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RF28-70mm F2.8 IS STMは小型軽量で低価格だが全体的にシャープ

Digital Camera Worldがキヤノン「RF28-70mm F2.8 IS STM」の初期レビューを公開。小型軽量でLシリーズの半値で手に入り、R6 IIで全体的にシャープとのこと。RAWにおける歪曲収差は目立つと言及していますが、プロファイルで解決する模様。

Digital Camera World:Canon RF 28-70mm f/2.8 IS STM review: an L-series lens on a budget

  • 外観
    ・残念ながらレンズフードは付属しない。35ドルと高い別売り品を購入する必要がある。
  • 構造
    ・防塵防滴。
    ・沈胴構造をフルサイズレンズで見ることになるとは驚きだが理にかなっている。
  • 携帯性
    ・ソーダ缶ほどの大きさで28-70mm F2.8を実現している。非常に軽量。
    ・レンズを格納した状態でRF24-105mm F4 Lより14%短く。、30%軽量。
    ・沈胴構造を解除すると内筒が1インチ伸びる。
    ・70mmまで伸ばすと、24-105mm Lの70mmの全長とほぼ同じ。
  • 操作性:専用コントロールリングは無いものの、スイッチでフォーカスリングを切り替えることが可能。沈胴構造のため、使用時は28mmまで内筒を伸ばす必要がある。
  • AF:STM駆動は非常に高速で静かに動作する。
  • 解像性能:R6 Mark IIとの組み合わせで全体的に感心する画質。F2.8から全体的にシャープだが、F5.6まで絞るとさらに改善する。
  • 歪曲収差:広角で樽型、望遠で糸巻き型の歪みが強い。
  • 周辺減光:絞り開放で若干の影響あり。F5.6で解消。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:Lシリーズの半値で手に入るF2.8ズームレンズ。
  • 競合について:最も近いのはRF24-105mm F4 L。24mmを利用でき、和局収差が小さく、シャープなLレンズ。

キヤノンとしては珍しい非LシリーズのF2.8ズームレンズ。広角28mm始まりで沈胴構造を採用しており、内筒を格納した全長が「RF24-105mm F4 L IS USM」よりも短いのが特徴。販売価格は安いと言えませんが、それでも「RF24-70mm F2.8 L IS USM」の半値に近い価格に抑えられています。手頃な価格でF2.8ズームを使ってみたい人にとって面白い選択肢となりそう。

Digital Camera Worldの初期レビューでは沈胴構造の不便さを感じつつも、小型軽量で低価格なデザインのレンズとして理にかなっているとしています。光学性能はR6 Mark IIと組み合わせる限りでは悪くなく、歪曲収差や周辺減光はレンズプロファイルで補正される模様。

サンプルを見る限りではボケもまずまず良好に見えますが、このあたりは他のサイトのサンプルも確認しておきたいところ。

キヤノン RF28-70mm F2.8 IS STM 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年9月27日
  • 予約開始日:2024年9月17日 10時
  • 希望小売価格:オープン
  • キヤノンオンラインショップ:188,100

レンズの仕様

  • フォーマット:フルサイズ
  • マウント:RF
  • 焦点距離:28-70mm
  • 絞り値:F2.8-F22
  • 絞り羽根:9枚 円形絞り
  • レンズ構成:12群15枚
  • 最短撮影距離:0.24m
  • 最大撮影倍率:0.24倍
  • フィルター径:67mm
  • サイズ:φ76.5×92.2mm
  • 重量:495g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:STM
  • 手ぶれ補正:対応
  • その他機能:
    ・AF/MF/コントロールスイッチ
    ・手振れ補正スイッチ

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