RF-mount 4月26日 発売決定【更新】
- RF35mm F1.4 L USMは動画向けのフォーカスに関係した新機能を搭載する?
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。